知多四国八十八ヶ所めぐり

2005年5月16日(月)第1回巡拝>第1番〜第11番

第1番
曹洞宗 清涼山 曹源寺

(豊明市栄町内山45番地)

御本尊 釈迦如来

知多四国第一番におはします 曹源寺なる釈迦の尊さ

2005年5月16日(月)は快晴で、絶好の巡拝日和です。
豊明までの距離にいささかの不安はありましたが、一歩を踏み出すことにしました。
 
今までのテストドライブで、ある程度どの道が自転車走行にとって安全かつ、楽であるか確認。
理想は次のような4拍子が揃った道ですが、あるわけがありません。^_^;
1、自転車の走れる歩道がある。
2、トラックの走行量が少ない。
3、上り坂が少ない。
4、信号が少ない。
 
♪ 時は平成17年〜〜 ♪
こんなラフなスタイルですから、バチが当りそうです。弘法大師さまお許しください。
記念写真は三脚使って、タイマー設定で撮影します。
出発前の記念すべき写真 ももちろんタイマー撮影です。
奥さんは最初から信用していませんので、見送りもありません。
出発は10時10分でした。
 
国道247号線を成岩橋で右折し、さらにJR半田駅前を右折して、
ミツカン中埜本社前を通り、市立病院交差点を左折して、
県道265号に入る。右手に衣浦カントリーを見ながら、
半田大橋の交差点に到着。
ここを右折して亀崎(衣浦大橋)方向に進む。(ここまで約25分)
衣浦大橋手前の交差点を左折して、県道46号をしばらく進むと、国道366号のバイパス入口「洲の崎」の交差点がある。交差点は工事中で右折するのに大回りしなければならなかった。
ここを直進して、緒川に突き当たり、大府方向に進む予定である。
(ここまで約40分)
   
バイパス(右地図ではJR武豊線に沿って走っている紫色の道路)は自動車専用道路のため、このバイパスに沿って側道がある。
両側はたんぼへの農道のようである。
ときあたかも、田植えの真っ最中。広大な田んぼが眼前に広がっている。遠くに雪をかぶった山がはっきりと見える。

この方角は御岳山に違いない。右手に連なった雪山が見える。これは中央アルプスか?
しかし、写真には写っていない。人間の目では見えても、デジカメのレンズを通すと消えてなくなった。遠くは霞がかかっているのか!残念!

 
写真左手がバイパス道路で、田んぼとの間にまっすぐ伸びている道路を私は走っているのです。快適です(ここまで約50分)
 
しばらく進むと、川にぶつかり前進できない。自転車を押して土手を上がり、川を渡ろうとしたが、橋がない。土手をジョギング姿で歩いている若者に出会った。挨拶を交わし、道を尋ねる。 国道366号旧道を薦められた。

 

土手の上から、これから向かう方向と、

今来た方向を望む。

旧国道366号への交差点(東浦)ここを右折して、大府に向かう。
(ここまで約1時間)

さすがに、疲れてきた。のども渇いてきた。
コンビニでスポーツ飲料水でも買おう。
しばらくしてデイリーマートがあった。

ポカリ2Lを買い、口をすすいで飲む。
生き返ったー! が、まだ半分しか進んでいない。さあー出発だー!

   

JR武豊線とJR東海道線を渡り、どんどん進むと国道155号に突き当たる。
ここに大府消防署がある。右折する。

右折後、すぐに「池下」という三叉路交差点があるので、
ここを左折し、県道57号に入る。

 

ちょっと地図を見て、現在地を確認します。後は23号線まで一本道です。がんばるぞーー

   
県道57号をどんどん進むと、道路沿いに3番札所普門寺がある。わき目も振らずに1番札所「曹源寺」に向かう。 拡幅工事中のこの道路は交通量も多く、とても危険であった。池下の交差点から国道23号線まで15分足らずであったが、緊張しました。
   

国道23号線を越えて、豊明に入れば、目指す1番「曹源寺」は目前です。
しかし、標識などの目印が見当たらないのです。大体の方向を目指して、ゆっくり進みます。
途中、住人らしき人に尋ねながら、やっとこ着きました。(ここまで約1時間40分)

   
広い境内は人っ子一人いません。しーーんと静まり返っていました。
痛いお尻をさすりながら、へっぴり腰でヨタヨタと歩いていると、黒いジャージーを着た男が、草取りをしていた。
私はデジカメと三脚と納経帳を取り出したのち、まずはお参りしました。
   
お参りしたのは知多四国と書かれた小さいお堂のほうである。大きなほうは本堂だと思うがお参りしなかった。
次ぎに、境内の雰囲気を写真に納めます。
ガイドブックとは違う、この寺の特長を表すアングルを探した。
   
次ぎに、納経所で納経印をいただきます。納経所は誰もいません。
その場所には呼び鈴が準備されており、これを押すと、しばらくして入口で草取りをしていた男が走ってきた。
この方(^レ^;が曹源寺の住職さんでした。失礼しましたm(_)m
   
自転車でここまでやってきたといったら、「それはたいへんでしたね」といって麦茶でも出してくれるかと思いきや、
「半田からですか、近いから1時間くらいで来れましたか?」なんていうじゃなーーい!
思わず腹の中で「このークソ坊主」と言ってしまいました。残念!!
だけど、私のお尻は下血しそうなんですからーーー!!斬り!!切腹!!
   
冗談はこれくらいにしよう(^レ^;
   
100円を払って、住職に「記念に写真を撮りたいが、ここが曹源寺だというところはどこですか?」
と、尋ねたら、ソテツの木も最近では珍しいですね!と、言われた。
 

納経印は3ヶ所に押されます。
右上:札所番号、中央:本尊、左下:寺印

写真には写っていないが右側に本堂がある。
正面に見えるお堂は私がお参りした知多四国の大師堂です。

 

 

住職から1番札所の記念にと、冊子「知多四国巡拝のおつとめ」をいただいた。
開くと順に、「懺悔文」、「般若心経」、「光明真言」、「大師宝号」、「回向」とならび、
裏側には「札所寺院本尊御真言」と「お参りの仕方と心得」となっている。

お参りの仕方と心得

@ 札所に到着したら合掌して一礼します。
A 手を洗い、口をすすぎ、身を清めます。
B まず、ご本尊様をお参りし、次にお大師様に参り、おろうそく・線香を捧げます。

C 納め札と写経を納め、お賽銭を納めます。
D 合掌し、心をこめてお経(般若心経・光明真言・南無大師遍照金剛ほか)を唱えます。

E 納経所で納経印を頂きます。
F 札所を出発する時は合掌して一礼します。

   

この中で、「回向」(注1参照)の文言は昔、法事や盆暮れによくお出でいただいた今は亡き、
おっさん(注2参照)がこのようなお経を唱えていた記憶がある。

   
注1)回向(えこう)とは:自分の修めた功徳を他にも振り向けて、自他ともに極楽往生するようにすること。
仏事を営んで、死者の霊をなぐさめること。(角川 国語辞典)
注2)おっさんのアクセントは「お」である。
「さ」にアクセントを置くと、その辺にたむろする、おっさんになってしまう。
失礼しました<m(__)m>
   

今日、私は11番札所までお参りしたが、この「巡拝のおつとめ」を開いたのは家に帰ってからでした。
今日の私のお参りはすべて「心得6」を行っただけです。
お経は唱えれば、何でも良いと考え、我が家の宗派日蓮宗の「南無妙法蓮華経」を唱えました。
ことほどさように、とにかく、でたらめでした。反省!

   

心得7項目のなかで手抜きしたいのは、2項、3項、4項です。
2項は今日お参りした、どの寺も準備されていません。すなわち、水が汚い、少ないのです。
3項の「ろうそくと線香の奉納」は時間の都合で手抜きし、4項の納め札と写経はありませんので納めることが出来ません。
従って、3項と4項を合わせて、「本尊と大師にお賽銭を納めてお参りする」こととします。

   

次回からの私のお参りスタイルは次のようになります。

   
1、札所に到着したら合掌して一礼する
2、まず本尊(本堂)をお参りし、次ぎに弘法大師にお参りする
3、合掌し、心をこめて「南無大師遍照金剛」と唱える
4、納経所で納経印をいただく
5、札所を去る時は合掌して一礼する
 

さて、どこかで記念写真を撮らねばなりません。
ここが曹源寺だと分かる場所でなければ意味がありません。

山門にはお寺の石碑があるのでは?と、自転車を押して、境内をぶらぶら歩き、山門を探しました。
山門はありましたが、曹源寺の文字は残念ながら見当たりません。

写真がちょっと傾いています。三脚のセットが悪かったようです。反省!

   

この山門の前に大きな駐車場があります。駐車場から見た曹源寺(左)と、駐車場入り口(右)。

 

これで、1番札所「曹源寺」からおいとまします。

2番札所「極楽寺」は今来た道を戻ればいいのであるが、県道57号線は車が多くて、ホコリっぽい。別の道を探そう。
とりあえずは、23号線を越えなければいけません。どこかに地下道などないか調べながら、23号線沿いに進むと、ありました(^O^)

 

Uの字に曲がった地下道でした。

入口から「曹源寺」を見て、お別れです。
(正面の森が曹源寺です)

2014年
 
   
   
   
   
   
   
   

次は2番札所「極楽寺」です。

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