3月23日>中国9日目

北京滞在

北京理工大学 ⇒ 明の十三陵 ⇒ 万里の長城 ⇒ 歓迎宴(北京ダック)

7:30朝食>西苑飯店内のコーヒーショップ
中国に来て初めて洋食をバイキング方式で食べる。
国内人と我々外国人とは場所もメニューもまったく違う。

ここで箸をこっそりもらってきたm(_)m 材質は樹脂で長さ27cmである。
20年経ったいまも(2013年)我が家で使っている(^O^)

箸入れとともにご覧ください。

 
西洋人のために箸の使い方が英文で解説されている。
さすがインターナショナルホテルです。
 

 
9:00ホテル発。
3月15日訪中したとき泊まった「友誼賓館」隣の北京理工大学にて来年度の研修生候補者60名と面会。
 
中国国際人材交流協会秘書局日本部丁学泉部長の挨拶と、日中人材交流協会青木常務理事の挨拶。
 
青木常務理事と劉君は大学に残り、研修候補生と面接。
他はこのあと「明の十三陵」と「万里の長城」観光。
 
ガイドは日本研修経験者の「将紅紅」氏が担当(日本語少し話せる)
 

明の十三陵

第3代永楽帝から最後の皇帝崇禎まで13人の皇帝の墓所が天寿山南麓に散在する。

1421年、南京から北京に遷都した、明の3代皇帝世祖「永楽帝」が、この温楡川の流れる平野に4年の歳月をかけて自分の墓所を造り、「長陵」と名付けた。

以来、歴代皇帝もここから1〜2Kmほど離れた場所に自分の墓所を造営した。その後、墓所は次の順に造営された。献陵、景陵、裕陵、茂陵、泰陵、康陵、永陵、昭陵、定陵、慶陵、徳陵、思陵

これから見学するのは「定陵」であるが、13陵のうち唯一ここだけが発掘完了しており、観光客に公開している。「定陵」は14代皇帝「万暦帝」の墓所。
万暦帝は10歳で即位し22歳で自分の墓を造りはじめ、6年後に完工した。
地下宮殿は地表下27m、長さ87m、幅47mの大理石の巨大な墓室を持っている。

 
ここが定陵前の駐車場広場
みやげ物店がズラッと並んでいる。まずは、トイレで用足し。
入場料は11元(約230円)
 
入口の城門
 
十三陵に入ります。
 
定陵内部は幾重にも階段があり、下へ奥へと伸びている。
造営状況の規模を示す掲示板が壁にかかっている。
 
ものすごい人で、川の流れのように人が動いている。
2005年愛知万博の「マンモス」展示館のように一列に並んで、立ち止まらず、ゆっくり進みます。

外に出て、何かみやげでも、と、探す。ここではずいぶん気に入ったものがたくさんありました。

 
1、端渓の硯>板状の硯で2枚が裏表になっているもの>2750元
  1元21円として58,000円 ⇒ これを日本円で40,000円
 
2、凧揚げの凧2個>鳩(50元)とトンボ(60元)

どちらも揚げるのは難しそうですが、飾りにしてもいいか(^O^)と、買いました。

 
3、健康球(音の出るもの)>手のひらに載せて2個の玉をクルクル回す。
  国営の店で2組買う>まけてくれない>37元、30元
  一般の店で1組買う>10元安い>20元

 

 
明の十三陵内のレストランで昼食後、万里の長城に向け出発。
 
切り立つ山々を見ながら山道(舗装道路)をひた走る。前方に目的地が見えてきた。
道の両側にはたくさんのみやげ物店があり、駐車場から長城入口まで歩く観光客でいっぱいです。
我々は、日中人材交流の貢献者であり、破格の待遇を受け、長城入口まで横付けでした。

 

14:10万里の長城に到着

 

 万里の長城(八達嶺)

万里の長城は人類が建造した最大の建造物で、宇宙(人口衛星)からもはっきりと確認できる。
長城の目的は北方騎馬民族の南下を防ぐためである。

万里の長城は紀元前221年、秦の始皇帝が天下統一後、30万の兵士と延べ数百万の農民を中国全土から動員し、日干しレンガを作り、歴代王朝が築いてきた堡塁を連結補強して今日の形にした。
しかし、絶対権力を握った始皇帝のあまりにも強引な労働力と資金の調達は、
国民に塗炭の苦しみを味わせることになり、後々の項羽や劉邦等の蜂起へとつながった。

秦の始皇帝が造った長城を明代に修築したのが「八達嶺」。
城壁の高さ約10m、基部の幅6.3m、城壁の上部幅5.8mある。
この上を兵士が10人隊列通行でき、馬なら6頭が並んで走れる。

八達嶺には1991年8月ロープウエーが完成しており、800mを約10分で山頂に行ける。

入場券売り場は何列もあり、我々外国人は別料金所がある。
中国人の振りをして黙って、券を買おうとしても、向こうからしゃべりかけてくるのでばれてしまう。
入場料は15元(約300円)

 
約40分くらいの時間頂上の上を走り回った。
見てください!芋を洗うが如しです。さてさて団員はどこにいるでしょうか?
 
 
みんなは途中の2楼塔で引き返したが、私は4楼塔まで足を伸ばす。約10分かかった。
ここは「北3楼」
 
向うに見える塔が4楼塔のようです。西洋人もかなりいます。どこまで行ってもひとひとひとです。
 
4楼塔が目前に迫ってきました。ものすごく急な階段です。
 
着きました。お疲れ様(^O^)息が切れます。なぜか海抜が消されています。
中国は大きな国ですから、自分の位置がどうなっているのかよく分からないのでしょう(^レ^;
 
4楼塔から四方を展望します。絶景かな絶景かな(^O^)
 
ふと真下を見ると、らくだがいる。
観光用だと思われるが、ここまで連れてくるのが大変そう(^O^)
 

長城はまだまだ先まで続く。が、ここで私は折り返す。

 
急な階段を下りる。相変わらずすごい人である。
 
 
15:45八達嶺出発。一路北京市内へ。
途中、ネズミ捕りに引っ掛かる。(レーザー測定で約10Kmオーバー)
免許証取り上げられ、チケットで運転。ここで約40分ロスせり。
   
また、北京市内の渋滞に巻き込まれ、歓迎宴の予定時間18:00に間に合わず。
さらに、運転手はレストランの場所も間違えたため、最終的にレストランに着いたのは19:00頃であった。
 

歓迎宴

レストランは「北京ダック」料理店、名前は「北京全聚徳烤鴨店」
この店は北京ダックでは最も有名だそうだ。
 
歓迎宴は東海銀行の主催であるが、宴の前に資料が配布され、中国の経済動向についてのレクチャーがあった。料理人が包丁で、皮を剥ぐように、肉を薄く削っていく。稀少部位があるらしく、これを別の皿に盛り付ける。
食べ方は、この肉を小麦粉を薄く延ばして焼いたパンのようなものに包み、野菜や味噌のような調味料とともに食べる。

 
有名な北京ダックではあったが、油身のギラギラした肉は食感がドロッとして、あまり美味いという感じではなかった。

次ぎに進む>1993年3月24日(水)

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