3月22日>中国8日目

成都 ⇒ 北京 ⇒ 工場見学 ⇒ 歓迎宴(北海公園)

成都の長い3日間が終り、今日は最後の日程「北京再訪」のため成都に別れを告げる。

朝食をホテルの2階レストランで7:00に終え、楽山から再び3時間の道のりを一路空港に向けて、7:45ホテルを出発。

 
成都までの帰りの風景を紹介します。
 
どの辺りであったか定かではないが、トイレ休憩した。
ここで「産児制限啓蒙運動」の面白い看板を発見。
傳さんと侯さんが走っていくのをみんなで「計画出産に行った」と、冷やかした。
なんでもない街道の風景
 
郊外から成都市内に入ると、ほぼ同じ場所辺りで、交通渋滞あり。
誰かが懐かしき「砂糖の木」(さとうきび)を買ってきた。
みんなで食べたが、我々の年代はみんな子供頃よく食べていたと劉君や楊さんに説明。
ただ、食べ方が中国人は汚い。
すなわち、食べかすを車内に、あるいは車外にペッペッペと吐き捨てる。
 
特に、任明国運転手はメチャクチャな食べ方だ!
そこで、私は新聞紙を床に広げ、そこに食べかすを捨てた。
すると、傳さんと侯さんがなにやら劉君に質問している。
劉君は「日本人はごみを安易に捨てない国民である」などと説明しているようだった。
 
我々のバスの前に、大型バスが停まっていた。その屋根の上、たくさんのアヒルが載っていた。
多分、市場かレストランに運ばれていくのであろう。ジョーンバエズの「ドナドナ」を思い出した。
 
行く時、楊さん以下全員がおおいに沸いた、レンガの壁をぶち抜いた民家の窓を見ながら、再び大歓声(^O^)
 
 

 
行く時もやったのであるが、帰りもまた楊さんと「数当てゲーム」をやって来た。
 
ゲームは二つ。
ひとつは「空港までのガソリンスタンドの数」、もうひとつは「空港までの到着時刻」である。
距離は約130Km
  スタンドの数 到着時刻
楊さん 20 → 15 → 22 11:30
28 → 13 → 20 11:00
 
スタンドの数が途中で変更されているのは、1時間くらいまではほとんどGSがなかったので、目標を修正したが、次の1時間でGSが増えてきたので、今度は逆に上方修正したもの。
もちろん、楊さんと協議の上で決定した。

しかし、最終的には30を大きく越えていたため、2人とも外れ。
到着時刻は途中、渋滞に巻き込まれ、30分以上ロスし、空港に着いたのは11:38であった。
楊さんはニヤピンであったが、景品なしとした。(^レ^;あしからず)

実は昨日ホテル到着時、むかし機械展示会の記念品としてもらった「ヘルスチェックシート」を上げたからマ、いいか(^O^)
ヘルスチェックシートとは額に当てたり、指を押し当てて体温を測り、健康状態をチェックするもの。

 

 
成都空港に到着。
 
時間に余裕があったので、写真を撮りながら空港前を散策
 
3日間お世話になった3人(楊さん、傳さん、侯さん)と涙の別れ。再会を誓ってさようならした。
 

 
昼食は空港内レストランで。15元であったが食べきれないほどのボリュームだった。
団長がジョニ黒をおごってくれた。おかげで旅の疲れがとれました。
 

搭乗手続きしてゲート待合室へ。

 

みんなおみやげいっぱい持って飛行機に乗り込みます。
かわいいスチュワーデスが出迎えてくれます。

 

機内は超満員。ほとんど中国人で、欧米人は見当たらない。
機内で軽食が出たが、昼食食べすぎたので、食べれず、持ち帰った。
航空会社からは搭乗記念として「ピンクのポシェット」をいただく。

 

工場見学

北京に到着後、即、工場見学した。
乳酸製品メーカーの北京市牛奶公司(従業員700人、北京市内に8つ工場持つ中国No1会社)
 
応接室で会社幹部と名刺交換。その後、見学用の衛生衣に着替える。
 
工場内は撮影OKでした。
 
見学後、質疑応答の機会があったので、私も2,3質問した。(回答者は工場長)

1、ほとんどの設備は外国製の最新鋭自動機であるが保全 技術はありますか? ⇒ 7名くらい

2、自動機にもかかわらず人手が多いのはなぜですか? ⇒ 回答なし

3、自動機の稼働率はどのくらいですか? ⇒ 83%(20時間稼動)

4、この工場で最も大切なものは何ですか? ⇒ 人材(当たり前。衛生という回答が欲しかった)

 

歓迎宴

歓迎宴は北京市牛奶公司の主催で北海公園内の西太后が好んで食べた宮廷料理を馳走になる。北海公園は故宮博物院裏側の景山公園からも見える。
北海公園は歴代王朝の御苑で広さが50万uもある。
 
北海公園に入る。
 
大きな湖の南側には島があり、この島の北側に宮廷料理で有名な「仿膳飯荘」がある。
湖畔をしばらく進む。
 
レストランの入口
 
ここでクーニャン6人による宮廷舞踊が演じられた。みんな夢中でビデオに納めた。
最後に私もちゃっかり記念写真(^O^)
 
レストランで全員記念写真
 
壁には4絶詩が掲げてある。これは中国独特の文化である。
 
テーブル中央部には野菜で作った鶏が大皿に載ってデーンと構えている。見事なものです。
歓迎の気持ちが高ければ高いほど、このような飾りも立派になっていくようです。

 
これでも食事代は一人2千円です。(約100元)
 

 
ホテル(西苑飯店)に帰って、だだっ広いロビーで一服。
ロビー中央部には特設ステージが設置され、ここで若いマエストロがバイオリンを奏でていた。
 

 
西苑飯店の室内
 
洗面所の200V電源にアダプターを取り付けビデオカメラの電池を充電する。

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