しかし、8月の田んぼでは昔から人間とスズメとの虚々実々の戦いが繰り広げられてきました。穂が出て色づく前の軟らかい米をねらって一足先に馳走に預かろうとするスズメ、と成果を横取りされないよう、収穫を確保するために田んぼを守る人間との文字どおりの知恵比べです。人間の策は「案山子」に代表されるようにもっぱら擬人作戦でしたが、スズメもさる者人間を嘲笑うかのごとく案山子の頭で一休みとすぐ見破られてしまいました。それではと、爆薬を破裂させる大音響の脅し作戦が加わりました。これが、いわゆる「スズメ脅し」です。 |
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「スズメ脅し」はいたずらスズメに若穂を食べられないよう守るためのもので、火薬を使った爆竹です。穂の出始め時期に農家は一日に何回かたんぼに出かけ、火薬に火をつけ爆発させたものです。米の出来始め、穂の中身は軟らかい液状のためスズメはこの液をチュウチュウと吸ってしまうそうです。すずめに吸われた穂は中身のないままモミガラのようになっていきます。
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そこで、今をウォッチしました。 スズメ対策も様々に進化??。 脅し型はなくなりなしたが複合型、完璧型で効果を維持しようと必死です。 |
その一:完璧型>田んぼ全体をネット張り。>比較的小さい田んぼ |
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ネット張り | ネットに擬人、擬鳥をプラスした念のいれよう! |
その二:複合型>擬人、擬鳥作戦(人の頭、からす)>ヘタな鉄砲も数打ちゃ当たる?? |
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買い物袋 | からす? |
ギンギラギン | リボン |
かかし |
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その三:むかしながらの型>効果のほどはいまいちか?? | ||
かかしがポツポツ | 田んぼのまわりにカラス?? | |