ハードディスクのバックアップ顛末記

6年前買った、ノートブックパソコン
「SONY VAIO PCG−GRS50/B」の動きが今年に入り極端に遅くなった。
多くの画像データを処理しながらHP更新していると、IMEの日本語変換に際して、HDDがブツブツと文句言いながら、次の作業指示を受付けない。

このような状態が少しづつ増え、最近では1時間も使わないうちに固まってしまう。原因はよくわからないが、頻繁に現れるダイアログと関係ありそうだ。すなわち、

「Windouws−仮想メモリ最小値が低すぎます。
システムの仮想メモリがなくなって来ています。
仮想メモリページファイルのサイズを増やしています。
この処理の間、いくつかのアプリケーションのメモリ要求が拒否されることがあります。
詳細情報に関してはヘルプを参照してください。」

ヘルプを見てもよくわからないので、MSサイトでトラブル検索したが、この件についてのコメントは何もなし。なぜ、このような指摘がでるのか、なにが原因なのか解らないまま、使い続けてきた。が、気になる現象は起こっている。それは、発熱だ!

バッテリーはここ数年外したままで、ACアダプターで使っている。最近では半日も連続的に使用すると、カンカンに熱くなる。そこで、熱発散のためアルミ板(15mm厚)を下に敷いているが、最近ではあまり効果がない。

そろそろ買い換えの時か?と、思い始めたが、ノートVaioは実質、メールと自分のホームページを更新しているだけである。

昨年9月、デスクトップPCをDELLのCore2Duo HDD250GBに更新したとき、ホームページを2分割し、「大連リポート」をVaioからDELLに移した。

それ以外にも多くのファイルを移行したので、Vaioは軽くなったはずであるが、実際には関係なかった?
アプリケーション類は抜いたが、肝心かなめの起動ドライブCがそのままでは対策にならないと考え、Cドライブの再セットアップを決断した。

ただ、再セットアップするとその後、OSやセキュリティのアップグレード、インターネットやメールのほかワープロなどの再設定、再インストールという面倒な作業が必要だから、できればやりたくない。

スピードアップの別の可能性として、現状Dドライブには15GBの余裕があるので、この半分をパーティション操作ソフトでCドライブに移せば、少しは速くなるのではと考えた。

リカバリCDを使うのは、Vaio購入以来初めてだ!
すべての基本設定、6年間にインストールしたアプリは全て、Cドライブの「Program File」に入っている。
これらはすべて消失するので事前にバックアップしなければならない。

1、Outlook Expressのメールアカウント、アドレス帳、メール送受信データ

1−@ アドレス帳
「ツール」のアドレス帳⇒「ファイル」のエクスポート⇒アドレス帳⇒保存場所をDドライブ指定、ファイル名を入力して保存ボタンON

1−A メールアカウント
「ツール」のアカウント⇒「メール」タブのアカウント選択⇒以後は「アドレス帳」バックアップ要領に準ずる。

1−B メールデータ
保存先(例えば、Dドライブ)に保存フォルダ作成⇒ツール⇒オプション⇒「メンテナンス」タブ⇒「保存フォルダ」クリック⇒画面「保存場所」の変更ボタンクリック⇒Dドライブの保存先選択⇒OK

2、IMEのユーザ辞書

IMEバーのツールアイコンクリック ⇒ プロパティ ⇒ 辞書/学習タブ ⇒ 「参照」ボタン ⇒ 画面「ユーザ辞書の設定」 ⇒ ファイル名を右クリックしてコピー ⇒ Dドライブ貼付

3、IEの「お気に入り」をDドライブに 移動。

「スタート」右クリック ⇒ エクスプローラ ⇒ CドライブのDocuments and Settingsの「ユーザ名」開く ⇒ この中の星形アイコンをマウスの右ボタンでドラッグしてDドライブへ ⇒ マウスの右ボタンを離し、ポップアップメニューの「ここに移動」を選択。

4、Cドライブの各種基本設定とDドライブの全データ

予備HDD(USB接続40GB)にバックアップ

一応、大切なデータは残らずバックアップしたが、それでもCドライブを再セットアップすると、その後の作業を考えると大変なことである。一人でできるかどうか不安だ!

今は、最速ノートが7万円くらいで買える時代だ!
6年も使ったものをいじっているより、買い替えたほうが手っ取り早いのではある。が、どうせ捨てるならいろいろ勉強してからにしよう!もし、速くなれば儲けものと考え、今までやったことのない作業を行った。

 

結果は、HDDパンクという結末で、Vaioは廃棄せざるを得なくなった。
今回の作業で、失ったものは膨大であった。がしかし、学ぶべきこともたくさんあった。
以下は、その顛末である。諸兄の参考になれば幸甚である。

 

作業 @>WindowsXP内蔵の「システムの復元」試みる

手順

マイコンピュータアイコン右クリック ⇒ プロパティ選択 ⇒  画面「システムのプロパティ」の「システムの復元」タブ選択 ⇒  ドライブOS(C)指定 ⇒ OK

結果>特に変化なし
(直前のシステムに復元しただけであるから半年前には戻らない?)

 

作業 A>HDDのパーティションサイズ変更

動きが悪いのはCドライブの空き容量が少ないからではないのか?
と、考え、余裕のあるDドライブを減らし、Cドライブを増やすことを試みた。

パーティションサイズの変更を行えるソフトを探しにPC DEPOTに出かける。
いろいろある。

パーティションだけなら6000円くらいだが、現在自分が作ったドキュメントなどのファイルは単に別の記憶媒体にコピーしているだけだから、時間がかかる。
また、データを追加した場合、それだけをコピーすればよいのだが、実際にはうっかり忘れてしまうこともあるので、全てを上書きする事にしており、無駄に時間を消費している。

そこで、バックアップを簡単迅速にやりたいという思いと、さらに、異常事態発生のとき、外からWindowsmを起動させたいという思いから、HDDの丸ごとコピーもしたい。
あった(●^o^●)

ハードディスク総合管理ソフト「Paragon Hard Disk Manager suite 9.0」である(販売元:JUSTSystems)
他と比較しても高額(11,700円)で、私にはもったいない物であったが、中途半端なものをいくつも買うくらいなら、これ1本で済ませようと、思い切って購入。

このソフトでできること>
ファイルバックアップ(差分バックアップ可)、パーティション操作、HDDのコピー・抹消、製品CD起動操作

 

作業 B>ハードディスクのエラーチェック

Paragon利用ガイドによれば、「ハードディスクに不良セクタが存在すると正常にバックアップできない場合があるので、事前に必ずディスクのエラーチェックをやること」と、警告がある。
今まで「ディスク クリーンアップ」と「ディスク デフラグ」は何度も行ったが、エラーチェックはやったことがない。やってみよう!!

マイコンピュータ ⇒ チェック対象のドライブ(C Or D)を右クリック ⇒ プロパティ ⇒ 「ツール」タブ「エラーチェック」の「チェックする」ボタンクリック ⇒ 画面「ディスクのチェック」

初めてなので、2つのチェックボックスにチェックマーク
□ ファイルシステムエラーを自動的に修復する
□ 不良セクタをスキャンし、回復する

⇒ 開始ボタンクリック ⇒ 再起動 ⇒ エラーチェックの実行 ⇒ 終わると自動的に再起動

<<再起動後、結果の確認>>

マイコンピュータ右クリック ⇒ 「管理」選択 ⇒ 画面「コンピュータの管理」表示 ⇒ 「イベントビューア」を開き「アプリケーション」を」選択 ⇒ 右側にログ一覧表示 ⇒ ソース欄に表示されている最新のログ「Winlogon」をダブルクリック ⇒ 画面「イベントのプロパティ」表示>イベントの説明欄で不良セクタの有無を確認する。

「Windows has checked the file system and found no problems 」の記載がない場合は、

「□ ファイルシステムエラーを自動的に修復する」のみをチェックして再度エラーチェックを行う。そして、この説明文が表示されるまで、何回も繰り返す。

結果>ドライブC、ドライブDともに、何回やってもソース欄に「Winlogon」が表示されない。このため、「イベントのプロパティ」を表示できないので、不良セクタの有無を確認することができなかった。ディスクエラーチェックはあきらめた(@_@;)

C,Dどちらのドライブもディスクエラーなしと決めつけて(^v^)、次に進む!

 

作業 C>Paragon でパーティションサイズの変更
(所要時間:約1時間)

結果
ドライブC>変更前20.1GB、変更後27.6GB
ドライブD>変更前35.7GB、変更後28.2GB

 

作業 D>付属 リカバリCDでCドライブ再セットアップ

>システムリカバリCD−ROM 3枚(リカバリ時間:約1時間)

リカバリCDはまだ1枚(アプリケーション)残っているが、無駄なアプリは必要ないと考え、インストールせずに先に進む。デスクトップには「まだリカバリは終わっていない!」という警告画面が出ているが、無視!

 

作業 E>プロバイダ(@nifty)へのインターネット(メール)接続設定 、および「常時安全セキュリティ24」の再設定

結果
Eメール受信>OK
インターネット接続>NG

ニフティの光回線用24時間セキュリティを改めて再登録したが、インターネット接続において、これが作動しない。
Vaioには購入時、ウイルスセキュリティとして、ノートンアンチウイルスが用意されており、これをインストールしたが、途中でこれをニフティに変更し、最終的にはノートンをアンインストールした。
今回、再セットアップしたため、当初付属のウイルスソフトをインストールしないと接続できないプログラムになっているかもしれない。

そこで、先ほどから、デスクトップに出ずっぱりのダイアログ「まだ、リカバリは終わっていない!」警告に対応するため、4枚目のリカバリCDを装着し、インストール。

やはりというべきか、ウイルスチェックソフト「ノートンアンチウイルス2002」がインストールされた。予想通り、インターネットに接続できた(^v^)
しかし、これは古すぎるバージョンなので、とっくにサポート切れだ!
そこで、ノートンのサイトにアクセスし、最新版にアップデートした。

この最新版は半年間(来年1月まで)の期間限定版だが、5年前のバージョンを最新版にアップグレードできるとは、なんてすごいサービスなんだ!感心してしまった(^v^)
若干のアップデートを行い、ウイルスチェックは完ぺきとなり、接続も問題なくなった。

ただ、ニフティの「セキュリティ24」が正常に作動しない。
ニフティのサーバーに接続できないようだ!
繰り返し「再試行」を要求する画面がデスクトップに出現。
何度も再試行したが改善されない。

ひとまず、インターネット閲覧できるようになったので、DELLデスクトップとのネットワーク設定に進む。

以上を、ノートPCとデスクトップPCに実施。

DELLデスクトップPCはVaioノートPCを認識したが、VaioはDELLを表示できない。
DELLのネットワーク接続には「LANまたは高速インターネット」に「ローカルエリア接続」がひとつあるのみ。しかし、Vaioにはこのほかに「ブリッジ接続」として「ローカルエリア接続2」と「1394接続」が存在する。

いったい何に使うのであろうか??Sonyのことだから、ゲームなどに使うため用意されているのであろうか?改めて、Vaioのネットワークセットアップウイザードを実行。
やはりというべきか、画面Fにおいて、「直接またはネットワークハブを経由して・・・・・」を、選択したら、「3つの接続の一つを選択せよ」という画面が出現。DELLの設定ではこのような画面は出てこない。

そこで、Vaioの接続方法からブリッジ接続(ローカルエリア接続2)を削除した。
と、その瞬間、なんと!「ブリッジ接続」が消去され、DELLと同様、「LANまたは高速インターネット」ひとつになった。

改めて、「新しい接続ウイザード」から「ネットワークセットアップウイザード」を実行。
すると、画面Fで「ブリッジする接続の選択」画面が表示されることなく、次の工程「画面G」へ進めることができた

このあと、デスクトップで立往生しているニフティの「セキュリティ24」の再試行ボタンをクリックすると接続できた。成功!(●^o^●)

ところが!

一難去ってまた、一難!

こんどは「セキュリティ24」のスパイウエアチェック機能が作動しない。
と、いうことで、Windows側からも「危険な状態である」と警告される。
いろいろ試みるが、解決できずに危険な状態が続く。
両者から「危険だ!」、「危険だ!」とうるさく突かれるが遺憾ともしがたい。
ひょっとして、セキュリティソフト同士のバッティングかもしれない。と思い、
「ノートンアンチウイルス最新アップグレード版」を思い切ってアンインストール。

ニフティのスパイウエアチェック機能が作動し、「セキュリティ24」が正常となった(●^o^●)
さらに、しつこくスタートメニューに出現していた、Windowsのびっくりマークも消えた。太好了!

似たようなことはたびたび経験する。
例えば、新しいアプリケーションソフトをインストールするとき、ウイルスチェックソフトを起動したままにしておくと、ウイルスチェックソフトがインストールプログラムを外敵とみなし、インストールを妨害し、正常にインストールできないことがある。
従って、このような場合には、ウイルスチェックソフトを終了しておく必要がある。

早速ながら、「セキュリティ24」からモタモタしていた1時間くらいの「危険な状態」をチェックせよとの指示あり。
「ウイルススパイウエアスキャン」実行。結果、異状なし(●^o^●)
スキャン数:132,516、所要時間:1時間40分
ものすごく軽いパソコンだ!この時点で動いているのはIEとOEだけだ!
アプリは何も入っていない(Cドライブ空き容量19.6GB)

 

作業 F>2台のパソコンのネットワーク接続の設定(詳細はパソコン奮闘記W参照)

コントロールパネル ⇒ インターネットオプション ⇒ 接続タブ ⇒ セットアップ

画面@ 新しい接続ウイザードの開始
画面A ネットワーク接続の種類>「ホームネットワークや小規模オフィス・・・」を、選択
画面B 新しい接続ウイザードの完了>「ほかのISPの一覧から選ぶ」を、選択

引き続き

画面C ネットワークセットアップウイザードの開始
画面D 続行する前に
画面E 接続方法の選択>「その他」を、選択
画面F ほかのインターネット接続の方法
      >「直接またはネットワークハブを経由して・・・・・」を、選択
画面G このコンピュータの説明と名前の入力
画面H ネットワークの名前を付けてください>「MSHOME」のままでよい
画面I ファイルとプリンタの共有>有効にする
画面J インターネット接続状態でファイルやプリンタを共有化する危険の警告画面
      ファイルとプリンタの共有を有効にしますか?>「はい」を、選択
画面K ネットワーク設定を適用する準備ができました
画面L しばらくお待ちください(ホームネットワークの構成)
画面M もう少しで完了です
      >「ほかのコンピュータでウイザードを実行する必要はない(ウイザード終了)」
        を、選択
画面N ネットワークセットアップウイザードの完了

 

作業 G>DELLデスクトップPCのパーティション作成

DELLは購入時からCドライブ(HDD250GB)一本である。
これをParagonで¥C:を138GBに減らし、作成資料などを保存する新しいセクタとして95GBの¥E:を作成する。

実はすでに作成してあった資料などを、バックアップもせずにいきなりパーティション作成してしまった。問題もなく成功したから良かったものの、もしものことが起これば、大変であった。 以後、厳重に注意すること

ついでに、マイドキュメント、お気に入り、インターネット一時ファイル、MS−IME辞書ツールを新規作成Eドライブに移動。

 

作業 H>バックアップ用予備HDD(実質37GB)のパーティション操作

予備のHDD(40GB)はVaioノートに当初組み付けられていたものであるが、HDDを60GBに更新したとき、バックアップ用にしたもの。

これで、Vaioを丸ごとバックアップするつもりであるが、現状、XPもSP3となり、Officeも2007となって、予備HDDのCドライブコピー先¥G:の空き容量が不足している。
そこで、パーティションし直す。

G:現状の合計サイズ11GB、空き3.2GB ⇒ 操作後の合計サイズ14GB
H:現状の合計サイズ26GB、空き8.0GB ⇒ 操作後の合計サイズ23GB

 

作業 I>以上で、リカバリCDによるVaioの再セットアップはほぼ完了した。
これから具体的作業ができるように各種アプリをインストールする。
インストールアプリ Cドライブ空き容量(GB)
(合計容量27.6GB)
IE、OE、niftyセキュリティ24 19.6
Front Page2003 19.2
Office2000 Pro>カスタムインストール>Photo Editor
OfficeXP Per.(Vaio Pre. CD)>Word,Excel,MS-IME2002
18.8
ここで問題発生
予めDdoraibuni保存しておいたMS-IMEのユーザ辞書が機能しない。
調査すると保存先をDドライブに変更したはずだったが、Cドライブのままだった。
ファイル名はimjp81u.dic。Dドライブにコピーしたつもりでいたが、うっかりしたようだ(?_?)

Dellを確認するとimjp12cu.dicだった。DellはOffice2007だから当然であるが、VaioはIME2002だ!マイクロソフトサポートサイトを覗き、IME2002をヴァージョンアップできるかどうか調査。結果はNG>IME2003も2009年2月でサポート完了していた。そこで、Vaioに無理やりimjp12cu.dicを指定したが受け付けなかった。このことはいかにも納得できない

その@ OfficeバージョンによってIMEの互換性がないのはおかしい!
そのA IMEがOfficeバージョンにより、互換性が失われるのであれば、事前にそのことをすべての顧客に通知し、IMEバージョン(imjp81uからimjp12cuへ)の変換要領を連絡すべきである。私は、IME2002のIME2003へのバージョンアップも、2009年2月でサポートが停止されていることも知らなかった。

いづれにしても、過去6年分のVaioの膨大なIME2002辞書ツールは無効となった。
残念至極である!マイクロソフト社にクレーム付けたい気持である。

とは言うものの、現役時代の辞書は今や不要な物も多い。特に2000年〜2004年までの中国大連駐在時の辞書は中国語と日本語を変換したもので、非常に手間のかかったものである。ただ、現在付き合っている友人は限定されつつあるので、被害は相対的に小さくなっている。

MS-IMEの使い勝手をよくするため、VaioにOffice2007をインストールし、DellとIMEバージョンを共通にする。

Office Per.2007 17.2
Canon PIXUS MP470>ドライバー:ポート#1
スキャンソフト>MPNavigaterEX1.0、デジカメphoto stitch
16.8
NEXT FTP
Adobe Reader9
16.4
Media player10
photo story3
15.6
Windowsアップデート
XP SP3(IEバージョンは6のまま>IE8は未インストール)
13.5

以上でVaioは生まれ変わった!
新生Vaioはメールとホームページ(yohkai.com)の更新に特化する。
Cドライブの空きも以前より10GBも増えた。
これでスピードは早くなるはず(●^o^●)

しばらく使ってみたが、ほとんど以前と変わらず、早くなったという感覚がない。
逆に、遅くなっているような感じだ!理由はOfficeのバージョンアップか?
今まで、XP PersonalだったのをIMEをDELLと共有化するため2007に変えた。

相変わらず「仮想メモリの不足」画面が出現し、ハードディスク作動ランプが点灯したまま、しばらくは他の作業ができない。

結局、大山鳴動してネズミ一匹もなし。全くの徒労に終わった!

 

作業 J>Pragonのハードディスク管理ソフトによる差分バックアップ。

しかし、途中で問題に突き当たった(2009年7月29日)
差分バックアップとは、パソコンのハードディスク内容と、それを保存する外部記憶メディアの内容との差を検出し、差分だけをバックアップするものだと思っていた。

ところが、Paragonは前回のバックアップ容量と同じ容量をバックアップ先に要求してくる。ガイドブックにはこれに関する説明が何もない。
もしもこれがParagonの「差分バックアップ」なら誇大広告である。
サポートセンタに電話で問い合わせたが、即答できず、あす朝まで保留となる。

翌日、午前10時ころ、JUST SYSTEMSサポートセンタから回答あり。
「差分バックアップ作業」において、イメージドライブ(G:)の「空き容量不足」の指摘画面が出現しても、バックアップする差分が空き容量以内であればバックアップ作業ができるという。ただ、そのことがガイドブックに記載されていないので、説明文を追加するよう要求。

ところが、WindowsXPをSP3にアップグレードしたため、バックアップ元(C:)の使用領域が9GBから11GBにまで増大した。
バックアップ先の外付けHDD(G:)のパーティションは11.2GBであるから、明らかに不足してしまった。
そこで、Cドライブの差分バックアップ前に、Gドライブのパーティション空き容量の増加処理を行う(所要時間>約7時間)

G:>現状11.2GB ⇒ 合計サイズ17.6GBに(空き領域が10.1GBに増えた)
H:>現状26.0GB ⇒ 合計サイズ19.6GBに(空き領域が6.37GBに減った)

これで、Cドライブの差分バックアップが可能となったので、USB外付けHDDのGドライブへ差分バックアップ実施(所要時間。約3時間)

ガイドブックには記載されていないが、バックアップ先HDDの空き領域が不足していても、差分だけバックアップできることが分かった。また、所要時間も全体バックアップより短いことから、差分のみ作業していることが分かる。

 

作業 K>いよいよ最終段階のトライに入る。VaioノートPCのHDDを丸ごとコピー!
すなわち、VaioのHDD(C,Dドライブ)の全データをコピーする。

このとき、HDDのパーティション領域割り付けがどのように設定されるか?興味津々だ(●^o^●)

 
経過

コピー作業はウインドウズOSとは切り離され、画面もブルースクリーンモードで進行するので、画面下部には「電源を絶対に切らないでください」と、いう警告文が常時表示されている。

Cドライブのコピーに約4時間45分かかった。
続いて、Dドライブのコピーに5時間経過したとき、重大事故が発生した。

HDDコピーを始めて、すでに10時間近く経過した。Vaioの電源部はチンチンに発熱している。ここで、今までやったことのないことを行った。それは、ACアダプターを触ったのである。

その瞬間、パソコンの画面が消えた。一瞬のことで、何が起こったのか理解できなかったが、ACアダプタのメガネ型コンセントが緩んでいる。
この部分もチンチンに熱い。改めて差し込んだが、時すでに遅しであった。
「リカバリCDを入れろ」という指示があるので、CD入れたが、機械はウンともスンともいわない。ターミナルウインドウのままで、万事休す!

しょうべいさんに電話して持ち込み、調査した結果「HDDの破壊」を確認。
Dドライブのバックアップ前であったので被害は甚大だ!

Vaioのデータは全て消失した。

紙写真をスキャンしてデジタル化した家族の膨大な写真、
区長時代の自治区活動データ、
大連駐在時代を含む仕事関連の全データ、
中国情報紙含む新聞切り抜きのスキャンデータ、
マイホームページyohkai.com
などなどである。

yohkai.comはYahoo!サーバにあるので取り戻せるが、6月30日HP更新以後のデータはサーバにアップしていないので消えてしまった。
特に、野菜シリーズにおいては、最も変化の激しい7月に撮った写真が消失したので、「お父さんの傑作ー野菜づくり」を正確に伝えることができない。誠に残念だ!

DELLというHDD250GBのデスクトップがあるのに、事前にDドライブをコピーしておかなかったことを悔やむばかりである。
また、Vaioはほとんどデスクトップと同じ使い方なので、当初からバッテリーを外して使用してきた。バッテリーを装着するのは、大連へ行くときや仕事でプレゼンするときだけであった。いま思えば、このような異常事態に対処するためにも、バッテリーは装着しておくべきであった。

yohkai.comの復帰には約1週間かかった。
従って、例月ホームページの更新は月末日から月初めにかけてであるが、8月は約1週間遅れてしまった。

反省を込めて!再発防止策!

@ バックアップのためのコピーは作業終了の都度、こまめに行う。

A バックアップはファイルを直接コピーする。

現状、保有するデータ量は「Paragon]などのバックアップソフトを使うまでもないほどの小さなものだ。従って、復元作業を要するバックアップソフトなど使用せず、外部記憶媒体(外付けHDDまたはUSBメモリ)にファイルコピーする。

ファイルコピーに時間がかかったのはVaioの固有処理速度が遅いことが原因だ!
(DELLでは問題なし)

 

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