2004年2月ー3月

2004年2月18日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!

2月14日はバレンタインデーでした。また、最近になくとても温かい1日でした。
お母さん、高価なチョコレートありがとう。中国にはこんなにうまいチョコレートはありません。
空港で買う、おみやげ用のようなものが多いです。

中国の人がチョコレートを嫌いというわけではありませんが、おいしいチョコレートをここ大連で探すのはたいへんです。 デパート「マイカルー」には少しあります。日本人が買いに来るからです。
とにもかくにも、バレンタインデーに女から男にチョコレートをプレゼントするのは日本だけ。
皆さんはNHKを見ましたか?

バレンタインさんの話。
この行事が森永製菓が考えた陰謀の話。
中国では男が女に花をプレゼントする話。
1本7000円の純金箔で作ったバラの花の話。
などなど、です。

お母さんにプレゼントしようと大連で金箔バラを探しましたが、ありません。
これは天津の人が考えたものです。

さて、14日土曜日は仕事でした。定時16:30に終わり、夕方駅前に行ってきました。
目的はバレンタインデーの街角情報収集です。大連駅界隈に行ってきましたが、収穫がありました。

 

花売り娘、花売り息子がウジャウジャいました。また駅前通りは3輪タクシーがものすごく増えました。

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バケツに入れて売っています(左)。もう少しで完売のようです。加油巴!
バスを待つ人を目当てに花売りが大勢います。
このバスはマンション近くのスーパーマーケット「家楽福(カラフール)」を経由します。
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どさくさにまぎれて、物乞いもきました。わずか30分くらいの間に3人来ました。勝利広場でもたくさんの花売りがいました。 ケンタッキー、ピザハット、パパス(軽食喫茶)は行列するくらい超混雑しています。

駅前も、広場も、地下の商城も、どこもかしこも、ひとひと人で気持ちが悪くなるほどでした。
こんなことで盛り上がっている中国は、間違いなく、豊かになっています。
 

この豊かさを支援する強力な味方が日本企業です。
駅前の渤海明珠大酒店の展望レストラン上でにらみを利かせているCanonの広告塔はその象徴です。

 
翌日の15日日曜日、ビールがなくなったので、久しぶりに百盛に行きました。
ここでまた、野菜や果物を串に刺し、油で揚げて、飴で包んだ菓子の売店を見つけました。
場所も前と同じ、エスカレーターの下です。

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人通りも少なく、今日は写真が取れそうです。
いったんビールを部屋まで運び、急いで引き返しました。 相変わらず、店の前には人がいません。

写真を撮らせてもらいたいと、お願いすると、快く了解してくれた。
左側に立っている女性は店長さんかもしれません。気さくに話しかけてきます。が、挺不懂(忄偏に薫)
残念ながら、言ってることが理解できません。右側の女性は店員です。料理人はマスクしていたが、なかなかかっこいいお兄さんです。 この菓子の名前は写真を見てください。

 

「冰糖葫芦」ですが、皆さんのパソコンで全部読めるかどうかは保証の限りではありません。

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お礼に4つほど買いました。
1、イチゴ5個の串刺し1本>5元
2、サツマイモ輪切り4個の串刺し1本>2元
3、とろろ芋2個と山樟の実3個の串刺し1本>3元
4、バナナ、りんご、みかんの切身串刺し1本>3元

甘すぎて、とても食べられたものではありません。 生ものだと思い、冷蔵庫に入れておいたら、飴がとろけて庫内にたれ、中のものがべたべたになっていました。やれやれでした。

ではでは。再見!(^O^)/〜〜〜
From Dalian With Love

 

2004年3月1日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!
ご無沙汰ですが、皆様はお元気ですか(^O^)

 
最近は春の兆しでしょうか、晴れたり曇ったり、寒かったり温かかったりで、体調もおかしくなりそうです。 しかし、今日は久しぶりに良い天気となりました。

そこで、 昨年お母さんが中越先生から頼まれていた、蚕絲被(生糸布団)を買いにいきました。
店は前と同じ「マイカル」(麦凱楽)です。前回と同じものがありました。
大きさは160X210、繭の量は1.5Kgです。値段も同じ800元でした。
メーカーは浙江省の浙江永嘉です。

<参考>蚕絲被のピンイン<can2si1bei4

今日は蚕絲被のセールがありました。300元くらいの安いものですが、売れています。
温かくなってきた証拠です。 ここには一足先に春がやってきました。

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このデパートで売っているものは信用できます。
マイカルは日本では倒産しましたが、ここ大連では大盛況です。

昨年暮れ、5周年記念セールをやっていました。
出店当初は多分、値高感があって、あまり売れなかったのではと推察します。
お客のほとんどは日本人ほか、在留の外国人ではなかったかと思う。

私も時々出かけますが、日本人向けの食品コーナーがあります。
ポン酢やマヨネーズなど日本で売っている、主要なものはほとんど売っています。
が、値段は2倍以上です。

ここ大連は5年の間に驚異的な経済成長を遂げました。所得も2〜3倍になりました。
今ではお客さんのほとんどが中国人です。ニセモノの多い中国では、買った商品が間違いなく信用出来るという保証はありません。 しかし、マイカルは信用できるのです。少々高いが品物に問題はない。
だから5年で現地の人々に認知されたのでしょう。

昨年暮れ開店した「伊都錦」も今はまだ、ほとんどお客さんは入っていません。
所得水準が上がったとはいえ、伊都錦の衣料品はあまりに高いのです。
しかし、5年もすればファッションの町大連で、しっかりと高級洋品店の地位を確保しているでしょう。

話をマイカルに戻します。 マイカルが人でごった返しているといっても、中国系の百貨店に比べれば、ガラガラといってもいいほどです。 地下の通路などは通勤ラッシュの電車並みの混雑で、人がくっついたまま、河のように流れていくのです。

♪あ〜あ〜〜川の流れのよう〜に〜〜♪ ♪ ♪当て〜もなく♪ららら〜ららら〜ららら〜〜♪
失礼おばいたしましたm(_)m
 
5分もこの状態が続くと気持ちが悪くなってきます。
鳥インフルエンザになりそうです。再び失礼おばいたしましたmm(_)mm

これをタクシーで、勝利橋の中国郵政局「国際包荷」に持って行き、手続きしました。
国際郵便局は別のところに移りましたが、担当者が同じだったので、前と同じものといったら、すぐ解ってくれました。 前より良くなったのは梱包する場所と、出荷手続きの場所が同じところになったことです。
前と同じように、布団を化粧箱から取り出し、中身だけを所定の段ボール箱に3個詰めます。箱は処分してもらうよう頼みました。

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梱包代は45元。航空運賃は保険なしで391元(9.8Kg)の合計436元ですから、1枚約145元です。従って、運賃込みで1枚945元となります。
日本円で15000円が原価です。やはり飛行機は高い、次回は船で送ってみます。

さて、郵便局の前に出て、はたと思いました。目の前に市電路線が完成しています。
まだ市電は走っていません。 そこで、市電路の出来栄えを見がてら、二七広場まで歩くことにしました。

今日はここまで
ではでは。再見!(^O^)/〜〜〜

2003年3月2日>奥様からメールあり。
7日に 稽古に行きますので到着を待っています。
きょう1日は 寺本の母方の叔父の葬儀があり、久しぶりにいとこ達に会えてなつかしい話で盛り上がりました。 尚志たちは 7月引越しが決まったようです。 出産やら、引越しやら、気ぜわしくなりそうでーす。

2004年3月17日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!
実はです。 実は最近、大連に来て初めて病院で検診しました。
2月頃から咳と痰が続き、1ヶ月たっても良くならなかったからです。
気にはしていたが、熱もなく、ただ黄色い痰が続いただけでしたから、のど飴をなめながら、治るのを待っていたわけです。 ところがちょうど、NHKで結核の特集をやってました。

かって免疫があった人でも、何十年かすると、進化した結核菌には通用しないという話で、おじいちゃんの結核が孫にうつり、 孫が死んだという話、などなど恐ろしくなりました。

ひょっとして私も結核ではないか??
ということで、昨年大連駐在者全員が加入した医療保険「ウエルビー」に連絡して、大連の病院に行くことにしました。 ウエルビーの担当者王さんは我々の住んでいるすぐ近くに住んでいます。
3月2日五四広場の郵便局の前で9時待ち合わせとしました。

 
病院は高楽基路と連合路の交差点にありました。
奥に見えるかっこいい建物が病院です。(3つともつながっています)
名前は「大連医科大学附属第一医院」、出来立てのほやほや病院です。
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玄関を入ると広々としたロビーがあります。 しかし、日本の病院のように待合所がありません。
(半田市民病院には薬をもらうための待合所があります) いったい薬はどこでもらうのでしょうか?
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入ってすぐ左側に特需医療部(VIP Office)と書かれたドアーがあります。
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ここは私のような特別な患者を診察する場所です。
ウエルビーはこの病院と契約しているようです。中に入ると受付があります。
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待合室はがらんとしています。中国人らしい3人がいましたが、診察が終わったのか帰りました。
こんな感じの部屋です。
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受付で書類に住所氏名、病状など書いて、しばらくすると、レントゲン室に案内される。
たくさんの人が順番を待っていたが、VIPは関係なしに割り込み、15分くらいで終わる。

しかし、日本では普通レントゲンを撮る時は、「息を大きく吸ってーー、止めて」といいます。
が、ここは何も言いません。
しょうがないから、私は勝手に息を吸って止めました。すると、それを見ていたかのように、撮影しました。
このことを後で聞くと、被検診者の息づきを見ながら、レントゲン士が撮影するといいます。立派!!

写真が出来るまでに30分かかるという。待合室で待っていると、先生(中国人)が呼びます。
王さんと診察室に入り、先生の説明を聞きました。 先生の名前は「張朝霞」さんです。
先生は写真を前に、信じられないくらい丁寧に、説明を始めました。それはもう感動的でした。
こんなに丁寧かつ分かり易く、患者に説明する医者が日本にいるだろうか??と思えるほどです。

レントゲン写真を見てください。 おっと。なぜこの写真があるのか説明しなければなりません。
日本では患者のカルテは病院側が保管します。
再診の受付をすると、病院はカルテを取り出し、医者に渡します。

しかし、中国ではすべての記録は患者が保管します。
再診のときは、患者が今までの診察記録を持って、先生に見せます。なんと合理的か!!

病気は病人個人のものであって、病院のものではない。病人が自分の病気を正しく理解し、治療について真剣に考えることが重要である。 中国のこの仕組みはまさにこれを実践している。

 

かくして、胸のレントゲン写真は私にくれたわけでした。

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以下は張先生の説明を出来るだけ正確に記述したものです。
 

肺結核ではありません。ご安心ください。結核なら上部に影が出来ますが、あなたは非常にきれいです。

左下には腎臓があります。腎臓が悪いと境界線がぼけてきますが、きれいです。 右下には胃があります。灰色の細長い部分は気泡です。 これはげっぷすると口から出るから問題ありません。

この両側下方の先端が鋭利にとがっているのは良いことです。 丸くだれていると問題です。
(どんな問題だったか忘れてしまった)

ただ、肺の中に細い気管がたくさん伸び始めています。
(JPG写真ではよく解らないが、本物写真ではわかります)
今はまだ細いが、これが太く長くなると問題です。これは1ヶ月ほど咳が続いたことが原因です。
今後注意することは、出来るだけ風邪を引かないことです

最後に咳止めを用意するといいました。抗生物質に対するアレルギーを聞かれました。
が、私はアレルギー体質ではないので安心です。

最後の説明にはいたみ入りました。
写真の右中ほどに影があります。これは慢性の気管支炎だといいます。
検診の結果が慢性病患者だった場合、保険が効かないのです。
そこで先生は急性気管支炎という診断にしてくれました。検査費は80元でした。

 
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薬は2種類、1週間分もらいました。薬代はいくらだったか解りません。ウエルビーが支払ったでしょう。
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以上。大連駐在して初めての病院体験でした。

ではでは。再見!(^O^)/〜〜〜
From Dalian With Love

 
追伸>その後の経過は良好でした。
近くの日本焼肉店で食事していたら、偶然ウエルビーの王さんに逢いました。
挨拶ついでに、その後異常ないことを伝えました。
 
2004年5月常盤さんが入院した時、見舞いに行き、17階から市街地の写真を撮りました。
 
中山公園方向です。正面にテレビ放送局の電波塔が見える。真下の通りは多分、「連合路」。
右側の建設中の建物は奥林匹克広場前のマンションです。
 
すこしづつ左(西)に回ります。左側に白山路が走り、
正面に「博愛大廈」が見える。その向には住んでいるマンションがある。
空港方向
 
西いっぱいまで回ります。ずっと先は旅順です。 病院裏のロータリー。帰りはここを右上方向に歩いて帰りました。
 
更に左に旋回します。前方左側に星海広場があります。
古いアパート群がひしめき合っている。
前方の山は自然動物園で、左側山の中腹に見える鉄塔は労働公園上の電波塔。
眼下に開発中の一画がある。
 
向こうに見える道路は「勝利路」で、
これに並行して手前(見えない)に「高爾基路」が走っている。
このあたりのアパートは独特の設計ですが、かなり古いようで、
屋根はハゲハゲです。勝利路の向うのアパート群は陽当たりがとても良さそうです。
山の向うは風光明媚な濱海路である。
 
以上です。古いアパートはいずれ建替えのため取り壊されます。
国際都市化を目指す大連は今、全市を挙げて、都市環境の整備を強力に推進しています。
ちょっと横を向いていると、周辺がドンドン変っていきます。この速度は恐ろしいほどです。

2004年3月20日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!

3月6日土曜日、技術部の慰安会で旅順の温水プール「水上人間」へ行って来ました。

会社から福利厚生費として、毎年1人100元支給されます。
昨年はSARSで外出禁止でした。今年は大丈夫です。
技術部も幹事を任命して、何をやるか検討しました。2案が出ました。

ひとつは旅順の「水上人間」です。もうひとつは普通の食事会です。
それぞれの幹事が参加者を募集しました。私は迷わず、旅順行きを決めました。
集合場所は近くの中山公園正面に8:00です。私はマンションから歩いていきました。
 
途中、長興街と万歳街との交差点にある、先生の学校が取り壊し中でした。
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14日日曜日、万歳街を散歩したら、この通りのカラオケやお風呂屋さんがなくなっており、
黄河路沿いに大きな建物が出来ていました。 ここが新しい先生の学校の校舎かもしれません(?_?)
中山公園の裏口辺りでは朝市が開いています。昔もありました。
再開発でこの辺りの景色は一変しました。しかし、朝市はしぶとく残っています。
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上の写真の左側に見えるかっこいい建物が、第七十九中学校の新校舎です。
それにしても学校とは思えない、趣味の悪いm(_)mデザインです。
日本にはこんな形をしたラブホテルがたくさんあります。 こどもの教育にいいのでしょうか??

 
ここから中山公園を縦断して、正面に向かいます。 早朝(7時半頃)でしたが、
たくさんの老若男女が散歩したり、踊りを踊ったり、太極拳などをしていました。
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久しぶりに華宮から奥林匹克広場と、人民広場方向を見ました。
逆光でしたがマンションの建設は、すごい勢いで進んでいます。
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