ゴールデンウィークでのんびりしていた、2007年5月2日の朝、 何気なく外を眺めていると、2羽のスズメが庭木の枝に止まったままじっとしている。しばらく見ていたが、動きが尋常ではない。なんだろう??

さらに眺めていたら、また1羽飛んできた。そして、2羽に近づき、口移しで餌を与えている。
これが何回か続きました。
そうです。時は5月、巣立ちしたもののまだ飛べない子供に親が餌を運んでいるのです。

そこで、わtch動物の第 6弾は かわいいスズメの巣立ち風景です。
題して、
飛べ!わが子よです。

   
8時50分>2羽のすずめが寄り添っている。
網戸越しで見難いですが、真ん中辺りにおります。
親鳥が来なければ、大きさが比較できないので子供とは分からなかった。羽根の大きさも明らかに小さい。これではまだまだ遠くまでは飛んでいけない。
   

8時57分>親鳥がやってきた。大きく口を開け、「ごはんごはん」とピーピー鳴いている。

   

9時(右写真)>親鳥は獲物を求めて飛び立つ。
子供は再びピーピーなきわめく。

   
9時10分前後>親(写真左下)がやってきた。子は右下
またやってきた。 またまたやってきた。
   

 9時15分前後>2羽は昨日降った雨で濡れた羽をしきりに羽ばたいたり、ついばんで乾かしている。

     
9時17分>親鳥は枝の上から、子供に「飛ぼう飛ぼう」と誘っている。
が、なかなか踏ん切りがつかない。
 
9時18分>片親だけでは無理と感じ、両親がやってきて、左方向を向き「飛ぶぞう!飛べ!」と叫ぶ。子供達はといえば、右方向を向いてそ知らぬ素振り。まだまだ、飛びそうにありません。
 
9時20分>左方向が気に入らないのなら、右方向はどうか?と勧める。
 
9時24分>今度はさすがに子供は親の方を向いているが、飛び立つ気配はない。
 
9時45分ころ>親は繰り返し繰り返し子供に寄り添って、巣立ちをうながす。
 
あまり進展が無いので、写真を撮るのを一時中断。

10時20分過ぎ、1羽がいなくなった。やっと巣立ったか(^O^)

 
10時21分〜26分>残った1羽
   
10時27分>親が心配してやってきた。が、まだそっぽ向いたまま(^レ^;
   
10時30分>依然として飛び立つ気配なし。 10時40分頃>親はしきりに促すが、
恐いのか丸くなったまま動かない。
   

11時>とうとう親もあきらめて行ってしまった。が、電線の上でしきりに呼びかけている。
すると、突然飛び立った!急いでその方向にカメラを向けて、夢中でシャッターを切る。
確か、前の畑の方向へ飛んでいったと思うが、見失う。

   
どこに行ったか表に出て、探そうとしたら、ロープにとまっていた。
私が近づいたので、驚いて飛び立ち、元に戻ってしまった。
   

11時15分>飛び立っていったもう1羽が戻ってきて、別の木にとまった。

     

11時18分>親もやってきて、「どう?うまく飛べるようになった?」か、
どうか分からないが、いろいろ尋ねているようです。

     

親は上方から繰り返し、飛ぶようにうながす。最早、餌は持ってこない。
欲しければここまで飛びなさいとうながしているようでした。

   

一瞬の間に飛び立った。2羽とも西のほうに飛んでいった。

     

観察初めて約2時間、やっと飛び立った。 親はここまでが役割であろう。巣立った後は、多分、
親子の縁は切れている。巣立った子は今後、厳しい生存競争にさらされる。無事を祈るばかりである。

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