準 備 |
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背景とねらい 一般的HDDの増設手順 今回の増設手順 使用パソコンの調査 バックアップ
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HDDの購入・取り付け準備 HDDの取り付け FDISK
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FORMAT OSインストール 元のHDD取り付け 周辺機器接続とドライバのインストール 環境設定 |
準 備 |
背景とねらいいま使っているパソコンはハードディスク>2.1GB、CPU>Pentium166MHZシステムです。 2年前に購入して以来、写真や画像を多く取り込んできたため、HDDに余裕がなくなって、かなり動きが鈍くなってきました。 そこでこの際、現パソコンの2000年問題対応状況調査と同時にHDDの増設を決意しました。 しかも、できるだけ大容量のハードディスクを増設し、さらには、これを起動ディスク(Cドライブ)に設定し、一挙にスピードアップを図る。
補足 この決意に至ったのは、購読中の「日経パソコン」の特集記事「OSの起動は早いほうのディスクで」という挑発的な提言があったからである。 とはいえ、パソコンによっては増設できる容量に制限があるようで、やみくもに大容量化できないという。 このあたりを調査、確認しながら増設HDDにOSまでインストールしなければならない。 これは最早、プリインストールモデルを自作するようなものである。
基本的な手順、要領は日経パソコンにあるが、そのとおりに進むとは思えず、何が起こるか解らない。 DOS不理解の素人ではちょっと無理かな?と思ったが、最悪、元に戻せばいいと考え決行した。 しかし、単なる増設ではなく、起動ドライブ化は一筋縄ではなかった。結果は想像以上に困難なものでした。 悪戦苦闘はしましたが、そこから多くのことを学びました。 それでは パソコン奮闘記パートU お楽しみください。 |
一般的増設手順(プライマリー側スレーブ)1、 HDD購入 2、 ジャンパスイッチの設定(スレーブ) 3、 パソコンにHDD取り付け 4、 fdisk(論理的なドライブ領域の確保) 5、 format
以上が内臓ハードディスクを増設する場合の基本的手順です。が、今回、私がやる「増設HDDのCドライブ化」はもう少し複雑です。 |
今回の増設手順(プライマリー側マスター)1、 現パソコンの調査 2、 アプリケーション、データのバックアップ 3、 HDD購入と取り付け準備 4、 増設HDDの取り付け 5、 fdisk 6、 format 7、 OS(Windows95)インストール 8、 元のHDD取り付け 9、 周辺機器の接続、ドライバのインストール 10、環境設定 11、アプリケーションのインストール 12、バックアップデータの増設HDD移設 |
使用パソコンの調査1、BIOSの仕様による8.4GB制限に抵触するかどうかの調査>従来のBIOSはCHS方式という24ビット表現のデータを読み込む方式。 CPUがPentiumU以降は認識できるが、その前のものはだめのようだ! 私のPCは単なるPentium166のため基本的にはNGだ! メルコやアイ・オー・データ機器のウエブサイトに8.4GB制限をチェック出来るユーティリティがあると知り早速、地元メルコから入手。 「DOS/V機専用8.4GB超IDE HDD対応確認ユーティリティVar0.95b(試用版)」 メルコ>
結果は予想通り「非対応」であった。 |
結果の表示画面 |
INT 13th Extensions Test Program Var0.95b(MELCO.INC) INT 13th Extensions・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・非サポート Version of Extensions・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・不明 Fixed Disk Access Subset・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・非サポート Enhanced Disk Drive Support Subset・・・・・・・・・・・・非サポート 判定結果:NG このPCでは8.4GB超のHDDを使用することができないと判定されました。 |
2、8.4GB制限の回避策調査
BIOSの方式を変えられれば8.4GB制限をクリアできるとの情報を得る。
LBA対応BIOSかどうか調査できるソフトが無料で入手可能(ただし英語版) Setupインストールして、Diskgo!.exeをダブルクリック。
わたしのディスク環境がはっきりしました。
バージョン情報
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ディスクの接続状態
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ディスクの認識状態
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3、ファイルシステムFATの確認 FAT(ファイル・アロケーション・テーブル)とは >初期Windows95はFAT16>Cドライブ認識容量>最大2GB >OSR2以降のWindows95およびWindows98はFAT32>最大2TB(2000GB)
マイコンピュータ右クリック → プロパティ
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4、IRQ(ハードウエア割り込み要求信号)の確認、記録(印刷) IRQ(インターラプト・リクエスト)とは >処理中のパソコンにさらに処理を要求するとCPUはこの信号を受け付けるかどうか判断し、的確に中断・割り込みさせながら周辺機器に要求された処理をさせる。
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コントロールパネル → システム → デバイスマネージャ → 印刷 | |
↓ |
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↓ ↓
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5、ダイヤルアップネットワークの設定確認、記録(印刷) | |
マイコンピュータ → ダイヤルアップネットワーク → 知多ネット右クリック → プロパティ → 情報タグの設定ボタンON → 全般タグ → 接続タグ → オプション設定 → 知多ネットのプロパティに戻る → サーバーの種類タグ → TCP/IP設定(P)ボタンON → TCP/IP設定 → OK,OKで閉じる。 |
プロパティ |
全般タグ | 接続タグ | オプション設定 |
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サーバーの種類 |
TCP-IP設定 | ||
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バックアップ1、自分が作った文書、画像、あるいはウエブサイトからダウンロードしたソフトなどを別ドライブ(外付けHDD)またはMoやFDにコピーする。 2、プリンタ、スキャナなどの接続機器のドライバを、同じく別ドライブまたはMoにまとめて保存する。 3、別ドライブに余裕があればここに「WIN95」フォルダーを保存しておく。OSのインストールがCD−ROMを差し込まなくてもできる。 |
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取り付け | |
HDDの購入、取り付け準備1、 パソコンショップで品定め。 2、 梱包を開き、内容を確認し、付属のユーザーズマニュアルに目を通す。 3、 このHDDを起動ドライブ(Cドライブ)とするため、ジャンパースイッチをマスタに設定する。(道具はピンセット) |
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HDDの取り付け1、
パソコン本体の電源(コンセント)を抜き、周辺機器の接続コードを外す。 |
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2、パソコンのケースを外し、HDDの取り付け状態、増設スペースを確認する。 |
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一番上はCD-ROMドライブ、中間がFDドライブ、下がHDD。 |
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¨ 取り付け:3.5インチ ¨ 現HDDのジャンパスイッチが見当たらない。裏側か?とすると、外さなければならない。 |
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3、元のHDDの接続ケーブル(電源コネクタとフラットケーブル)を外す。 |
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4、 フラットケーブルのコネクタ挿入位相を判別し易くするため、 |
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5、 固定ねじ(4箇所)を外し、HDDを取り外す。(ねじは座付きであった) |
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6、増設HDDを元のHDDの位置に取り付ける。 |
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7、 元のHDDのジャンパースイッチをスレーブに設定し、空きスペースに取り付ける。(写真撮るの忘れた)
8、 マスタのフラットケーブルを増設HDDに挿入する。
9、 電源コネクタを増設HDDに挿入する。
10、モニタ、キーボード、マウスを接続し、パソコンの電源コンセントを差し込む。 ¨ 本体ケースは取り付けない ¨ 元のHDDは接続せずに外したままにしておく。(誤操作でデータを損傷させないため) |
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FDISK1、起動ディスクをFDDに挿入し、モニタ、パソコンの順に電源ON。
2 A:¥>プロンプトに「fdisk」と入力し、Enterを押す。
3、画面にFAT32を使うかどうか聞いてくる。
4、画面が「現在のハードディスク:1」に変わる。
5、画面が「MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成」に変わる。
6、画面が「基本MS-DOS領域を作成」に変わる。 7、画面にFDISK完了のメッセージが出たので、Escキーを押す。 8、元の「FDISKオプション」に戻ったのでEscキーを押し、FDISKを終了。 9、画面が変わる 10、 OSは入っていないのでこのまま終了しようとしたが、方法が解らず。
インストール&環境設定FORMAT1、 起動ディスクをFDDに差し込み、モニタ、パソコンの順に電源ON。
2、 A:¥>プロンプトに「format_c:_/s」と入力しEnterを押す。が、次のようなエラーメッセージが出て、何回トライしてもダメだった。
3、 通常ならFDISKコマンドでパーティション(領域)を分けたあと、再起動してFORMATコマンドでハードディスクを初期化できる。が、今回FDISK 後の操作に問題があったようでFORMATできない。(それがどんな操作ミスなのか解らない)
4、 やけっぱちでフォーマットされていないHDDに無理やりOS(Windows95)をインストールしようと考えた。
5、 パソコン購入時に作成しておいたCD−ROMセットアップ起動ディスクをFDD(フロッピーディスクドライブ)に挿入し、電源ON。
6、 改めて、起動ディスクとWindows95CD−ROMをドライブに挿入し、電源ON。
7、 A:¥>プロンプトに続いて今までのCD−ROMのドライブ名「Z」を入力Enter(A:¥>Z:)。結果はNG
8、 そこで今のドライブ名「D」を入力(A:¥>D:)し、ドライブを変換し、
9、 D:¥>SETUPと入力Enter 「準備しています。しばらくお待ちください。Windowsセットアップには :ドライブに4391024バイトの空き領域が必要です」
10、ふとここで、「今までのドライブZが今回はドライブDに変わっている」ことに気が付いた。 セットアップ情報の入っているファイル「drvcopy.inf」をメモ帳で開く。(右クリック後、編集メニュークリック)
11、訂正セットアップディスクとWindows95CD−ROMを挿入してパソコンの電源ON。
12、A:¥>D:入力し、Enter。
13、D:¥>cd_¥Win95入力し、Enter.
14、D:¥win95>Oemsetup_/k_“a:¥drvcopy.inf を入力し、Enter。(Autoexec.batの一部)
15、セットアップ画面<Microsoft Windows95 Setup>出現>>>成功<<<ああ、よかった。 「このCドライブはフォーマットされていません。フォーマットする(推奨)」Enter
16、画面<ハードディスクのフォーマット>
17、画面<Scandisk実施> |
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「Setup開始」Windows95のインストール開始。 途中、セットアップディスクの挿入依頼あり。「CD−ROMセットアップ起動ディスク」挿入。 約40分でインストール終了。 元のHDD取り付け、周辺機器接続とドライバのインストール1、 パソコンの主電源ケーブルを外す。
2、 元のHDDにスレーブのフラットケーブルを、次に電源コネクタを差し込む。
3、 主電源をつなぎ、パソコン電源ON。
4、 マイコンピュータでDドライブを確認。>OK
5、 Windowsを終了し、パソコンの電源をOF。
6、 周辺機器接続>プリンタ、ターミナルアダプタ(TA)、SCSI機器(HDD、MO、スキャナ)
7、 パソコン電源ON。接続確認。 コントロールパネル → システム → デバイスマネージャ(念のため印刷し、日付をいれておく)
8、 デバイスドライバのインストール>プリンタ、モデム(TA)、グラフィックボード、サウンドボード |
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環境設定スタート → 設定 → コントロールパネル(クリック)
1、 キーボード
2、 マウス
3、 画面>ディスプレイの詳細で解像度変更>立ち上がり(当初)640 X 480 →→ 1024 X 768
4、 日付と時刻>確認
5、 ダイヤルアップネットワークの組み込み 通信にチェックマークをつける → 詳細(D)ボタン押す → ダイヤルアップネットワークをチェック |
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6、 TCP/IPの組み込み |
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製造元(M):Microsoft選定、ネットワークプロトコル:TCP/IP選定
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7、 モデムの組み込み さらに、モデムのプロパティとダイヤルのプロパティを確認。 |
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8、ブラウザインストール>IE4.0、NC4.0 | |
9、ダイアルアップネットワークの設定 |
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作成完了 | 新しい接続先「知多ネット」のアイコン作成 |
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10、TCP/IP設定 「知多ネット」アイコン右クリック → プロパティ → 「全般」タブ 「接続の方法」(N)の設定ボタンON → ポート、速度確認 → Okボタン
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「全般」タブ 「接続の方法」(N)の設定ボタンON |
ポート、速度確認 |
「サーバーの種類」タブのTCP/IP設定(P)ボタンON |
TCP/IP設定
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11、インターネット設定 インターネットアイコン右クリック → プロパティ → 「全般」タブ → ポータルサイトの変更 → 「接続」タブ → 接続設定ボタンON → ダイアルアップ設定でユーザー名、パスワードなどの入力とその他の設定 |
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「全般」タブ |
「接続」タブ
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ダイアルアップ設定でユーザー名、パスワードなどの入力とその他の設定
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9、Eメールの設定>Outlook Expressの場合 メニュー「ツール」 → アカウント → インターネット接続ウイザードの指示に従って入力 → 電子メールサーバー名 → インターネットメールログオン → メールアカウント名 → 接続の種類の選択 → ダイアルアップ接続 → 設定完了 |
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アカウント |
電子メールサーバー名 |
インターネットメールログオン |
メールアカウント名 |
接続の種類の選択 |
ダイアルアップ接続 |
設定完 了
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10、Eメール設定確認>Outlook Expressの場合 メニュー「ツール」 → アカウント → 「インターネットアカウント」の「メール」タブ → プロパティボタンON → 「yohkaiのプロパティ」の「全般」タブ → 「yohkaiのプロパティ」の「サーバー」タブ → 「yohkaiのプロパティ」の「接続」タ ブ |
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「yohkaiのプロパティ」の「全般」タブ |
「yohkaiのプロパティ」の「サーバー」タブ
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「yohkaiのプロパティ」の「接続」タ ブ
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その他1、アプリケーションのインストール。 2、バックアップデータの復帰。 3、その後の設定。 |