本年はある会社の要請(いま流行りのアウトソーシング)で、私が長年にわたって培った技術を次世代に残すべく標準化/マニュアル化に取り組んだ年でした。かなりのボリュームがありますのでまだまだ時間がかかりそうです。
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1、会社は効率第一の都合上、余分なことはやらせない。 | |
2、社員は余分なことをやると叱られるし、評価も悪いのでやらない。 | |
3、指示された仕事を指示通りやる社員が評価されるので、いつのまにか指示待ち人間が増える。 | |
この状態が続くと組織は不活性化していき、 | |
4、自分で考え、自分の意志で行動できる人間が減る。 | |
5、それでも十分すぎる給料がもらえるので能力開発のための自己投資はしない>つまり、勉強しない | |
6、組織的に能力開発しようとしても積極的に参加する人間が少ない>費用の問題ではなく、単なる勉強嫌い? | |
そして、組織は徐々にレベル低下し、 | |
7、会社が新たな課題に挑戦しようとしても担当させられる社員が見当たらない | |
という、どちらにも責任のある「身から出た錆」状況にいたる | |
すなわち、 原因>やらせない>やらない、しない 結果>やらせられない>やれない、できない |
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折角の人材が有益な人財にならず、数だけの人在、もはや存在そのものが悪の人罪にならないよう心すべきでしょう。 「むかし2・3・5、いま1・3・6」これなんだか解りますか?むかしは2割の人財で3割のぶらさがり人罪を扶養していたが、いまは1割の人財で3割の人罪を養わなければならない。 人罪は増えていないが、残念なことは御輿の担ぎ手「人財」がどんどん人在化してしまったことです。 やってもやらなくてももらうもの(給料)が同じなら楽したいと思うのは当たり前。 これではいくら人財が頑張っても支えきれません。 大小に関係なくたいていの企業が今、人財不足で困っています。仕事の出来そうな人はいっぱいいますが大方が人罪や人在ばかりのようです。 老若男女を問わずとにかくもっともっと「世のため人のためになる」自分を開発すべきでしょう。 |
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さて、みなさんはいかがな年でしたか?明日は我が身の「行く年1998年」は大きな不安材料を残したまま暮れました。が、ただただ「お天道さま」には感謝申し上げます。
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厚い雲 | |
さようなら | |
来る年1999年
(GIFアニメ50KB)