知多四国八十八ヶ所めぐり

2006年7月15日(土)第9回巡拝>第55番〜第64番+番外

第64番
曹洞宗 世昌山 宝全寺

(常滑市本町2丁目248番地)

御本尊 十一面観世音菩薩

宝積む全き寺の鐘の声 寂滅為楽と響く入相

帰り道は起伏の少ない、海岸線の旧国道247にする。

この先に64番札所「宝全寺」があるので立ち寄っていく。

再び、T字路交差点「奥条4」方向に向かい、ここを通り過ぎしばらく進むと電柱に宝全寺の看板あり。

ここを右折する。

 

なにやら雰囲気の違う景色が広がってきた。64番札所宝全寺は橋の向こうに見える。

あわてることはない、折角だからこの辺りで一服したい。さすがやきものの町です。窯元がたくさんあるようです。
橋の手前には作品が展示されており、販売所の案内もある。

 

この辺りは「とこなめ中央商店街」という。
レンガ作りのからくり時計のある広場を中心として、入り組んだ小路には洒落た商店が並び、
カッパやタヌキ、その他のオブジェがあちこちに配置されており、楽しませてくれた。

川沿いには古い屋並が並ぶ。常滑名物朱色の陶管が使われている。
橋は「であいばし」。欄干には陶板がデザインされていて、かっこいい。向こうに常滑港がある。

   
本堂にお参りすると、中で祭壇の準備中であった。
正面に穏やかな顔をしたおばあさんの写真が掛かっている。とにかく、寺内はバタバタしている。
 
納経印をいただくとき、住職が詫びながら「我が家のお庫裡さんがなくなったので今から葬式です」という。
「それはたいへんですね。享年はおいくつですか?」とお聞きする。「91歳」とのこと。
大往生のようでしたから、お祝いして失礼しました。息子さんらしき若者が「暑いから無理をしないように」と、見送ってくれました。
  
   
ここから休みなしで自宅まで帰る。約30分であった。途中、自転車に乗った野球装束の大勢の中学生とすれ違った。
この暑さでの野球の試合は中学生では酷なものがある。ただ、みんな大声で話しながら楽しそうに走っていた。

次は第65番「相持院」です。

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