(知多郡南知多町大字日間賀島小戸地59)
晩秋の候、朝晩の冷え込みを日一日と感じる頃となりました。 |
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今日の巡拝先、第37番札所「大光院」は日間賀島にあり、第38番札所「正法禅寺」と第39番札所「医徳院」は篠島にあります。 |
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自宅から自転車で河和港へ |
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河和発9時15分の船に乗るためには、朝早く自宅を出発しなければならない。 |
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車庫から半分突出た車のリアガラスにびっしり露が降りている。 冷え込んでいるのです。 いざという時のために、ウインドブレーカーと雨合羽をリュックに納める。 |
国道247号を河和に向かって進む。 冷たい風が手に当たり、かじかむほどつめたい 途中「時志観音」辺りで休憩。朝日にきらきら輝やく海面はとてもきれいでした。 |
8時15分河和港着。交通量も少なく、思いのほか早くついてしまった(^O^)
船は9時15分発ですから、余裕過ぎるくらい待ち時間がある。 河和港総合観光センター裏には南国情緒豊かな蘇鉄の木がたくさん見られる。 |
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ここに新美南吉ゆかりの詩が石碑に刻まれている。 |
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さらに船乗り場の方に廻ると、真っ赤な石に詩が刻んであった(作者?) |
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まだまだ十分すぎるほど時間はある。突堤を見るとチラホラと釣り人がいる。 潮はいっぱいのようであるから、引き潮に入っている模様だ!何が釣れるのか見学しよう! |
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突堤に三脚をセットして、記念写真。朝日がまぶしいです(^O^) その前では、この辺りでは有名な「加藤化学のトラック」がたくさん並んでいる。船とトラックをホースで接続して、積荷を積み込んでいる。 |
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テトラポットの上で釣っているのは、黒鯛ですが、コツンとも当たりがないという。 名古屋から来たおじさんは、ちっとも当たりがないので、場所をアチコチ変えているが、それでも同じでした。 しばらく見ていたが、小さな河豚にえさをとられているようでした。今日は多分、ダメでしょう(^レ^; |
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そろそろ9時になります。 切符を買わなければいけません。 切符売り嬢に知多四国巡りの通し切符はありますか?と質問したら、周遊券がありますという。2280円でした。 早速、写真に納めました。 |
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船着場の前に乗客用の待合場がある。ここに、日間賀島と篠島の観光案内板がある。 |
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乗るのはこの船です。名前は「イーグル2号」。定員98名です。 |
出発のとき、面白いことがありました。この船には車掌ならぬ船掌がいます。 彼は船出の前に、乗客の安全を確認し、出入り口を閉め、ホイッスルを吹きました。 笛の音色は電車の車掌が拭くのと同じです。船も電車も発車信号は同じでした(^O^) |
私は最後部に乗りました。前よりも後ろのほうが、外がよく見えます。船内はこんな感じです。 |
突堤の先でカップルが釣りをしている。 |
高速船は徐々にエンジン音が高くなっていく。 |
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もうすぐ日間賀島です。逆光のかなたに島影が現れた。 |
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船の速度が速くなるにつれて、波の形が少しずつ変化してきた。 薩摩焼酎のコマーシャル「白波」と同じパターンが私の眼前に広がっている。 アニメーション画像でお楽しみください(*^_^*) |
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前方に日間賀島が見えてきました。所要時間は約20分です。 | 日間賀島の東港です。突堤では既に大勢の釣り人がいます。 |
船を下りると、早速、日間賀島名物のタコがねじりハチマキで歓迎してくれました。 |
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日間賀島には数年前まで、毎年「さわやかジョギング大会」に参加していましたので、港の雰囲気は良く解っています。 しかし、知多四国にはほとんど関心がなかったので、札所がどこにあるかさっぱり解りません。 うろうろしていると、河和港にあったものと同じ、大きな観光案内看板が目に付いた。 37番札所「大光院」はすぐ近くでした。この看板の裏側辺りです。 |
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海岸線を50mくらい歩くと、入口らしき階段がある。先客が登り始めている。 |
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本堂の大屋根には朱色で大光院と書かれている。 |
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大師堂のひさし下を写真に納める。色あせた木銘板が風雪を物語る。 |
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納経印をいただき、境内を見回すと、大師堂横に細い路がある。 通り抜けると立派な石門がありました。 多分、ここが昔の正門です。 |
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港の方向に向かって歩き始めてすぐ、またお寺がある。なんと!「鯖大師」でした!さすが魚港の町です。 |
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人がやっとすれ違うことの出来る狭い路を海岸に向かって進む。路沿いには小さな土産物店が古い陳列棚を壊していた。やはり、改修するのでしょう。 急な坂を下ると、港の前にあった「歓迎だこ」の裏に出た。 実は今日、ここで日間賀島名物「干タコ」を買うつもりです。そして、正月に家族がやってきたら、見せてやるのです。(食べさせはしません(@_@) 港正面のお土産専門店に行って適当なものを探したが、どれも小さいものばかりで、しかも値段が高い。(2,000円から2,500円) |
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辺りを見回すと、小さな雑貨屋の物干し竿に、大形の干ダコがひとつぶら下がっていた。観光客らしい夫婦が、「面白い面白い」といいながら、熱心にその干ダコをスケッチしていた。 物干し竿にはたくさんの干ダコがぶら下がっていたらしく、洗濯ハンガーが風でブラブラ揺れていた。 私は残った1匹を分けてもらおうと店に入り、「いくらですか?」と尋ねた。 私は吊るしてあった干ダコを手にとって、2,000円を渡した。 タコをレジ袋に入れるとき、足を広げていた竹の支えが邪魔になるので、それを取ろうとしたがうまく行かない。 河和港で自転車に乗せるとき、ちょっと苦労したが、形が崩れることなく、無事に持ち帰ることが出来た。これです!かなりのものでしょう! 正月、みんなの(^O^)顔が目に浮かびます。 時刻は10時ちょっと前になりました。 |
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昨日の中日新聞にも紹介記事がトップ面に出ていました。 | |
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干ダコを買った店の子供に「西港まで30分くらいで行けるかな?」と聞くと「海岸線ではちょっと無理、この坂道を行けば30分かからないよ」という。 そこで、坊やの推奨する近道を行くことにした。 しばらく進むと見覚えのある景色が目に入ってきた。「見覚え」というのは先にも言いましたが、この路は「さわやかジョギング大会」のコースでした。 この先にはスタート地点の学校があるはずです。途中、松林の隙間から輝く海が見えました。 |
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学校を過ぎて、曲がりくねった路を道なりに進む。 |
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路の真ん中に影がふたつ見えた。猫である。私が近づいても逃げようとしない。 |
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もうすぐ西港です。土産物店の前に大きな干ダコが吊るしてあった。これはほとんど芸術作品です。見とれて、売り物かどうか尋ねませんでした(^レ^; | |
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民家の2階ベランダにも干ダコがぶら下がっていました。 |
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西港に着いたのは10時15分頃。 私の足では、東港からここまで約20分でした。 出航時刻まで、まだ20分ほどある。 ブラブラと船着場辺りを散策する。 おばさんが荷車を曳いて近づいてきた。 私が「お金が昼食分しか残っていない」と断ると、「900円にするから買ってくれ!」という。 夕食で食べたがとてもうまかった。 |
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港の護岸堤防沿いに天日干しカゴがたくさん並んでいる。カゴの中には開いたイカが入っている。 |
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西港はこんな感じです。 堤防には釣り人がたくさんいます。が、しなっている竿を見かけません。 やはり、今日は釣れないのです。 絶好のお天気ですから、魚たちは運動会でもやっているのでしょうか(^O^) |
港の前の商店街、ホテル街です。 |
船がやってきた。篠島まで約10分の船旅です。 | |