結婚式2000

発展する中国のおめでたい話です。 しかも中国文化を知る最短でもあります。
それは結婚式(結婚披露宴)です。
なにしろ、すさまじい勢いで若い人たちが結婚していきます。
若い人たちには、将来への生活の希望が見えているのでしょう(^O^)

しかし、 お祝いも馬鹿になりません。 連続するとちょっとつらいですが、とにかくめでたいことですから、万難を配して出席します。

通常、お祝いは200元(3000円)程度です。
が、 友達など親しい場合は1000元(13000円)くらい出すとのことです。
毎日通訳してくれている王秀梅には500元くらいは出さないといけないでしょう。

ただ、なにせ広い中国のこと大連生まれは極々少数です。田舎で結婚式を挙げるといっても、会社の上司や友達に来てもらう わけにはいきません。
また、遠い故郷から両親や親戚を呼ぶお金もありません。
そこで、式は田舎で挙げ、披露宴は大連で、と言うのが一般的のようです。
ちなみに王秀梅の彼は吉林省とのこと。汽車で14時間掛かるそうです。

それでは、中国の結婚披露宴の様子をご紹介しましょう。
披露宴で共通しているのは新郎新婦が一人一人全員を回り、ご挨拶します。

ご挨拶の仕方は、まず新郎が例の度の強い酒「白酒」で乾杯。

次に新婦がタバコを吸う人にはタバコを渡しそれにマッチで火をつける。

タバコの駄目な人には飴を袋から出して食べさせる、というものです。
が、これがそう簡単には終わりません。
新婦が火をつけようとするとタバコを吸うのではなく吹く人もいるからです。
また、椅子を持ち出してそこに上がり、新婦が火をつけにくくします。

新郎は新婦を抱きかかえてタバコに火をつけようと必死です。ま、見てください。

2000年5月19日
楊超 yang2 chao1
2000年5月28日
文世東 wen2 shi4 dong1
2000年6月9日
陳娟 chen2 juan1
2000年6月16日
張慶傑 zhang1 qing4 jie2
2000年7月9日
尤長林 you2 chang2 lin2
2000年7月16日
王秀梅 wang4 xiu4 mei2
2000年10月21日
孫海龍 sun1 hai3 long2
2000年12月3日
王燕鴻 wang4 yan4 hong2

楊 超

 
綺麗な奥さんでした。
彼女は軍に勤務しています。給料も彼より多いそうです。
宴後の記念写真を後日、頂いた。
カメラはCANONだったが日付がおかしい?
2002,5,21??ま、写ればいいんです(●^o^●)
 
会場はこんな感じです。料理は贅沢にテーブルに並びます。
会社の同僚がお祝いに駆けつけます。
 
恒例の儀式、タバコに火をつける新婦。新郎新婦へのいやがらせも最高潮。みんな大笑いです。

文 世東

 
新郎新婦が到着しました。晴天の新郎新婦(少し太めの奥さん。細い彼とはぴったりです)
 
狭い会場に人がびっしり。式のはじまり>司会者、ビデオなど。
 
まずは両親にお礼。続いて、お互いにこれからどうぞよろしくお願いします。
 
このあと三々九度ならぬ「固めの杯」をお互いの右腕をからませ、ぐるっと回して飲み干す。 つづいてテーブルを回って、ご挨拶し、祝福を受ける。 女性はジュースですが、新郎は白酒です。
おじいさんやおばあさんにもご挨拶します。かわいい女の子がお祝いの歌を歌います。
 
私にもご挨拶が廻ってきました。白酒で乾杯します。せっかくですから記念写真を撮りました。
 
余興。夫婦初の共同作業。

手を使わずにストローを取り出す。 最後は口と口です。
今日、新郎新婦はいろいろやらされて大変です。

中国での引き出物です。
飴とタバコ1箱(タバコは一箱40元の高級タバコ)

 

後日頂いた写真
挨拶した後、文さんのお父さんから帽子をいただいた。
意味が理解できないままそれを被ってお父さんと記念写真(^^♪

中国式結婚披露宴はとても賑やかです。

陳 娟

 
彼氏はとてもハンサム(イケ面)です。 会場の雰囲気(実は前にやった文君と同じ場所です)
 
開会前に新郎新婦のご挨拶がありました。
新郎はかなりしっかりした青年です。

 

 
 
技術部の仲間です
 
新郎新婦恒例のご挨拶では一部の出席者から意地悪されます。ここではタバコの火をつけさせないようにしています。

一人一人ご挨拶の乾杯。

 
余興>新婦が皿の料理を箸や手を使わずに新郎に食べさせる。
二人の共同作業。汗びっしょりで奮闘しています。最終的に二人の口と口がくっつくことを狙っています。
 

余興。何やっているのか解りませんが、なにやらやらされています。
みんな大笑いです。
00060912.jpg (62322 バイト)

後日、頂いた写真

張 慶傑

 
可愛らしいカップルです。  
 
 
始まる前に二人の記念写真アルバムを見る技術部の仲間。
このアルバムは式の前に二人で写真屋さんに行って撮るものです。 大変な趣向が施されており、立派な芸術作品です。
値段も2000元と法外です。一生の宝物といえます。
 
料理がテーブルに並び、宴会がはじまりました。
 
新郎新婦のご挨拶が始まった。宋辰がいつになく素直に受けている。
日本から応援に来ている小林君もお祝いに駆けつけた(右) 奥のほうでは勝手に盛り上がっているようだ。
 
新婦から飴を貰う私。隣で新郎がやきもきしている。 董暉君と記念写真
 
上司や同僚の祝福をいっぱい受けます。
いつもの余興。ビンに入ったストローを協力して取り出す二人。
 
女子社員と。通訳の王秀梅以外すべて図面を書いている。 設計の男子社員と。
 

後日、頂いた写真

尤 長林

場所はマンションに近い、「白山路招待所」です。 ここは技術部の食事会でよく使います。

新郎新婦の到着を待ちわびています。 ホールはこんな感じですが、食事会では小部屋を使います。
 
花嫁が到着しました。歓迎の爆竹に火が入ります。
 
煙が消えると新郎新婦がさっそうと登場します。報道陣?が一斉にカメラを向けます。
 
中央部のテーブルには大根で作った「鳳凰」と「龍」が
飾ってある。
開宴前のくつろいだ職場の仲間。右端の彼女は通訳の張書さん。
 
新郎新婦の入場。 由部長から結婚承認のご挨拶。
 
料理がテーブルに並び、宴会がはじまりました。 新郎新婦はテーブルを回りご挨拶します。
 
白山路招待所の歌姫「 名前は???」。とにかくうまい。脳天に響く中国独特の発声法です。
私は感激して、思わずテーブルの花を差しあげました。 アンコールに応えて、職場の若手と一緒に合唱。
 
大原君の通訳と記念写真。この通訳はとても優秀です。
私がデジカメで写真撮っていたら、記録係の女性カメラマンがとても熱心にデジカメを見ていた。
今、中国ではデジカメはまったく存在しないので、とても珍しいものです。
彼女がデジカメで撮って欲しいというので、通訳と記念写真。
 
製造部の仲間がお祝いの歌を歌います。 みんなカラオケ大好き人間です。次から次から歌い、途切れません。
 
現場の係長と お父さんと。うれしくてお酒が弾み、ベロベロでした。
いつもの余興。新郎はタバコに火をつける新婦を抱きかかえて必死です。
周りのみんなは大笑いです。
 
ここでは寝転がってたばこに火をつけさせようとしている。 新郎新婦のお母さんです。
披露宴が終り、表で記念写真撮影会が始まっている。
三々五々お開きとなります。マンションは近いので、私は歩いて帰りました。
 

後日、頂いた写真

歌姫と小ホール見物!素晴らしい(●^o^●)ここは使えそうです(*^^)v

王 秀梅

那さんの薛涛君は小柄だが、日系企業に勤めているから、日本人のことをよく知っている。

背中の壁面には「終世仲良く!、気持をひとつに!」とある。
 
山本さん、通訳の趙陸さん(子供連れ)、楚さん。 昔の大原君の通訳、王さんもお祝いに駆けつけました。
通訳同士友達のようです。
 
会社の友人(技術部) 通訳仲間

後日、頂いた写真

<追伸>

2001年6月4日長女誕生
子供の名前>薛芳菲(xue1 fang1 fei1)

名前の意味>草の香りが一生続くように
芳>花のよい香り
菲>草花の生い茂った

中国は夫婦別姓であるが、子供の姓は男親になるようだ。

何徳華

欠席

孫 海龍

2000年に結婚した4人のうち、技術部の2人がリポートされていなかった。
この2人とは10月21日の孫海龍と12月3日の王燕鴻です。

最初はハンサムボーイ「孫海龍」です。
場所は時々、食事会で使う白山路沿いの「白山招待所」です。

この近くには「解放広場」があり、人民解放軍の施設があります。
白山路招待所(軍の宿泊所)もその一つです。
私もここで私主催の技術部食事会をよくやりました。

部屋はいつもとは異なる、奥の広間です。なかなか感じのよい部屋です。
結婚式は国で済ませたようで、今日は会社の仲間だけを対象とした宴会だけです。
従って、親族は誰も出席していない。中央にいる2人が新郎新婦ですが、全員平服です。

かわいい奥さんです。宴会が始まる前に記念写真。

みんな三々五々テーブルに座ります。メインテーブルの飾りつけは見事です。
 
宴会前のくつろいだ雰囲気。しかし、ここに写っている人は全員、下戸です(^O^)
 
宴たけなわ  
 
 
新郎新婦へのいじめも最高潮のようです。ウエートレスも大笑いで見ています。
 
 

右側のふくよかな彼女がこの招待所の歌姫です。
彼女は脳天から突き抜けるような、高い声で歌えます。

私のマンションはすぐ近くですから、歩いて帰ります。

後日、頂いた写真

新郎の奥さんとチークダンス(●^o^●)

王 燕鴻

 
2人目は12月3日の王燕鴻です。会場は長江路沿いの英華街の「英華賓館風味餐庁」です。
マンションから長江路を歩いていきました。この道の先が大連駅です。
 
ここはご覧の通り、長江路に沿った細長い会場です。 新郎新婦の入場です。新郎はなかなかのハンサムです。
英語の先生だそうです。
 
正面でみなさんにご挨拶します。 両親に感謝のお礼。
 
両親も嬉しそうです。 そして、お互いが今後よろしくとご挨拶。
 
お父さんの来賓に対するご挨拶。 中国式三々九度

職場の仲間も楽しそうです。

 

 
中国人トップと乾杯 両親へのご挨拶

 

   
来賓へのご挨拶。新郎は下戸だそうです。学校の先生ですからそれでいいのかも(^O^)
従って、手にしているグラスに入っているのは白酒ではなく、炭酸飲料スプライトです(^レ^;

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