大連・広州 2008
広州の労働節

5月3日〜5月6日

今年、最初の中国訪問は爽やかな5月と決めていた。
この計画は、昨年国慶節に一緒に行った、中学校の同級生も希望していた。
ただ、自治区の役員を終えたとはいえ、今年は「公民館の建て替え」という、自治区100年の大事業を控えている。

ちょうど私が自治区の長であった2006年1月、日本中を揺るがすこととなった「姉歯建築士による耐震偽装設計」が発覚した。区民から「公民館の耐震性は?」と問われ、大いに困りました。
公民館の耐震強度が不足している事は、既に一部役員には明らかな事実であった。
いつ発生しても不思議ではない巨大地震(南海・東南海複合地震)に対し、公民館のような公共施設が対応できていないということは極めて重大である。

とにかく安心安全な公民館にしなければならない。
補強策、改築策検討しつつ、9月に区民総意の公民館造りをスタートさせた。
2007年は設計と資金計画、今年2008年は竣工の運びとなる。
実務は後継区長と建設委員会が担当しており、私としてはほとんどやることがない。

そこで、中国訪問を春まつりが終り、現公民館解体の時期と考えたのでした。
幸いにも今年の祭りはいつになく盛況で、かつ無事に終えることができたので、心おきなく旅行を楽しむことが出来た。

日程は4月28日(月)から5月6日(火)までの1週間。
(労働節は5月1日)

今年は王さんが赴任した広州の工場に訪問する。

この事は昨年、大連で王さんと約束したことであった。広州工場には操業した2005年に訪問したが、全員が立ち上げに必死であった。多忙ななか、迷惑を掛けてしまった。

あれから3年経過した。工場の操業は好調のようであるが、中国最大の成長を誇る「広州」、世界の工場「広州」は世界中からの需要に答えるべく超多忙な毎日が続いている。

特にモータリゼーションの台頭で自動車産業は国営企業、欧米系合弁企業、日系合弁企業の三つ巴の戦いが展開される。

特に今年2008年は中国乗用車工業にとって歴史的な年でもある。すなわち、中国初の自動車会社「中国第一汽車集団公司」(長春)が初の国産乗用車「東風71」を試作開発したのが、ちょうど50年前の1958年だからである。

王さんも連日、お客さんと新しいプロジェクトを検討している。流暢な日本語と優れた専門知識を有する王さんは特に日系企業の信頼が高い。

王さんは昨年運転免許証を取得した。
今まで営業車は専用運転手を雇っていた。
今後は営業マンが直接、業務用車に乗って営業活動する。

マイカーはまだ持っていないが、1500ccクラスの小型車が日本円で50〜60万円で買える時代となった。ほぼ年間所得だ!
もうすぐ買えるであろう。

ただ、13億人中国が化石燃料機関をこの調子で使い続ける。と、思っただけでゾッとするのも事実だ!

今回、大連・広州で体験した車の渋滞は昨年以上に深刻だ!1年1年、あらゆる事柄が私達の想像を超えた事象へと変る。
隣国の発展を手放しで喜んでいる場合ではないか(^レ^;

大連の楊さんは昨年フィアンセの劉君と結婚し、彼の会社がある北国「黒龍江省ハルビン」へ行ってしまった。

今回、逢えないかとあきらめていたが、念のためメールしたら、会えると言う。実はオメデタで3ヶ月検診のため大連に来ても良いという。(旦那の劉君は仕事の関係で来れない)

今回は当初、大連2、3日→広州2,3日→大連2,3日を考えていた。 チケットを従来通りネットの「アルキカタドットコム」で調達しようとしたが、乗り継ぎチケットは扱っていない。

そこで、名古屋ー大連往復チケットを買い、その途中で大連ー広州を往復しようとした。広州往復チケットは大連の友人に頼んで現地で購入する。大連からの返事は次の通りであった。

「ノーマルチケット>大連⇔広州往復4,400元(約7万円)
事前予約チケット>往復約2,600元(4.2万円)>GW価格
(ゴールデンウィークチケットは通常でも高めであるが、更には早めに動かないと安いものがなくなる)
CZ(中国南方航空)にて名古屋発着での中国へのチケットを手配すると会社では現地についてからの国内便は、半額になるサービスと聞いている。現地についてから、現地で購入する場合はこのサービスが無い為に、ディスカウントチケットを現地で探さなければならない」

これをふまえ、チケットは会社が利用している業者に依頼した。工程は大連ー広州往復を止め、名古屋ー広州ー大連ー名古屋とした。すなわち、行きは広州、帰りは大連経由である。
これで、チケットの予約完了。
残された問題は広州ー大連の国内線割引券待ちである。
この日程を広州に連絡したら、重大情報が入った。

「4月15日〜30日は広州交易会があって、広州市内のホテルは軒並み高額になります>通常300元が1400元になる

これは一大事である。広州には3日宿泊するだけであるが、5倍も宿泊費を費消するわけにはいかない。
5月1日以降は元に戻るということなので、工程を広州ー大連、逆に出来ないかチケット会社にお願いする。可能だった(^O^)

出発前約1ヶ月の3月17日見積り依頼、3月30日工程逆転依頼、4月10日からの広州ー名古屋直行便の就航などなど紆余曲折の結果、幸運にも恵まれて、無事チケットを確保できた。

しかも全区間ディスカウントチケットを確保してくれた。
(ただし、国際線の燃料追加代金が正式に値上がりして、見積より3000円弱上がった)

このような、きめ細かいサービスはネットでは困難であろう。
フェースtoフェースの営業が必要な理由がここにある。
チケットは4月22日、佐川急便で送られてきた。
が、何かおかしい?今までと違う?
ネットで注文したときは、料金前納で、チケットは出発当日、空港で引き換えていた(いつも心配していた)
ところが、今回はそれがない。
慌てて、チケット会社に電話で確認した。
今では全ての航空会社がお客の工程を電算登録し、パスポートを見せるだけで、搭乗手続き可能だという。
既にこのシステムは世界の趨勢で、中国は遅れていたようだ。

チケットの代りになる航空会社発行の「Eチケット」という書類が1枚、請求書と一緒に送られてきた。
内容確認して、翌日23日に2人分振り込んだ。

今回も全工程を信頼できる中国南方航空にした。

〔航空運賃〕>全工程ディスカウント航空券
1、航空券>名古屋/大連、広州/名古屋    71,000円
2、航空券>大連/広州 片道            18,000円
3、空港税>
  中部空港2,500円、現地空港1,990円    4,490円
4、燃料付加費                     15,210円
                          合計 108,700円

旅程を以下のように決定し、楊さんと王さんおよび大連駐在員
に連絡し、具体的な面会予定をメールで打合せした。

旅程

4月28日(月) 中部空港発12:15(中国南方航空:CZ620)
          大連着13:45(現地時間)
5月03日(土) 大連発11:45(中国南方航空:CZ6261)
          広州着15:10
5月06日(火) 広州発15:05(中国南方航空:CZ379)
          中部空港着21:10(上海浦東空港経由)
          (上海着17:05、上海発18:25)

5月6日帰国の上海乗り継ぎについては事前にチケット会社から以下のような案内があった。

※広州空港で預けたスーツケースは、中部空港までスルーで行きます。中国の出国審査は、上海浦東空港で行います。上海浦東空港で南方航空の係員が待機していますので安心です。

しかし、直前に新聞・テレビで、上海空港の荷物と出国審査トラブル報道があり、大いに心配した。実際は空港係員の懸命な誘導にも係らず、搭乗口の変更やあちこち歩かされたりと、不安がいっぱいであった。

旅程概要

日程・天候 行程
4月28(月) @ 中国南方航空CZ620<中部空港12:15発>大連空港13:45着(現地時間)
A ホテルチェックイン>香洲花園酒店(五つ星)
(奥林匹克広場東側、長春路沿い)
   TEL
:0411−88856688。部屋ツイン1泊529元(8200円)@4100
B 徒歩>中山公園から駐在員との食事会場所「昌隆」(火鍋)へ
4月29AM

4月29PM

@ 午前中>旅順口「龍王塘」へ花見(桜見物)(昔の仕事仲間と偶然逢う)
A 昼食>
ホテル「渤海明珠」の30F展望レストランで自助餐(バイキング)
B 散策>マイカル、港湾広場「古玩城」、冨麗華ホテル裏「大連工芸品交易市場」、中山広場
C 夕食>焼肉店「籠屋八兵衛」(優豪斯店)(ホテル近くの珠江路沿い)
4月30(水) 終日>開発区<昔の仕事仲間と旧交を温める(会社2社見学)
5月1日(木) @ 市内散策>人民広場、森ビル裏日本式スナック街、勝利広場(ホタテの貝柱物色)、天津街、
   中山広場、鉄路文化宮、肯徳基、家楽福(ショッピング)、市電で大連駅へ、ホタテ貝柱購入
A 夕食>メル友王安隆さん夫婦および友人と四川料理
「巴国布衣」へ
B その後兼ねてよりの懸案事項であった夜の部へ4人で出かける。
C 足マッサージ
5月2日(金) @ 午前>駐在員マンションから発展する西安路副都心の写真撮影
A 午後>星海広場、貝殻博物館
B 夕食>駐在員、王さん、楊さんと大連最後の晩餐
5月3日(土) @ 11:45大連発(中国南方航空CZ6261)、広州着15:10(王さんと一緒)
A ホテルチェックイン>大華酒店(四つ星)英文:MajesticHotel(天河路625号天娯広場東塔)
    部屋(30F)ツイン1泊388元(5990円)@2995円
B 夕食>広州料理店「同甘同味」
5月4日(日) @ 広州香江野生動物園
A 夕食>広州面料理「老面館 九毛九」
B 高級烏龍茶「鉄観音」買う。
5月5日AM

5月5日PM

@ 広州市内観光>中山記念堂、千年古道「北京路」、雑貨商店街「芸景園玩具文具精品城」(一徳路)
A 夕食>
珠江沿いの「鴻星芸都海鮮酒家」
B 21:00から遊覧船で珠江遊覧(約1時間半)
5月6日(火) @ 広州工場見学
A 午後>王さんの運転で広州白雲空港へ
B 
15:15広州白雲空港発(中国南方航空CZ379)、17:25上海浦東空港寄航、
   18:25上海浦東空港発、22:15中部空港着(予定より約1時間遅れた)
 

2008年5月3日(土)>大連から広州へ@

大連も今日も曇り空。黄砂か?空が黄色い。 広州も曇天で思ったより暑くない。
助かった(^O^)

今日は大連発11:45の中国南方航空CZ6261便で広州へ(広州着15:10)
王さんと一緒であるから心強い。

8時起床。大連最後の朝食食べる>腹具合はだいぶ良くなったので、少し食べる。

9時チェックアウト。529元x5日=2645元x15.434円=40,823円
(@20,411円、1日@4,082円)

タクシーで空港へ。

10時15分>大連空港の搭乗手続き(王さんはまだ会社でお仕事中)

搭乗手続きのとき、出口君のスーツケースを開けるよう要求あり。
原因はヘヤースプレイ2本。1本は不燃性であったが、1本が可燃性で火気厳禁の注意書きあり。
係員がライターでスプレーから出るガスに着火した。ものすごい火柱がでる。
しかし、ヘヤースプレイということが解り2本とも許可された。
(当然ではあるが機内持ち込みはダメ)

10時50分頃、王さんが来た。搭乗手続き後、税関へ。
ここで私の機内持ち込みビジネスバッグを開けるよう要求あり。
ウエストバッグの中に、1日天津街で買ったライター6個検出。没収の危機!
荷物として預けるよう王さんにお願いする。無事通関できた。太好了!

機内食も半分残す。飲み物も酒類は頼まず、お茶とした。だいぶ良くなっている。

15:15頃、予定通り広州白雲空港着(気温29度)曇り空で思ったより涼しい。

 
空港は第2のターミナルビル建設中だ。これで上海に匹敵する巨大な空港となる。
 
ブレザー着ていても違和感なし。
しかし、出口君は長い空港内通路での歩きで汗ビショビショ。
着替えを持っていないので着替えもできない。今後は着替えを用意すると良い。

空港バスで市内へ@17元(王さん支払い)
バス車内荷物掛けは使用できないよう、パイプ材が溶接され、封鎖してある。
置き引き対策であろう。なにせ物騒な国である。

空港内でもちょっとわき見したところを狙われることもある。
盗っ人は我々をズット観察しており、スキをうかがっている。

 
空港バスからの広州市内風景
さすが南国!暑さ対策は生活の智恵か!
建物の屋根にはいっぱい緑が見られる。中には大きな樹まで植えてある。
 
有料道路の料金所>三元里<ETCも設置されている。
 
広東テレビ局
 
屋上や横断歩道を見ると、鼻毛のように木々や蔦類が生繁っている。
 
市内でタクシーに乗り換え20元(王さん) 

ホテル着>大華酒店(四つ星)英文:MajesticHotel(気高い荘厳なホテル)
 
表に小さな噴水がある。前の大通りは「天河路」 周囲はこんな感じ。
 
チェックイン>部屋は30F<ツイン1泊388元(5,990円)@2995円

 
王さんはアパートに帰り、18:00夕食に出かけることを約束。我々は着替えて休憩。

部屋はこんな感じ。大きさは大連の五つ星ホテルと同じだ!
 
30階からの眺め>北国大連と比較し、さすが南国です。街並みが青々としている。
 
しかし、目を上に向けるとすさまじい高層ビルに驚嘆!
向こうに見える山は白雲山国立公園

テレビを付けると、労働節特集番組をやっている。
中国の国民的歌手雲南省出身の
「宋祖英」(song4zu3ying1)さんが透きとおる声で歌っていました。
踊り子たちが舞台と宙で、ところ狭しと舞います。
日本では考えられないスケールの大きさです。
 
別のチャンネルではオリンピック聖火リレーの実況中継です。
ちょうど、澳門(マカオ)の大橋を渡るところでした。
聖火を60番から61番にリレー
 
澳門の聖火リレー工程図

ホテル内にあるレストラン「同甘同味」で夕食>腹具合が悪いので、 あまり食べられないのが残念である。今日はすべて王さんにお任せコースです(^O^)
私の体調をおもんばかって、刺激的な料理は避けてくれたようです。
 
<注文した料理>と<感想>
@花胶响螺鶏炖翅(hua1 jiao1 xiang3 luo2 ji1 dun4 chi4)>スープ<68元
意味>
jiao>膠:粘り気のあるもの、xiang>響、dun>とろ火で煮つめる。Chi>フカヒレ

このスープ料理は広州名物である。鶏一匹をダシにして、とろ火で煮つめたもの。
あまりうまいものではない。というか、北国大連に比べ、なにか薄味なのである。
南国は暑さ対策のため、料理が辛いと思っていたが、そうでもない。
胃腸を壊している私のために、王さんはあえて薄味料理を選んだのかもしれない。

A?香辣子鶏(?xiang la zi ji)>唐辛子いっぱいの骨付鶏肉(私の大好物)<36元

B毛?年糕(mao2nian2 gao1)>ケガニを唐辛子と餅素材で炒めたもの<88元
意味>年糕は正月の餅、?は虫偏に介の字(辞書なし)

この料理も広州名物。値段は最も高い。
しかし、手足の殻が固くてバリバリかまないと身が取れない。
というか、身は探さないと見つからないほど少ない。
面倒くさいので、殻を噛み砕いて身と一緒に食べる。
胃腸の弱っている私にはちょっと食べれない。

教訓>名物にうまいものなし

C通菜(tong1 cai4)>野菜炒め<28元

D焼汁目魚花茄子(shao1zhi1mu4yu2hua1qie2zi)>魚の形に焼き揚げた茄子<48元
魚のウロコを模した細工が見事である。

E南翔小籠包(nan2xiang2xiao3long2bao1)>せいろ(籠)で蒸して作った小さい肉まん
<11.3元>あっという間に食べてしまって写真なし。

F珠江純生>地ビール<@12x3本=36元

G粒粒香観音王>烏龍茶<@15x3人=45元
広州はどんな店でも必ずお茶を注文しなければならない。
ビールだけというのは認められないのである。お茶どころ広州ならではの習慣です。
湯は要求すればいくらでも追加でき、茶葉も追加(有料)できる。

その他5元、サービス料36.5元。注>サービスの果物1皿あり。

合計401.8元(王さんのおごり)。ごちそうさまでした(^O^)
@100元は大連で日本料理食べるのと同じ金額だ!高い!

 
料理の紹介
左>D茄子、中>@鶏スープ(鶏の下に見える薄茶色がスープ)、右>C通菜 左>Bケガニ、右上真っ赤>A辣子鶏、右端>スープ@の鶏がら食べ残し
 
奥>G烏龍茶、手前>サービスの果物、右端>@スープの鍋
 
レストランでのお茶の出し方はどこでも、大体このような要領です。
湯は際限なく追加してくれます。茶葉の追加も出来ます。

 

トイレで洒落た額を見つけた。

 
 
 

まだ、寝る時間ではない。そこで、暑さもそこそこなので、付近を散歩。

街の八百屋でドリアンを売っていた。
南国広州では至るところで山積みのドリアンを売っている。
王さんは最近この果物にヤミツキだという。
私は大連で臭い思いをしているので、2度と食べたくない(^レ^;

近くのスナックへ行ったがお休み>名前は「夜行列車」 <日本人対象の店のようだ。

お腹は依然張っている。秩父君にもらったキャベジン服用。
夜中3回トイレ。しかし、確実に良くなっている。

2008年5月4日(日)>広州A

今日も曇り空。30°以上を覚悟していたが、意外と涼しい。
今日は野生動物園に出かけるので、雨のないことを願うばかりである。

ホテルの 朝食なし>大連は朝食付であったが、ここはなし。
(大連より1泊140元も安いので当然か)
私は腹具合が悪いので気にならないが、出口君には申し訳ないことだった。

王さんが9:00約束だが20分ほど送れてくる。
昨日の夕食時間も遅れてきた。仕事でも同じなら論外だ!と、厳しく注意。

*遅くとも、約束時間の10分前に来ること*

 

朝食をホテルの2階のレストランで食べる。 私はまだ胃腸が本調子でないので控えた。

動物園は広州市の中心街に隣接しており、とても便利だ!
ホテルから歩いても2.5Kmくらいであるが、王さんはタクシーではなく、最近出来た地下鉄に乗った。
駅(崗頂)は目の前にあった。駅舎も設備も古ぼけた名古屋の地下鉄より、ピカピカで綺麗だ!

ただ、乗車券をすべてコインで買える人はほとんどいない。
そこで、紙幣を使うが、通常、みんなが持っている低額紙幣(1元、5元、10元)はヨレヨレだ!
そのため、自動販売機の紙幣口に入らない。王さんも何度かトライしたが、ダメだった。
私達にコインがないか聞いてきた。

中国人のお金の扱い方は極めてぞんざいだ。お金を払うほうも、お釣を払うほうも放り投げるからだ!
特にスーパーマーケットや露店でもらうお釣はほとんどクシャクシャだ。
時には破れているものもある。
レジで中国人客がお釣をもらうとき、紙幣を調べている光景をよく見る。最初は何をしているのかわからなかったが、自分が破れた紙幣を掴まされて意味が解った(^レ^;

 

出口ルートは立体地図で分かり易い。

   

乗車券は直径3cmのコイン式であった。小さいので失くすことが心配である。

改札入り口ではこのコインをセンサーにかざし、手に持って通る。
出口ではコインを機械に挿入し、手ぶらで通る。
乗客もシステム不慣れのためか、入り口で通れない。駅員が付きっ切りで対応していた。

車両は最新式で名古屋の地下鉄より新しい設計だ!ドイツの「シーメンス」のプレートが貼ってあった。 地図では3,4区先の駅であったが、動物園前はまだ開通していない。
動物園からかなり離れた駅(?)で降りる。駅前には動物園行きの無料送迎バスが待っている。

ここは「長隆旅遊度暇区」という巨大な観光施設である。(大連の金石灘と同じ)
バスは5つの会場(動物園、遊園地、サーカス、水族館、温水プール)を無料で巡回するので、客は好きなところで 降りて楽しむ。
(事業者は「長隆集団」という広州最大のエンターテイメント事業者である)

 

11時>駐車場は十分確保されている。観光バスの団体も来ているようだ。

 
動物園の正式名称>広州香江野生動物世界(国家級5A観光地)
 
入場券売り場 動物園のパンフレット>これを開くと6倍の大きさになる
(裏面は動物園詳細図)
 
入場料は大人150元だが、65歳以上は半額らしい。王さんが身分証明(パスポート)を提示するよう要請。
 が、私は不携帯。出口君はカラーコピーしたものを携帯していた。これを出したら、2人とも75元になった。
 半額規定は外国人にも適用されるのだ(^O^)

15年前日中人材交流協会の招待で2週間ほど北京、西安、成都を観光したときは、 万里の長城ほかすべての 入場料が2本立てで、外国人には10倍くらいの設定であった。 中国も国際化したものである。

 
地図を見ながらまず「歩行遊覧区」へ。
第一の見所は中華国宝「大熊猫」da-xiong2mao1(ジャイアントパンダ)です。
そして、第二は「白虎」です。

さあー出発!少し陽が射してきた。暑くなりそうだ!

 
白熊君も獏君も暑くてグッタリ
 
しばらくして、案内板あり。白虎山に向う。
 

   
ここは「猩猩競技場」(西遊記劇場)だ!
透明アクリル製の囲いの真下には、通電線が設置されている。
   

   
   
黄金手長猿
黒手長猿

オランウータン(黄猩猩huang2xing1xing1) 木陰で暑さしのぎ
 
マントヒヒ家族

ここでとても面白い光景を見た。
マントヒヒはグロテスクな真っ赤なお尻をしているが、 この中で、ボスらしき大猴がこれまた真っ赤なチンコをモロ出しでこちらを向いていた。 大人も子供も老人も若者もみんなこの一点を凝視している。

これだ!!

発情期なのであろうか?突然この猴がメス猿の背後に回ったと思うと、交尾を始めた。
再び全員がこの光景を呆然と眺める。親も子供も、恋人同士も!
みんなこの光景を、必死に撮っていました(^O^)

意外と小さい(^レ^;細い(^レ^;自信持った(^レ^;
 
 
さて、興奮さめやらぬ我々は「猿猴王国」をグルッと回って、いよいよ「白虎山」に向う。
正面に虎がいます。解りますか?白いので見分けが付きにくい。

 
向こうの岩場(人口です)にも1匹いる。大きい!
 
向こうからもやってくる。 ウンチが至る所に転がっている(^レ^;

 
ここには白獅(ホワイトライオン)もいるが、
特製ベッドでお休み中だった。
オーストラリア園のコアラレストランでオランウータンの
子供が椅子に腰掛けて遊んでいた。
王さんは「可愛い!」と言ってしばらく見物。

   
その隣にアジア象園がある。 左側の小象2頭はとてもお茶目だ! 象たちの向こうに見える赤い建物が「大象競技場」(演技場)
 
この辺りの全体的景観>熱帯地方独特の蔦類が自然に生えている。

現在12時30分頃。13時から「白虎ショー」が始まる時間だ!そこで、白虎演技場へ出かける。
お客さんがドンドン増えて、大きな観覧席がほぼ一杯になった。ざっと勘定して600人くらい。
 

ショーが始まる。まずは白獅の演技。

あとはウインドウズの「フォトストーリー」でご覧ください。

ファイル種類>Windows Media オーディオ/ビデオ(.wmv)
長さ>40秒
ビットレート>116Kbps
大きさ>461X346
サイズ>590KB

ショーは約30分だった。
たくさんのライオンや虎と檻の中でショーを演出する調教師はとても恐いだろうと思っていたが、 ショーの途中で何匹かの虎がオシッコやウンチを漏らすところを見るとき、 本当に恐かったのは虎たちだったのではと、同情してしまった。

それが、これだー!

オシッコを檻の外に噴水のように飛ばした虎がいた。距離は5mくらいあった
突然のことで、観覧席にいたお客さんは逃げようがなく、頭から被ってしまった。
そのにおいは強烈で、とても臭かった。
お客さんの体臭を消すにはとても良い香水かもしれない(^レ^;

13時30分だが私はあまりお腹が空いていない。
王さんと出口君はさぞやとは思う。が、2人とも何も言わない。

そこで、次ぎのコース中華国宝区「大熊猫」へ向う。

 

立派なワンルームマンションだ(^O^)パンダもお昼ご飯のようです。主食の笹を食べている。

 

こちら側でも1頭、お食事中。部屋の隅になにやら黒い塊が見える。
ウンチだ!笹と同じ緑色している。

ここは隣の部屋。

午後2時近くになった。さすがにお腹が空いてきた。が、レストランはない。
先ほどのコアラ食堂へ。すると、ここで椰子の実のジュースを売っていた。@10元、2個買う。

 

小柄な伯父さんが汗をかきながら、斧で椰子の皮を削ぎ、小さな穴を開ける。

 

 

ここにストローを差し込んで飲む。 が、出口君は一口して「まずい!」といい、飲むのをやめた。
私は、お腹が悪かったので、天然ジュースで回復を願った。王さんもチューチュー飲んでいた。

ピザがとても美味しそうな写真だったので注文したが、現物は写真とは大違いで全く具がない。
がっかり! これでよく中国人は苦情を言わないと感心する。
日本人は我慢するが、中国人は絶対文句言うというのが私の体験だ。

おかげさまで、 少し元気が出てきた。
ほかの2人はさぞやお腹が空いているであろうm(_)m

 

フラミンゴの池で記念写真

鬱蒼とした「青龍山」を下って、車に乗って遊覧する「乗車遊覧区」へ進む。

 
汽車のように4両編成の車で、放し飼いの動物たちの間をグルット1周する。 遊覧車は右に左にグルグル蛇行する。

 

らくだだ!

おっと失礼!

 

この乗車遊覧区は一般の車(マイカー)も入ることが出来る。

17:00ホテル帰宅。少し休憩。

夕食>老面館「九毛九」<ここで広州の麺料理を食べる。
場所は入口写真から建物「山泉公館」「中怡酒店」の3Fということは解るがどの辺りかは不明だった。
帰国後、王さんにメールで教えてもらった。ホテルからは少し遠い。が、歩いていける距離でもある。
それよりなにより、王さんから送ってもらった地図が日本語だったのには驚いた!
 

それが、これだー!!

ホテルは右下の地下鉄駅「崗頂」辺りだ。

麺は2種類>うどん(きしめん風)と「そば」)。 うどんはそれそれ、刀でスライスするあれです(^O^)
 

面白いのはつゆがいろいろ選べる。
3種類注文>海鮮風、ピリカラ風、スパゲッチソース風
どれもとても美味しい。これは日本人好みの味だ!

 

もちろんここでもまず注文するのは「お茶」です。 私達はまずは「ビール」ですが(^レ^;

王さんが精算したが、いくらだったか不明?ご馳走様でしたm(_)m

動物園で歩いた成果があった。空腹感が出て、やっと料理が美味しく感じられるようになってきた。
太好了!(^O^) でも、王さんと出口君はとても空腹だったと思う。すみませんでしたm(_)m

日本へのお土産として高級茶が欲しい。そこで、「天福名茶」へ
 
老面館「九毛九」を出て、少し歩くと「天福名茶」があった。この店はどこにでもある。

広東省の烏龍茶である「鉄観音」を探す。
奥から妙齢?の女性店員が来て、早速お茶を入れてくれる。

あれこれ飲むうち、鉄観音を所望。500g1000元を所望し飲む。
さらにもっと美味しいお茶はないかと尋ねる。
出してきた!500g2000元だ!これを飲ましてもらう。だが、同じようなものだ(^レ^;

500g1000元を100g4個注文(1個200元、約3000円)
出口君は1000元を100g1個(200元)と2000元を100g1個(400元)注文。

全部で6個買うので負けろといったが、妙齢の店員は首を横に振り、「このお茶はとても美味しいものです「と言って断った。

事前にネットで烏龍茶の値段は調べて行った。
この価格は日本の烏龍茶専門店(広州産、台湾産いろいろ扱っている)とほぼ同じだ!
ネットの通信販売でもほぼ同様だ。

中国で買う烏龍茶と日本で買う烏龍茶に違いがあるかどうかは解らない。
味のほどはわからないが、中国で日本と同じ値段で売れれば、よほど儲かることになる

要は「天福名茶」が信頼できるかどうかにかかっているわけであるが、 「天福名茶」は老舗のお茶屋さんである。 いままでお客さんの信頼を裏切るようなことが無かったから営々と存続しているとも言えるのである。たくさんお茶を馳走になった(ただ、湯飲みがぐい飲みより小さいオチョコだが(^レ^;

くだらない話もいっぱいしたし、ここで買わないと日本人の品格を問われそうだ(^O^)
日本で買うものと味が同じであったとしても、中国で買ってきたという重みで、十分土産としての価値はあるものと、無理矢理、勝手に判断して買いました。

<後日談>
昨年10月(国慶節)以降、中国産食品で決定的な違いが、今年1月の「毒入り餃子」事件である。従って、中国からのお土産で特に食べるものは、基本的に拒否反応がある。それは我が家でも出口君の家でも同じだ。しかし、この烏龍茶は差し上げた全員が絶賛してくれました。

出口君も昨年買ってきた土産はボロカスでしたが、今年は烏龍茶で奥さんの信頼を回復できたそうです。少しずつ中国通になっていきます(^O^)

一口メモ

<鉄観音茶とは>

鉄観音茶は烏龍茶のなかでは中程度に醗酵させた「半醗酵茶」に分類され、何回もの手もみと乾燥を繰り返し、十分熟成させたもの。鉄観音茶は脂肪を分解する成分を多く含んでおり、油の多い料理に合う。

<鉄観音の由来>

「安渓松林頭に住む魏飲という信仰深い人が毎朝、奉山寺の観音様にお茶を供えていたところ、ある日寺の裏山に光り輝く茶樹を発見。それを栽培して飲んでみると、非常に香りの高い優れたお茶であったため、観音様の恵みのお茶としてこの名がつけられた」とか、「鉄観音の茶葉は厚みがあってどっしりと重く、色も黒みがかった緑色で黒光りしている様を鉄に例えた」とかいろいろな説がある。

<産地>引用:Wikipedia

中国広東省東部の潮州市潮安県で製茶されている「石古坪」や鳳凰山周辺で生産される「鳳凰単叢」が、現在の烏龍茶の祖であると推測されている。
(参考「茶の民族誌」松下智著・
1998年)

実際の生産量では中国福建省がトップで、台湾がこれに続く。中国福建省北部にある武夷山市の武夷岩茶が烏龍茶の代表的銘茶として知られているが、日本においては、福建省中部の安渓県で作られる「鉄観音」が有名。

世話になった王鴻雁に1個プレゼント。 ほか3個の内、ひとつはシャドーボックスアートのお礼として中越先生に、 ほか2個は日頃お世話になっている人に。

昨日、行ったがお休みだったスナック「夜行列車」は今日もお休みだった。

明日は仕事始めであるが、王さんは営業マンを私達のために遣わしてくれ、 広州市内の名所旧跡を案内してくれる予定です。今日はいっぱい歩いて疲れた、明日のために早く寝よう!

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2008年5月5日(月)午前>広州B−1

昨夜は激しい雷雨であったが、朝は止んでいる。 今日も曇り空。昨日同様、涼しい。
今日は会社の営業マンが終日、広州市内を案内してくれる。
今日から仕事だと言うのに、感謝の言葉もない。 今日も同じく、朝食なし。

9:00案内者(営業マン)がホテルに到着。彼は会社の近くのアパートに住んでいる。
名前は「馮趙強」feng2zhao4qiang3>fengは冫(にすい)偏に馬と書く
故郷は広州から200Km離れた河源市(地図で調べたが??)

 
今日の一日観光コース
@中山記念堂」A千年古道(北京路)→B珠江河畔散歩→C一徳路(2元ショップ)→珠江遊覧船
 

ホテル(地図右端)からの道筋

 

東風東路→中国共産党広州委員会(右手)→東風中路→人民政府前→吉祥路→越秀山体育場地下駐車場に駐車。駐車場から歩いて、北門から記念堂に入る。

道標の向こう側一区画が中山記念堂

 

中山記念堂

中国革命の父と言われる「孫文」(1866〜1925)の偉業を記念する。

 
<孫文紹介>
広東省生まれ。少年時代ハワイで過ごす。
1905年民族、民権、民主の三民主義を唱え、東京で中国革命同盟会結成。
6年後の1911年、辛亥革命となって実を結び、中華民国が誕生し臨時大総統に就任。

その後、国民党を改変し、共産党と合作して国民革命の先頭に立ったが、志ならず。
北京で「革命未だならず」の言葉を残して病死。
その生涯は革命と敗北の連続であった。

 

北門

入場券(入場料10元)

 

記念堂見取図(パンフレットから)
<観覧ルート>入場北門(上)→直進(下へ)→孫文像→退場西門(左)→記念堂周囲を一周

中山記念堂の紹介(引用:パンフレット)

広州中山記念堂は中国民主革命の先駆け者孫文(1866−1925年、号は中山)を記念するため、広州市民や華僑の寄付金で彼が務めた総統府が置かれていた場所に建てられたものです。中国有名な建築士呂彦直(lu3yan4zhi2)のデザインで、1929年着工し、1931年竣工して、敷地面積は6.2ヘクタールです。

中山記念堂は広州のシンボルマークの一つで、中国伝統建築と西方建築の特徴をうまくとりまとめたものです。八角形の宮殿式の建物は敷地面積が1.2万平方米で、高さが52mで、スチールフレームと鉄筋コンクリートが使われています。
軒が重なる中国の伝統的な宮殿式の屋根は前後左右という四つの方面に引っ張り、紺青の瑠璃瓦四枚も重なるルーフは空に飛ぶように見えます。縦横71mもあるホールには、柱は一本もない構造になっています。

中山記念堂は中国の重点保護文化財の一つです。

 

観光、会議と芸の舞台として功能されている中山記念堂はISO9001/14001にも認証され、国家AAAAクラスの観光地にも評されています。

 

記念堂裏

 
管理事務所も全体の景観と調和している。
 
パンフレットにも載っている古木「木綿王」mu4mian2(キワタ、パンヤ)(ふとんなどに詰める)
 
 
前に紹介した記念銘板には、この記念堂の鳥瞰図が消えかかってよく解らなかった 。しかし、2つ目は明確だった。
 

ISO9001(品質方針)とISO14001(環境方針)を示す。

 

記念堂に入ります。中はわずかな明かりだけですから、一瞬闇になる。しばらくすると目が慣れてくる。
 
天井ドームと舞台 客席

暗いので写真写りが悪い。そこで、パンフレットから引用する。
柱が1本もない、巨大な八角堂。

舞台の中央部に碑がある>孫文の遺言
 
舞台手前に英語と日本語で遺言の訳文がある。
和訳紹介(一部読み取れない文字は○記号とした)

余の力を国民革命にいたすことおよそ四十年、その目的は中国の自由平等を求めることにあり。四十年の経験を積んで、この目的に到達せんと欲するには、必ず○らく民衆を喚起し、世界の平等をもって○に対する民族と連合して共同奮闘できることを知る。

現在、革命には未だ成功せず。すべてわが同志よ、○らく余の○○○ところの建国方略、建国大綱、三民主義及び第一次全国代表大会宣言によって継続努力し、目的を貫徹すべし。最近主張せる国民会議の開会、○に平等条約の廃除は特に短期間内にその実現を促すべし。ここに○○嘱す。

 

 

 
記念堂内の土産物売り場に若い画家が実演していた。
指の関節辺りに濃淡2種の墨を使い分けて、山水画を描いている。
面白そうなので2人は1枚ずつ買った。100元だったが交渉して80元に。
大きさは14cmx21cmでこれを17cmx25cmの台紙に貼っている。
 
私の買った絵>落款印以外はすべて指で描く。見事なものです。
 
他にも瓶の中に絵を描く女性もいた。
 
 
敷地約250m四方のほぼ中心に「孫文」(号:中山)の立像が立っている。
   
写真を撮っていると、近くにいた可愛い記念写真屋さんが「一枚どうですか?」と近づいてきた。
一枚20元という。折角だから3人並んで撮ってもらう。約10分で完成。
 
いつの間にか出口君一人の写真を撮ったらしく、持ってきた。彼は心優しい。買ってやった。

西門方向から記念堂を見る。周りの近代的ビルと対照的である。

孫文史跡陳列館(西門手前にある)

これが入口正面に展示されている祈念堂の構造模型

 


 

西門を出て、左方向にグルット(連新路→東風路)回ると、孫文像の正面南門。

 
馮君は中山記念堂見学が初めてのようで、盛んに写真を撮っていた。日本製のデジカメを持っていた。

時刻は午後1時ころだ!さすがに腹が減った。
馮君もこの辺りは不案内のようで、アチコチ歩いたが、レストランが見当たらない。

とりあえず、駐車場へ向う。途中、食材としての蛇や鳥を売っている店あり。
いずこにもゲテモノ食いはいるものだ!特に南方には多いそうです。 これだー!

    

ひとつずつ詳しく見ていこう(^O^)
   
まず、手前の蛇2種類>食べ方まで書いてある。値段は結構高い。 次ぎは上の段の鳥だ!カスミ網かなんかで採ってきた野鳥のようだ!
   

レストランは駐車場のビルの2階にあった。

 
食欲もようやく出てきたので、後から2品追加で注文した。
最初は客でいっぱいだったが、最後は我々だけになった。
レストランに入る時刻も遅かった(13:30頃)のでしょうがないか(^レ^;

レストラン内の不要な電燈が、少しずつ消されて、暗くなっていく。
挙句の果てには店員の全体ミーティングを我々のすぐ目の前で始めた。

追加で注文した料理がなかなか出てこない。
店員に尋ねても「もう少し待って!」と言うばかり。
やっと出てきたが、ほかの客は誰もいない。
そそくさと追加した2品を食べて帰る。料金は結構高い、206元。

ここで珍しい食べ物を食べる(写真参照)
大きさ1cmくらいの白い実(名前は店員に寄れば「茨実」)私の持っている中国語辞典には「茨」(いばら)の文字が載っていないので読めない。
でも、この白い実がいばらの実とは?いったいどんないばら?

 

他に美味しかったのは白身の魚料理「木魚絲焼○○」。「木魚」という魚はいったいどんな魚なのか?

 
5月5日午前の部おわり。

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2008年5月5日(月)午後>広州B−2

昼食が終ったのは2時ころ。次のコース「千年古道」へと進む。
解放北路→中山五路→教育路→西湖路→北京路→千年古道

今日の一日観光コース
@中山記念堂」 → A千年古道(北京路) → B珠江河畔散歩  → 
C一徳路(2元ショップ) → 珠江遊覧船

北京路近く>この奥に駐車場がある。

 

グルット周囲を見渡す。

 
ここが北京路 180度向きを変えると、この先が千年古道である
 

<千年古道>

2002年7月北京路の歩道工事中、大量の砂や岩石が発掘され、ここが古城跡であることが判明。
そこでここを青空博物館とした。

地層は高さ約1m間隔で、宋元代(1127年〜1368年)、明代(1368〜1644)、清代(1661から1911)の3世代の路面が表示されている。

 
青空博物館はここから向こう側へ約200mくらい。
正面の水槽のように見える部分の下に3代の地層がある。
 
右側の石を拡大
 
表面は分厚いガラス?アクリル?で保護されている。

   
説明板
 
 
さすが中国!商魂たくましい!コカコーラのマークがうるさいほどに目に付く。
広告料収入はいかほどなのであろうか?コカコーラにとってみれば大した金額ではない?
とにかく、中国政府もコカコーラも節度がない。猛省を促したい!
   

遺跡の再現模型。ハレーションして見えないのが残念である。コーラの広告収入でハレーションしないケースに替えて欲しいものだ!

   

ここが古道の終点。
今日から仕事のはずだが、こんなに大勢の人がたむろしている。
不思議な国です(^レ^;

北京路の終点?
左側の建物の2階あたりの広告に女性の下着写真がある。
中国ではこのような巨大な広告写真はごく普通である。

次のリポートでは、このような広告を特集しよう(^O^)

一服しよう!ということで、喫茶店を探したが見つからない。
北京路から歩いて珠江方向に進み、海珠広場の角にマクドナルドがあったので、ここで休憩。

 

ロータリーの一画に花壇があり、ここに巨大な石像が立っている。足元には、「1949年10月14日広州解放記念」と刻まれている。

 
   
1949年10月は「中華人民共和国」誕生の年である。
1911年孫文による「辛亥革命」から始まった「中国革命」は、途中20年近くにもわたる日本との戦争を挟んで、ほぼ半世紀の後、結実した。
 
北京路から珠江に向い、河沿いを散歩。 河畔にこのような記念碑があった。
「天字碼頭」tian1zi4ma3tou>天下一の埠頭(船着場)
   
今晩王さんの招待で乗る予定になっている「遊覧船」の一つ。 河沿いを戻り、広州最大のアクセサリーショッピング街「一徳路」へ。
入口はA〜Fまで6ヶ所で、アーケード式の売り場が延々と続く。一部2階もある。
  注)写真中央部に記載されているURLはアクセス不可
 
欲しいものは掛け軸のオモリと提灯の房である。
が、2元ショップのアクセサリーばかりでみあたらない。
2元ショップ用の雑貨なら大連でも大概売っているので、なにもここで買うことは無い。

色黒(インド人か?)、色白(ロシア人か?)様々な人種のバイヤーが大きな買い物袋をもって歩いている。

途中で馮君に両替したいとお願い。
大手都市銀行(中国銀行、工商銀行、交通銀行、建設銀行など)でないと外貨の兌換はできない。
近くに中国銀行があった。
レートは0.06476元/円で5万円両替し、3238元。(15.442円/元)

一徳路の雑貨商城「芸景園玩具文具精品城」では「掛け軸のオモリ房」がなかった。
そこで、観光客用のお土産を売っているデパート「広百百貨」へ行く。が、やはり求める物はなかった。

しかしこのデパートで珍しいものを発見>燕窩yan4wo1(アナツバメの巣)で中国料理で珍味の1つ。
外観は蜂蜜みたいなドロっとした薄茶色の液体である。

そのままでは食べにくいのか16%は砂糖とかほかの固形含有物が含まれている。
飲み方は湯や水でうすめるか、またはそのまま飲むと説明されている。
50gガラス小瓶6個入りで118元(1822円)。2箱12個買った(236元)

帰国してそのまま小さじで飲んだが、しばらくして体が熱くなってきた。
バイアグラ的効果もありそう(^O^)

ただ、フタがねじ込み式ではなく、バンド式(オイル缶と同じ)のため、開け閉めが面倒だ!
保存期間は24ヶ月(2年)であるが、開けたら、要冷蔵である。

夕食をどこで食べるか、王さんと携帯で打合せ。
河畔のオープンレストランに決定。歩いて出かける。
途中、小公園に巨大な「この木なんの木」があった。
が、1本ではなく、3本が寄り集まっていた。

珠江沿いのレストラン「鴻星芸都海鮮酒家」は超満員。
王さんから私達にお土産いただく。中越先生の分もある。
直径21cm、厚さ8cmの大形の入れ物に入っている。
中味はチマキです。中国は端午の節句も旧暦ですから、今が旬なのです。
 

このようなまとまったお土産をもらったのは初めてです。
感激で思わず胸が詰まりました。

 

お土産は有り難いのですが、予定外でした。困りました(^レ^;
何故かというと、スーツケースに入るかどうか心配なのです。
まだ若干の余裕があると思い、今日アナツバメの巣を買ってしまいました。
しかもこの大きな箱をふたつもです。とても心配です(^レ^;
 

駐在員の高野君もやってきた。久しぶりの再会をともに喜ぶ。

 
広州では食事に必ずお茶を注文します。今夜は王鴻雁が「西黄茶」を頼んだ。
我々はまずはビールで乾杯(^O^) 4人で300元(王さん支払い)ごちそうさまでした。
 

遊覧船からレストランを撮った写真。ボケているが正面建物の1階です。
ここは、舗道に沿ってオープンカフェがある。

21:00>いよいよ夜の珠江を遊覧船で回ります。 船は「海豚hai3tun2一号」>ゆっくり遊覧して22:30ころまで

 
こんな船です。年甲斐もなく興奮しまして、ぶれてしまった。対不起!
そろそろ、手ぶれOKのデジカメかな(^レ^;クッソー
おっと失礼!これは隣の船でした。改めて、しっかり撮りました。
 

私達の船は「安利」ではなく、「海豚」でした。
「海豚」とはいかにもグロテスクな名前ですが、海の哺乳動物という意味です。
そこで、クイズ。「海の豚」とはいったいどんな動物でしょうか??
答えは本リポートの最後にあります。

 
これが海豚です。
王さんは一番高価な屋上を予約してくれたのでした(^O^) さあー乗船です。
 
早速記念写真>遠くに見える吊り橋はライトアップされて綺麗です。
 
たくさん写真撮った。特に出口君は膨大な量だった。
そこでこれをマイクロソフトのフォトストーリー3(Windows Media オーディオ/ビデオwmv) 2巻にまとめた。ご覧ください。遊覧船から見た河畔のイルミネーションがとても綺麗です。
@ 前半
長さ:40秒
ビットレート:115kbps
大きさ:640X480
サイズ:528KB
A 後半
長さ:35秒
ビットレート:112kbps
大きさ:640X480
サイズ:457KB
 
お腹の具合も良くなった。もう安心だ!
5月5日午後の部おわり。明日は午前に会社訪問、午後帰国します。

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2008年5月6日(火)>広州C

今日のスケジュール>午前:工場見学、午後:帰国
帰国便(中国南方航空CZ379)
15:05広州白雲空港発、17:05上海浦東空港寄航、18:25上海浦東空港発、21:10中部空港着

 
8:40ホテルチェックアウト>3泊@388元=1164元>一人一泊3000円

9:00馮君が迎えに来た。
天河路→龍口西路→天河北路→天寿路→広園快速路→広東奥林匹克中心方面→広州科学城→譜西路→開原大道

この辺りの道路沿いには何の違和感もなくバナナの樹が植えてあり、極々普通に実がなっている 。
 →左折して永和大道に入る→9:35トンネル→左折して永順大道→9:40工場着

 
工場見学>高野君の案内
営業マンが最近3名ほど辞めたため、王さんはてんてこ舞いだ。 馮君は入社1年で、工具知識も不十分。更には日本語もほとんどできない。現在熱心に勉強中。

現場は2005年訪問した時と自動機が2,3台増えたぐらいでほとんど変っていない。
現在、約70名くらいで2交代生産体制である。生産はほぼ順調に推移しているようで安心した。 が、増大する受注に対する顧客サービスには問題がありそう。営業体制の強化が必要である。

 

 
12:00、王さんの運転で空港へ。
運転免許は昨年取ったと言う。なかなか上手だ(^O^)(馮君は助手席に座る)

その前に近くの日本食堂で昼食>私は豚肉のしょうが焼き定食。みそ汁がミックス味噌で美味しかった。 (味噌は多分日本製だ)。出口君と王さんは野菜炒め。これも日本人好みの味付けで美味しかった。

 

 
12:20、食堂出発→北二環高速「長平站」→13:20空港着→13:30登場手続き(19E)→
14:00、上海浦東空港乗り継ぎ客専用案内→上海乗り継ぎ中部空港行き乗客専用ゲート案内→
15:15、離陸
 
5月1日に 上海手前の杭州湾に掛かる世界最長の大橋が開通している。 この情報は2005年の各種情報誌に広報されていた。
Google−Earthで確認したが、画像はまだ更新されていなかった。
 
実物が眼下に現れた。
 
 

上海は水の都です。
農家の周りは水郷なので、農作業はもちろんのこと、買い物などの行動は車ではなく舟です。
上海浦東空港着陸前の水郷地帯をマイクロソフトのフォトストーリーにしました。
(時間:40秒、サイズ:455KB、大きさ:640X480)

17:25着陸

乗り継ぎ、出国手続き>巨大な空港の端から端に移動させられ、上海空港で最後の土産を買う時間もない。滑走路まで延々と移動。この空港がいかに広いか窺える。

離陸準備の様子を同じく、フォトストーリーにまとめました。ご覧ください。
(時間:35秒、サイズ:385KB、大きさ:640X480)

 
18:25定刻通り離陸。

     
   
 

途中で気流の乱れなどあり、中部空港到着は定刻21:10であったが、1時間ほど遅れた。
奥さんにはいつもいつもお迎えご苦労様です。感謝しております。

お礼と言えば、王さんにも大変お世話になりました。
今回、どんどん大きくなっている王さんを見て、とても嬉しくて思いました。
しかし、人間は成長とともにいろいろな悩みを持つようになります。
これは当然のことであり、異常ではありません。

「悩み」すなわち「困難」が多ければ多いほど人間は成長できます。
そのためには、困難に挑戦し、克服できる心身(精神と肉体)が必要です。
もっともっと大きな王さんになって欲しい。
遠い日本から活躍を応援しています。

帰国後リポート

@ 旅順の花見で買った、蛇細工(5月8日) 5月10日>だいぶ枯れてきた。

 
A 王さんにもらった「粽(ちまき)」は5月10日にいただきました。
王さんと楊さんにお礼のメールを打ちました。
 
フタを開けると全部で6個入っている。
 

今日10日、お土産でいただいた粽を、奥さんとばあさんと愛猫のNANAの3人と1匹でいただきました。
とても美味しかったです(^O^)明日、奥さんが食べ方を中越先生に教えます。

 

ところで、この粽はいくらくらいですか?
高価なあわび(鮑魚)やふかひれ(魚翅)が入っています。

 
それでは、豪華な??食事風景をご覧ください。
 
@熱湯で約20分茹で上げます。熱くて笹の葉を取るのが大変でした。
NANAもお母さんの手付きをじっと見ています(^O^)
A準備完了
 
Bいただきまーーす(^O^)
 

ごちそうさまでした

大連・広州の労働節2008おしまい

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