農閑期の田んぼ

収穫の終わった田んぼはゆったりとしたたたずまいで目の前に広がっています。
家が密集した団地では味わえない落ち着いた空間がそこにはあります。

稲刈りの終わった田んぼは9月から翌年4月の田植えまで約8ヶ月間空地化します。

効率優先、経済性第一という従来の価値観では認めがたい非効率の権化とも言えるものが田んぼです。しかし、この一見無駄のような空間が私たちの生活には極めて大切なものだと感じるようになってきました。
なぜでしょうか!

人工的でギュウギュウ詰めの狭い生活空間、土が見えない不自然な生活環境がはたして私たちにとってくつろげる環境なのでしょうか?
今や衣食住すべてが不自然の極致にあるようです。
人工的環境の悪さが少しづつ理解されてきました。
最近の社会事件の多さは異常です。さらに増えて社会不安化しつつあります。
なぜでしょうか?

昔は当たり前であった田んぼも減反政策とそれに追い討ちを掛ける後継者不足による休耕田化、宅地化が進み今や貴重な存在になってきました。
目の前のテーマファームも間違いなくあと2,3年で止めるでしょう。
寄る年波には勝てないのです。 なんとかあとを家族でやっていって欲しいものです。

かくいう私にも小さな畑があります。
今はおふくろがやっていますが死んだら私にやるようにおふくろからくれぐれも言われており、私もそのつもりでいます。

さて、テーマの田んぼはどうなっているでしょうか。
9,10,11月の田んぼは6、7月頃の田んぼと同じで見える変化はあまりありません。

朝もやの田んぼ

ただ11月に入ってもまだ稲刈りしている田んぼもあります。
久しぶりに新幹線で旅行したときの田んぼです。岐阜から米原にかけての沿線です。

  

 

さて、来年の田植えまでの間田んぼは何もしない訳ではありません。
田の活性化(酸素供給)のため月一回程度、全部で5回ほど耕運機で耕やします。

ちょっと休憩です。

12月、近くのため池には越冬カモがくつろいでいます。
ゆったりとして、おだやかな、信じられないほどのたたずまいがここにはあります。

  

   

   (48KB)

VHSビデオ画像からGIFアニメを作ってみました。
画像のファイルサイズを小さくするため圧縮したので粗くなってしまいました。
それでも
48KBありますので288のモデムで約20秒かかります。

ところで、この鴨の離水を動画で提供しようと
ストリーミングソフト
「RealVideo」を導入しました。が、
鳥の飛翔を現実的な時間内に納めることは無理のようです。

何か物体が動いている様子ではあるが鴨と
言われなければ解らないレベルです。
せっかくですから見て下さい。

23MBAVIファイルを25KBに変換。
(160X120ドット、毎秒20フレーム、10秒間)

RealVideoを再生するには「RealPlayer」が必要です。
ここから無料でダウンロードできます。http://www.jp.real.com/

ここをクリックしてください>>かも

2016年5月25日(水)18年ぶりにReal.comにアクセスしました。
ありました!
新しいRealPlayerのトップページを見て感激しました。
当時は音楽と映像はこれしかありませんでした。しかし、
今では無料の物も含めるとほぼ無限です。


農閑期の田んぼの風情を、田んぼストーリーの跡地の動向とともに再開します。(2004年10月)