3月24日>中国10日目

北京滞在

寺院2軒 ⇒ 石花鍾乳洞 ⇒ 周口店(北京原人) ⇒ 北京雑技団

7:30朝食>昨日と同じ西苑飯店内のコーヒーショップでバイキング。

北京市郊外南西約100Kmの巨大鍾乳洞と北京原人発掘の地「周口店」へ向う。
鍾乳洞へ行く途中の寺院に立ち寄り、お参りした。

 

 
8:30ホテル発。途中の風景
 

戒台寺

この寺は約1500年前に建てられたもので、かなり荒れていた。
シーズンオフなのか観光客も少ない。お寺の名前からなにか曰く因縁がありそうです。
 
 
入場料は1元(約22円)安ーーい!
 
戒台寺はうっそうとした山間に忽然と現れる。
 
老木が多く、割れ目にコンクリートが無造作に積められていた。
 
本堂でお参りします。
 
樹齢1000年以上のすさまじいまでの松の木が点在します。
 
乾燥しきったこの地に、かくも長く生き続けた松に脱帽です。
   
屋根には魔の浸入を睨み付ける彫像が四方に配置されている。
 
こんなところにもお土産やはある。
ここで面白いものを見つけて、買ってしまった(^O^)
黄金色(樹脂製)の達磨さんで、転がすと大きな声で笑うのです。

作りは雑ですが、単3電池2個で倒れると笑い声を再生する仕組みです。

 

こんな箱に入っていました。「笑う角には福来る」

 

   潭柘寺

次ぎに訪問したのが「潭柘寺」です。駐車場から入口まで歩きます。
 
戒台寺とよく似たお寺でした。が、ここでとても珍しい現象に出会いました。
いままで北京、西安、成都と歩いてきたが、鳥のさえずりを聞いた記憶がありません。
また、すずめなどの小鳥の姿も目に付かない。いったいどうしてなのか疑問でした。
しかし、ここではじめて鳴き声を聞きました。どんな鳥か姿は見ませんが、間違いなく鳴いていた。
 
お昼前の11時頃であったが、これから先にはレストランがないので、ここで昼食を取る。

 

 石花鍾乳洞

鍾乳洞は地下6階まで発掘されているが、見学できるのは2階まで。
2階までで深さは約70m、6階まで完了すると200m近くにもなるという。

巨大な鍾乳洞である。これだけの規模の洞は世界的にも珍しいと思う。
ただ、日本の鍾乳洞は生きている(水が多量に発生)ものが多いが、ここは涸れている。
洞そのものも15万年かかってできたもので、これ以上成長はせず、死んでいる。

鍾乳洞付近の風景および入口手前の駐車場

 
 
鍾乳洞まではかなり歩くが。その途中では狭い坂道にみやげ物店が並んでいる。
ここでも珍しい物を発見>木の根っこを活用した牛の置物です。
今でも我が家の本棚に鎮座している(^O^)
 
お店はこんな感じです。かわいい女の子が恥ずかしそうにこちらを見つめます。
ついつい、いろいろ買ってしまいます(^O^)
 
巨大鍾乳洞の概要と発掘史が解説されている。トイレ休憩します。
 
入口
 

入場券

 
入場券に書かれた料金数字は初めて見る漢字です。中国の漢数字を調べました。
日本にない文字ですから、ペイントで手書きしました。ヘタな字ですが読めなくはありません。
答え>7元(150円)
 
案内板 洞入口
 

ここからは撮影禁止ですから絵葉書で紹介します。

 

 

 

 

 

 

次の目的地「周口店」への道。

 

 周口店(北京原人)

中国旧石器時代(50万年前)の人類とされる「北京原人」の頭蓋骨化石が展示されている「北京猿人展覧館」見学。この骨の化石は1929年、スウエーデンの地質学者アンダーソンによって発見された。しかし、原人の化石は日中戦争中に行方不明となり、展示されているのは複製品とのこと。
遺跡入口  

 
この参観券は樹脂製であった。入場料?しばらく歩く。
やっと展覧館に到着。館内入口には周辺地域の模型が設置されている。
原人の骨化石ほか
 
見学時間少ないため、15分くらいであわただしく回った。しかし館内はほぼビデオに納めた。
帰路>高速道路で北京市へ入るところ。
 
17:30ホテル着。続いて北京雑技団観劇のため急いで劇場に向う。
 
手持ち資金もなくなったので、両替せり。
 

北京雑技団

劇場名は「朝陽劇場」。近くにそびえ建つビルは竹中組だったか大林組だったかが建てたもの。
 
 
劇場劇近くの中国レストランで簡単に食事を済ませる(劉君に頼んで量の少ない夕食にした)
 
このレストランで出た箸がはじめて割りばしであった。
 

 
入場券(料金?)
 
バタバタと食事して、7:05入場。開演したばかりであった。
劇場内の雰囲気
休憩時間にロビーでお客さんの名前を絵文字で書いている人がいた。
竹へラで作った筆に墨を浸けて器用に書いている。
私も注文して書いてもらった(30元)
 
雑技は全てビデオに収録した。その一部をご覧ください。
まずはWindowsフォトストーリー3を使っ たビデオファイルをご覧ください。
雑技団(音なし)(長さ1分40秒、サイズ1.16MB)   雑技団(音あり)(長さ1分40秒、サイズ1.93MB)
但し、写真サイズが320X240なので画面が大きいと画像がぼやけます。
 
重くて、ファイルが開かない場合は次のGIFアニメをご覧ください。
動かないときは更新ボタンを押してください。
最初からスタートします。
   

 
今日は北京郊外を走ったが、まだ開発途上にあった。都心は道も広く、道路は舗装されきれいで、ゴミも少ない。しかし、郊外は陝西省、四川省とあまり違わない。
ただ、西安、成都とは北方に位置するため、住居の素材、建て方などが異なっている。
都心の比較では、圧倒的に北京のほうが優れている。
西安や成都は都心も郊外も顕著な差異がないほどに汚く、ゴミゴミしている。
 
印象的だったのは、石を積んだ粗末な住居の隣にコンクリート製の立派な学校が建っていたことである。中国も教育には特別に力を入れているようである。

次ぎに進む>1993年3月25日(木)

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