大連と広州の夏 2005

大連の夏

今年2回目の中国訪問は夏休み真っ只中の8月初めに決めました。

 

第一の目的は新しくできた広州工場へ陣中見舞いに行くことです。
そして第二はもちろん、大連の友達に会うことと、大連の街の変貌を確認することです。

 

日程は7月31日(日)から8月7日(日)までの1週間です。

 
広州工場には私の元部下が責任者として赴任しています。
また、大連時代に私が手塩にかけて育てた中国人が責任者として常駐しています。

広州は北緯23.5度程度の、ほぼ北回帰線(北緯23度27分)上に位置し、夏は地獄のような暑さです。 (参考>南回帰線は南緯23度27分。北回帰線と南回帰線に挟まれた地域も赤道直下と同じく、物の影は真下に観測されるそうです)

新工場の責任者や指導員はすべて北方の大連出身ですから、さぞや毎日すさまじい暑さに閉口しているのではと思います。従って、「陣中見舞い」というより、「暑中見舞い」といったほうが当っているかもしれません。

ただ、航空券が夏休み料金でかなり高額です。名古屋ー広州直行便(JAL)もありますが、驚くほどの高額です(往復23万円)
そこで、中国南方航空で大連経由に決めました。
また、成田発は名古屋発より2万円ほど安いようです。
これなら新幹線を使っても1万円安く済む。

インターネットであちこち調査しましたが、8月に入ると1万円以上高くなります。そこで、7月中に出かけることにしました。しかし、7月末から8月中旬までのエコノミークラスは既に満席でした。ビジネスクラスは空席があるが、個人が出せる金額ではありません。

幸いにも名古屋からの便に空席がありました。それでも、通常より高い、夏休み料金でした。 ただ、大連の往復便は日本で購入できるが、大連と広州の往復便は日本では買えなかった。

中国南方航空のサイトで便名と料金の定価(片道2050元)はわかりました。そこで、大連の友人にメールでお願いして買ってもらうことにしました。 大連の友人との連絡不調で、半額の格安チケットが買えなかった。誠に残念でした。

大連往復航空券は前回同様「中国南方航空便」をネット「アルキカタドットコム」で購入しました。
4月は空港使用料、保険料、手数料など6,000円を加え、合計63,900円でした。 今回は6000円アップの69,900円です。
(航空券64,000円、大連空港税1,400円、中部空港使用料2,500円、南方航空保険料1,000円、ドットコム手数料1,000円)

航空券受け取り場所は前回同様なので、そこへ直行。
窓口で名前をいうと、大連行きを確認後、スムーズにもらえた。
2回目のネット買い物でしたが、無事入手できてホッとしました。
インターネット時代はとても便利です。しかし、個人情報漏洩が心配です。アルキカタドットコムにはしっかり管理してもらいたいものです。

4月はまだ中国ビザがありましたが、5月で切れました。今回はビザ切れですが、いま中国への入国はビザが不用ですから心配ありません。
2003年9月12日中国外交部は、2003年9月1日より日本国籍の普通パスポートを所有し、商用・観光・親族訪問・トランジットの目的で入国する場合、入国日から15日以内の滞在ならビザ申請を免除することを決定しました。
ただし、ノービザで入国出来る場所は外国人に開放された空港や港湾であることが条件です。

今回は大連の工場に訪問しません。広州の新工場は20人くらいと聞いているので、シャトレーゼのチーズ菓子とゼリー菓子を取り混ぜて、前回買ったスーツケースに納めました。
まだまだスペースは余っていましたが、前回大連技術部に持っていった機械関係雑誌2種類10冊ほど納め、かつ、暑い広州ということで、着替えやサンダル、短パンなど衣類を納めたらちょうど良い感じにいっぱいになった。
( 搭乗手続きで測ったら約15Kgであった)

通関して、出発ロビーで個人のお土産を買いました。
ここだけしか売っていない「マールボロ」5箱(広州便航空券予約のお礼2箱、広州工場2箱、予備1箱>実はこの予備が大活躍しました(^O^)
シャネルのグロスマー3個、秋田の大吟醸「高清水」(広州)
シャネルのファンデーション(楊さん)
注)王鴻雁には奥さんが選んだネックレス(シャドーボックスアート仲間の手作り品)

旅程概要

日程・天候 行程
7月31日(日)
大連@
@ 中部空港12:15発(中国南方航空CZ620)>大連空港13:45着(現地時間)
A ホテルチェックイン>大連飯店(三つ星)
( 上海路沿い)シングル280元(4000円)
8月1日(月)
大連A
@ 散策>魯迅路の保護建築物、中山広場、大連駅、双興韓国服装城、夜の天津街
大連の街角新発見@、A、B
8月2日(火)
広州@
@ 大連空港11:20発(中国南方航空CZ6 361)、新装大連空港
A 広州市内ホテルチェックイン「???大酒店」、広州経済技術開発区永和経済区)新工場見学
B 夕食>歓迎晩餐会>「炳勝」(広州料理)、喫茶店
8月3日(水)
広州A
@ ホテルからの眺め、ホテル周辺散策、豪華朝食、市内散策
A 新工場見学
B 夕食>
「毛家飯店」中国料理( 経営者が毛沢東の血縁者)
8月4日(木)
大連B
@ 広州から大連へ>空からの眺め、世界最長の海上橋、
A ホテルチェックイン>
大連飯店
B 夕食>日本料理「清水」、星海広場の碑(偏は口)酒節(ビール祭り)
8月5日(金)
大連C
@ 散策>ロシア街、昼食:麦凱楽地下食堂、南山路、南山日本風情街、中山広場、ホテルで一服、中山路、人民広場、奥林匹克広場、中山公園、聖金広場、夕食:昌隆(火鍋)
大連の街角新発見C、D

A 夕食>昌隆シャブシャブ(メル友と大連友人)
8月6日(土)
大連D
@ 散策>五五路、大連市中山区少年宮、昼食:肯徳基(メル友と)
A ショッピング>
駅裏の双興韓国服装城
B 夕食>四川料理「巴国布衣」(楊さんと彼氏)
8月7日(日) 帰国>中国南方航空CZ619<大連08:05発>中部国際空港11:15着(日本時間)

2005年7月31日(木)

大連空港には予定通り着きました。通関では書類がひとつ増えました。
(健康状態チェック、持ち込み荷物申請など)
大連は珍しく小雨が降っています。大連空港は4月来た時と変わっていました。
国際便到着ロビーはピカピカであった。

友人に電話してホテルを予約します。
広州往復の航空チケットが高額となったため、あまり高いホテルはやめて、できるだけ安いホテルを探します。
大連のホテルリストは事前に作ってきました。 前回は由緒ある「大連賓館」(400元:5500円)でしたが、あちこち電話して今回は一番安い「大連飯店」にしました(280元:3900円)

このホテルの客は主に中国人ですが、以前、メル友の天野さんが泊まったことがあり、外国人が泊まっても安心できるホテルです。
 

部屋の鍵は旧式の施錠型でしたから、ちょっと心配しました。
さらに鍵には樹脂製のプレートが付いており、持ち運びがとても不便です。 室内はこんな感じです。

 

トイレ、バス、洗面所(洗面台は普通、見られるものの半分くらい)。
右端にはサービス品が並んでいる。

 

向かって左側のお盆に入っているものは無料
(歯磨きセット、石鹸、ボデーソープ、シャンプー、シャンプーネット、櫛)
右側のケースに入っているものは有料
(髭剃りセット15元、コンドーム10元、中国版バイアグラ38元などなど)

 

雨が降っているので、どこにもいけません。雨はしばらく続きそうですから傘が必要です。
ホテルの裏の新世界百貨に買いに行きました。デパート前でしばらくボーと雨に濡れた街を見ることができました。

 

旅の疲れもあって、早めに休みました。    ページトップへ

2005年8月1日>中国2日目(大連)

今日は特に予定はありません。明日、広州に向かうまでの余裕時間です。ゆっくりしたいと思います。
とりあえず、変化の激しい中山広場周辺から勝利広場・大連駅周辺を散策しました。

まずはホテル「大連飯店」をご紹介します。上海路沿いのうっそうとした並木道にさっそう?とたたずんでいます。
上海路の先に勝利橋(旧日本橋)があります。その先にかすかに、とんがり屋根が見えます。あそこがロシア街です。

 

中山広場側隣には携帯電話カード販売とインターネットカフェ(網吧)と卓球所(台球)がある。
なぜか?兵馬俑の戦士像が入口両側に立っていた。

続いて、魯迅路を何気なしに歩いていると偶然、保護建築物のプレートが目に入った。
こんなところにもあったのです。 何度もこの前を通りましたが、気がつきませんでした。
多分、嫌悪感を持つ、日本式クラブの隣の建物ですから、素通りしていたのでしょう。

 

 

さらに進むと、いつも保護建築物と思える建物があります。登録プレート探しましたが見当たりません。
すでにボロボロの建物です。保存するならそろそろ手当てしないと手遅れになります。いったいどうするのでしょうか?

 

樹の陰に隠れている、この建物は過去(2001年)に一度、中に入ったことがあります「大連図書館魯迅路分館」です。
今回再度、近づいて確認したら保存建物のプレートを見つけました。

 

由来の石版も設けられています。中国語と日本語の2国語です。

改めて建物をよくみました。親子連れが朝食を食べながら休んでいた?開館を待っていた?

 
続いて再び、鉄路文化宮に立ち寄りました。
4月の時は元中国式カラオケを取り壊し、改装中でした。
 が、いま新しい娯楽場が完成していた。
振り返り、大連日報の社屋を見ると、
いつの間にか出来た美容院?「不老美店」が、
開店前の路上ミーティングを開いていました。
ただ、大連日報社の看板の下に堂々と店の看板が
取り付けられている風景は日本では考えられません。
 
 
中山広場に戻る途中、旧満鉄本社の前に大きな石碑が横たわっていた。
大連鐡道有限責任公司」と書かれていたが、これも4月にはなかった。
 
改めて、ギリシャ風バロック調??ロココ調??建物を詳しく観察。
 
中山広場では家族連れが鳩と記念写真を撮っていました。鳩は餌を目当てに集まってきます。
 
大連の女性交通警察官はファッションモデル並みのスタイルを誇ります。
そして、要所には必ず配置されている。日本も見習ったら交通事故が少しは減ると思う。
今回の大連訪問での新しい発見その1>かっこいいミニパトカー
 
続いて、大連駅に向かった
夏休みで帰省する人で、駅前はごった返していた。
駅前をグルッと左回りに見回します>郵政会館方向(旧大連電子城方面)
 
勝利広場方向
 
お昼が近づいてきた。何か食べようとイトキンへ入った。
 
大連訪問での新しい発見その2>イトキンの割引SALE (いよいよの感あり
 
高級女性衣料品店イトキンも特売を始めたのです。とうとうというべきでしょうか!
ただ、5割引と書かれた値札を見ると、それでも結構高い値段でした。
しかし、4月来た時よりはるかにお客さんは増えていました。
少しづつ高級衣料品が定着しているようです。
 
昼食は8Fの「沙龍」にした。
11時30分くらいだったので、まだ客はほとんどなく、ガラガラであった。
豚肉の野菜炒めと生ビールを頼んだ。ビールは早く来たが、料理はなかなか出てこない。

ビールをお代わりして待つこと30分、そろそろお客さんも増えてきたが、まだ料理が出てこない。
心配して、女給仕に尋ねると担当外のようで、男給仕がやってきて、もうしばらくお待ちくださいという。

どうやら、私が注文したメニューは普段あまり注文がないようで、コックも料理に困っているようです。
こんなことはときどき日本でもあります。 40分くらいしてやっと出てきました。
鉄板のなかでジュージューいっています。そのボリュームたるやすさまじいものでした。

やけくそで店に残った豚肉を全部放り込んだのか?
記念写真を撮ろうとしましたが、給仕があちこち見ているので、なかなかタイミングがとれず出来ませんでした。残念!!

結局食べきれずに3割くらいが残った。残念!デモこれがまた豚の餌になるのです。
綺麗に循環して、資源の無駄はあまりないようです。(^O^)

でもでも、この3K リサイクルシステム(汚い、臭い、きつい)がいったいいつまで続くのでしょうか?
大いなる疑問でもあります。

昼食は8Fの「沙龍」にした。
11時30分くらいだったので、まだ客はほとんどなく、ガラガラであった。
豚肉の野菜炒めと生ビールを頼んだ。ビールは早く来たが、料理はなかなか出てこない。

ビールをお代わりして待つこと30分、そろそろお客さんも増えてきたが、まだ料理が出てこない。
心配して、女給仕に尋ねると担当外のようで、男給仕がやってきて、もうしばらくお待ちくださいという。

どうやら、私が注文したメニューは普段あまり注文がないようで、コックも料理に困っているようです。
こんなことはときどき日本でもあります。 40分くらいしてやっと出てきました。
鉄板のなかでジュージューいっています。そのボリュームたるやすさまじいものでした。

やけくそで店に残った豚肉を全部放り込んだのか?
記念写真を撮ろうとしましたが、給仕があちこち見ているので、なかなかタイミングがとれず出来ませんでした。残念!!

結局食べきれずに3割くらいが残った。残念!デモこれがまた豚の餌になるのです。
綺麗に循環して、資源の無駄はあまりないようです。(^O^)

でもでも、この3K リサイクルシステム(汚い、臭い、きつい)がいったいいつまで続くのでしょうか?
大いなる疑問でもあります。

つづいて、駅裏に行ってきました。

 
ここは駅裏に通じる地下連絡通路前です。右側が駅舎です。
日傘を差している女性も多いです。大連は乾燥した空気に強い陽射しです。肌にはとても悪い。
一人一人の服装をじっくり見てください。とても面白いです。
私の写真を見るポイントは、何気なく写っている人物です。
 
駅前から裏に通じる地下連絡通路はいつもたくさんの人が往来しています。
また、連絡通路は日陰でもあり、物売りもいっぱいいます。
 
連絡通路を抜けると、新装成った駅裏に出る。駅裏は駅前の何倍もある巨大な広場が出来ている。
左が金石灘行き快速電車の始発駅、大連駅です。ガラス張りの近代建築です。右がこれからちょっと覗いてみる「双興韓国服装城」です。
 
服装城の中の店は様々で、間口3m〜10mです。このような小さな店がワンフロアーに200軒くらいあります。
5階までありますので1000軒くらいの店がひしめき合っている。店の配置は大体こんなものです。
 
店内の雰囲気です。あわてて撮ったのでピンボケです。
 
大連駅裏の巨大な広場。コンクリートタイルの部分も多いのでとても暑い。
 
天津街遊歩道でイベントをやっていたので夜、出かけました。
屋台がズラッと並び、壮観です。内容は中国全国のお国自慢の食べ物です。
新装した天津街入口には銅製の世界地図があり、主要な都市に紫色のランプが点灯します。
 
雰囲気はこんな感じです。
 
黒山の人だかりができています。何だろうと覗くと、珍しい物を売っていました。
サソリとかクモとかムカデなどを5,6匹串に刺して油で揚げたものです。
これを注文する人はさすがに多くありません。やはり、気持ち悪いのでしょう(^O^)
 
この店の看板に「昆虫宴」とあります。云い得て妙です。
 食べるといろいろな効果があると、まことしやかな効能書きも愉快です。
値段は一串5元(70円)でした。

 

 

これは今、大連で大流行の串焼きスナック「牛タン」です。
羊肉串焼きより安くて量が多いので、子供も学校帰りに露店に立ち寄ります。

 
   
天津街を歩いて、驚くべき現象に遭遇しました。
 
大連訪問での新しい発見その3>ごみゼロピカピカ遊歩道
   
今日はあちこち結構歩きました。明日8月2日は主目的の広州に出かけます。

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8月4日、15時頃、大連に無事到着してほっとしました。
飛行機に乗ると、いつも「これが最後か!」、「これで最後か!」と思う。
しかし、大連在住時にもたくさん「中国南方航空」に搭乗したが、事故は一度も起こっていない。
また、この間、ほかの中国国内便の事故もない。
しかし、何度乗っても飛行機はおそろしい乗物である。クワバラクワバラ!

楊さんが空港まで迎えに来てくれた。忙しいのに本当にありがとう。
ホテルは出来るだけ安いところをお願いしていた。
三八広場の近くにあるという。とりあえず行ってみることにした。

 

タクシーの領収書をはじめて公開します。(横向きで、すみません)

 
目指すホテルは三八広場手前のスーパー「家楽福」の近くであった。(魯迅路沿い)
しかし、シングルが300元弱と安くなかったので、前に停まった「大連飯店」に電話で空き室の有無を確認したところ、280元があった。

大連飯店のフロントには前と同じ女性が立っていた。挨拶するとにこっと笑って、迎えてくれた。
前は280元だったが、「2回目だから260元にまけてくれませんか?」と、頼むと、こころよく了解してくれた。なんと気分の良いことか(^O^)

部屋は以前より大きく、テレビのチャンネル数も多い。
内容は、NHKがないだけで、以前住んでいたマンションと同じであった。

 

急いで、着替えて、これから楊さんと食事に出かけます。 ロビーでは楊さんが電話していた。

 
久しぶりに「清水」で日本食を食べよう!
清水で日本食を食べるのは1年ぶりです。夕方5時半頃でしたからまだお客さんはほとんどいない。 いろいろ食べきれないほど注文したが、私がここで必ず注文するものがあります。それは、「メバルの煮付け」と「サッポロ瓶ビール」です。

しかし、メバルの煮付けの味が変わっていたので、私の舌には合わない。
味付けが変わったのはメバルだけではない、ほとんどのメニューがおよそ日本料理とは思えない味に変わっていた。 そういえば、ここ「清水」のお客さんは、日本人より中国人の方が多くなった。中国人に合う味に、少しずつ変えているのであろうか?

サッポロビールを飲める場所はそんなに多くない。
注文すると、中国人の給仕が「サポロびーる」と内容を繰り返す。
この「サポロ」が聞きたいのです。 中国人は「サッポロ」の「小さいツ」が発音しにくいのでしょう。なかなか色っぽいものです。 皆さんも大連へ行ったらお試しください(^O^)

 
星海広場全体がビール祭りに設定されている。 夕暮れにもかかわらずたくさんの人が遊びに来ている。
ビール祭りは入場料がいります。ダフ屋が寄ってきます。 入場券は1人20元。楊さんがダフ屋と交渉して、買ってくれた。

ダフ屋で買うと、入場券がニセモノだったりすることもあるので、 私のような舌足らずの中国語しか出来ない外国人はだまされやすい。 ですから、できるだけ正式な売店で買うようにしましょう。
ところがです、切符売り場がどこにあるのか解りにくいのです。
わざと解りにくくして、ダフ屋に横流ししているのでは?と疑ったりして(^レ^;

 
清水から外を見ると、大きなビール瓶が見える。
ビール祭りをやっているようです。早速行って見ることにした。
 
 
蝶ネクタイの左の彼女は女給さんのようですが、
生ビールを5個も持って、重そうです。
5分くらい、ジート見ていましたが、まったく動かなかったです。
本当に辛抱強い人です。
(実際は発泡スチロールで出来たビンかもしれません)
人間が固まって、人形のようになっています。面白い嗜好です。
どこからどこまでが人形でしょうか??
 
楊さんも人形になりたいそうです。
 
全体が見えるところで私も記念写真撮りました。
世界中のビール会社が協賛しています。
大連でいつでも飲める欧米ビールは、
「ハイネケン」(ドイツ)と「バドワイザー」(アメリカ)です。
日本ビールは「アサヒスーパードライ」、「キリン」、
「サッポロ」などです。(サントリーは見かけない)
ここは大雪ビールの小間ですが、
日本のキリンビールと提携関係にあるようです。
ここで、一番絞りを紙コップで振舞っていました。
が、冷えていないので、ほとんど泡だけでした。
ビール瓶を並べたモニュメントの前では
ほとんどの人が記念写真を撮っています。
 
どこからか、おいしそうな匂いがしてきます。肉を焼いています。看板には「土耳其烤肉」と書いてある。
「烤」は中国語簡体字がないと文字化けします。文字は「火」偏に「考」と書き、「あぶる」という意味です。

牛肉と鶏肉の切れ片を電熱器の中央部軸に差し重ね、焼きます。
この焼かれた肉をそぎ落として、たまねぎと一緒にハンバーグパンに挟んで食べます。
あまりにうまそうな匂いだったので、食事してまだ間がなかったが、鶏肉を注文しました(10元)
鶏肉とたまねぎの香りと味が絶妙に調和して、本当にうまかった。看板に偽りなし。(「土耳」はたまねぎ)

 
星海広場中央部の電飾モニュメント
 
会場内ビール会社の小間を紹介しましょう。
どの小間も舞台が設定され、若者がバンド演奏したり、歌っている。
 
ハルビンビール。
 
青島ビール 雪花ビール

 
昨年、建設中だった巨大なガラス張りの建物は「国際展示場」で、今日は綺麗にライトアップされている。
 
このあと、楊さんは用事があるということで、市電乗り場で別れた。
私は久しぶりに興工街経由で大連駅まで市電に乗った。

駅からホテルまで歩いて帰る途中、中山広場に立ち寄ったところ、珍しいものを見た。
猿の見世物である。 「老人と海」ならぬ、「老人と猿」です。
老人の前には賽銭箱が用意されており、その前で若者のカップルが老人となにやら話し込んでいた。
猿は誰にもらったのか、アイスキャンデーをうまそうにもくもくと食べていた。

若者が立ち去り、見物人が減ったので、私は1元寄進して立ち去ろうとした。
その時、上海路から公安2人が老人に近づいてきた。
老人は急いで賽銭箱を片付け、何食わぬ顔をしてそこに座った。
公安は「ここで何している?」とか何とか、質問しているようであった。

 
老人は悪びれる風もなく、ニコニコしながら猿を小脇に抱え、静かにその場を立ち去った。
公安はそれ以上追及はしなかった。 公安も立ち去り、あたりは、また元のような平穏さを取り戻した。
 

実はメル友から事前にメールで、ビールまつりへ遊びに行こうとのお誘いがありました。
しかし、今日は前から楊さんとデートの約束があったのでお断りしました。
次の写真はメル友のメールに添付されていたビールまつりの楽しい様子です。

 

 

明日、8月5日金曜日は夜、楊さんおよびメル友と昌隆で食事会です。
日中はひとりで大連の町を散策する予定です。

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2005年8月5日金曜日>大連散策&友人と夕食会

 
今日はとても楽しみな予定があります。それは、楊さんとメル友のみなさんと昌隆でシャブシャブを食べます。 それまでは自由時間ですから、のんびりと過ごしたいと思います。

今日は朝から雨が降っている。最近は雨が降ったりやんだりの毎日だといいます。
私の経験では、何日も雨が降り続くことはほとんどなかった。 何かおかしい?
北のほうでも南のほうでも洪水が発生して、多くの家や人が災害にあっている。
洪水、かんばつは中国だけではなく、世界的な現象です。
最近、地球はとても機嫌が悪いようです。

雨の中、ブラブラと出かけるところは、いつものロシア街です。
でも、行って良かったのです。新しい発見をしたからです。

勝利橋の上では、既に露店が雨の中で開店しています。
早く来ないと、良い場所が確保できないのでしょうか??

 
大連芸術展覧館の屋根の改修工事が終っていた。
小雨降る天気でしたがたくさんの観光バスが停まっていました。
大連芸術展覧館では、 ロシア現代油絵とデッサン展が開かれていた。

 
見事な屋根です。 石と、赤レンガと、黒い瓦と、白い壁が調和してとても綺麗です。

 
雨の中でもたくさんの観光客がいます。お店もボツボツ準備し始めた。
 
雨の中ここを歩く気分ではなかったので、帰ろうと芸術展覧館の向こうを見ると白っぽい建物が目に入った。
古式豊かな作りですから、きっと保存建物に違いないと近づいてみると、ありました。保存建築物銘板が。
今まで気にもしなかった建物でした。発見できたのは雨のおかげです。

 

 
 
トイレに行きたくなった。どこにしようかと思案しました。 今日は朝食を食べていないので、早めの昼食を食べようと思い、麦凱楽の地下大衆食堂に出かけました。

とりあえず、トイレです。大きいほうですから(^O^)
食堂の階のトイレは掃除中でした。「いいですか?」と聞いたら、「等一等!」という。
しばらく待っていたが、なかなか終らないので、再び入っていくと、まだダメだという。
しばらくして掃除の叔母さんが出てきたので、終ったのかと思い、許可を待っていたが、目の前にいる私を無視している。 そのうち、どこかに消えてしまった。まだ、トイレの入口には清掃中の柵が置いてある。

 

頭にきて、3階のトイレに駆け込む。そこで驚くべき光景を見た。

大トイレに入ってドアを閉めようとしたが、鍵が壊されている!
トイレットペーパーが空っぽ!

大連訪問での新しい発見その4>近代デパートトイレの中国同化
さすがに、写真は控えますが、このような恥知らずな行為、 公序良俗のなさには呆れるばかりです。

4月来た時は、問題なかったのである。わずか半年でひどい状態になっている。
そういえば、マイカルーはすっかり大連に根づいている。お客さんも中国人が圧倒的に多くなっている。
私としてのマイカルーの存在感は、値段はかなり高いが日本の食べ物が買えるスーパーとして評価している。 (日本の食品は他にも、博愛大厦などにあるがメチャクチャ高い。ただ、マンションに近いということもあり、時々買います)
 

出来て5,6年で、トイレボロボロとは、いかにも淋しい。
イトキンもこうならないよう、厳重に警戒すべきである。

かくして、大トイレはどこかに飛んでいってしまいました。小トイレで我慢しました。

開店まもなく(10時頃)の食堂は まだお客さんも少ない。
朝ごはんを食べていないので、ご飯物をと思い、鶏肉カレーを注文しました。

この食堂はデパートと同じ会計方法です。
注文すると、窓口店員(大体がおばさんです(^レ^;)がメニューの伝票をくれます。
これを持って、食堂のほぼ中央部のレジに行き、お金を払い領収伝票をもらい、注文した場所に出します。 料理が出来るまでしばらく待つように言われますので、近くのテーブルに座って待ちます。

まもなく注文した料理?「鶏肉カレー」ができたと、連絡があり、受け取ってテーブルで食べます。
そうそう、中国では普通お冷(水)は出てきませんが、ここは近くにコップとポットが置いてあり、店員に頼むと無料でくれます。

これが鶏肉カレーです。しかしです。いつでも、どこでもそうですが、ご飯がまずいのです(^レ^;
カレーのご飯はとても大切です。中国ではまだカレーのうまさが解っていません。
ただ、 あまりおいしくありませんが、日本ではない、卵スープが付いてきます。

 
さて、小雨降るなか、いったいどこへ出かけようか?いづれにしても、あまり遠出はできません。
 

そこで、マイカルーの近くで今後、変化に直面している場所はどこか??
考えました(^O^) 答えは「南山路」です。

聖邦休閑広場(マイカルー前)から大連駅方向を見る
ゴミひとつ落ちていない>これは最早驚異です

 

太平洋百貨の裏、解放路から大連駅方面を見る。

労働公園を直角にグルッと曲り、高架道路(解放路)を五恵路に降りる。
左に労働公園、右にスイスホテル(マイカルー)

 

狭い武漢路でしたが拡幅して、立派な道路になった。

 

武漢路の一本先に、短いが緑豊かで静かな「南山路」がある。
南山路の終点は労働公園沿いの解放路に突き当たる交差点である。

 

交差点から南山路の進行方向を望む。南山路は街路樹「柳」がズッと続く。
南山路の改装を予感させるビル工事が始まっている。家具デパートのようです。

 
歩き始めてしばらくの間、立派な歩道に驚いた。
自動車の走行量もさほどではない。

   
この辺りから昔ながらのひなびた南山路が続く。

友好路との交差点

延安路との交差点

 

この路は中山広場から放射状に伸びている道路(一方通行)のひとつです。突き当たりに大連外語学院がある。
交差点右前方には日本式カラオケスナックや日本料理店がある。
道路はゴミが散らかっており、掃除の叔母さんが掃除している。きれいなのはまだ中心街のみのようです。

 

南山街との交差点。
数十年が経過した古い屋並が見られる。
衛生面から取り壊しは時間の問題だ!!

両側に古い家並が続く。

 

安陽街との交差点>前方左側は児童公園。
この路を左側に下って行くと、よく遊びに行った日本人経営のカラオケスナック「大連クラブ」のある「鉄路文化宮」がある。
今はなくなったが、その辺りは昔から日本式カラオケがたくさんあった(ひまわり、夜来香・・・・)

 

交差点で今来た方向を望む。

 

児童公園入口>昔、一度来たことあるが、見違えるように綺麗に整備されていた。

池畔に散歩道が整備され、芝生が植えられ、ベンチが設置され、とても綺麗になった。
 

この木は桜です。低く、枝がほぼ直角に曲がっていた。手入れがたいへんです。
大昔、この池の畔に日本人が植えたものに違いありません。

公園沿いの見事な柳並木。古い屋並が幽霊屋敷のようです。

 

五五路との交差点で進行方向を望む(交差点を左折して、
しばらく行くと三八広場がある)

来た方向を望む(児童公園はここまで)

 

歩道もそこそこの淋しい雰囲気になってきた。そろそろ終わりのようです。

 

道路は左に急カーブして、変則的な交差点に達する。
あそこが南山路の起点です。

今来た方向を望む。並木が高い樹に変わり、
うっそうとした森のような雰囲気です。

 

南山路起点の交差点

 

南山路は写真を撮りながら、ゆっくり歩いても1時間足らずであった。

 

帰りは、久しぶりに「南山風情街」に寄ってみよう。

南山路起点の交差点から風景街に入り、しばらく進むと、
七七街との交差点角にホテル「南山賓館」がある。
七七街を少し登り、見下ろす位置で南山賓館を見る。
昔、ここに「行雲」という日本料理店があって、よく食べに来ました。
会社の中国人を連れてきて、食べさせたこともありす。
15,6人で2000元くらいです。
今は、「大江戸」という日本料理店に代わった。
行雲の松本料理長はどうなってしまったのでしょうね??

 

五五路を登って行くと、見覚えのある建物が見えた。

 

「新型企業集団」のオフィスです。
ここが「楓林街」といい、「南山風情一条街」です。

噴水のある中央広場が見えます。
本当に久しぶりに足を運びましたが、
人影もまばらで、お店もなく、さびれたままです。
残念ながら、ロシア街ほどお客さんが来ないようです。

 

噴水広場から右に曲がって、裏の開発状況を確認しました。かなり整備されています。

 

1本七七街に近い路地。右写真>正面遠くにかすんで見える建物は労働公園前の「郵電大厦」

 

郵電大厦に向かって路地を進むと、新しい建物に混じって昔の汚い家が残っている。
まだ、住人が移転できていないようだ。 家は植物のツルが巻き付いてであばら家のようです。
家の前のオートバイや自転車やリヤカーがなかったら、住家だとは思えません。

 

南山風情一条街は、ほぼ完成しているようです。が、住んでいる人は少ないようです。

 

日本街を抜けて、大連外語学院方向に進む。
このロータリーはたくさんの学生がバスに乗り降りする場所です。

 

大連外語学院前の狭い歩道。右側は解放軍施設。
このあと、延安路を下って、中山広場に出る。

中山広場の真ん中を突っ切って向こう側に出ようとしたとき、
今までなかったものが見えました。
左の大木(雪松)の下に見える茶色いものです。

 

茶色い石版には「大連中山音楽広場」と大書されている。
寄贈者は大連冰山集団と合弁事業している、「三洋電機の井植 敏先生」と書かれている。
寄贈は1995年10月ですから、どこかにおいてあったものをここに移設したのでしょう。

 
ホテルに戻ったのは13:00頃。シャワーを浴び、少し休み、15:00頃出発。
いつもの通り、昌隆まで歩いていきます。
 
途中、「伊都錦」前の交差点でおばさんが、広い中山路を横断しようとして、交通安全おじさんに制止されていた。 以前、この通りには横断歩道マークがあり、信号に従って人も横断できた。
しかし、2年前中山路を拡幅してからは徐々に人の横断を制限してきた。
今、ここを横断するには地下道を通らなければならないのです。

交通安全おじさんに制止されたおばさんは、ブツブツ言いながら、地下道のほうには進まず、あくまで中山路を渡るつもりです。
交通安全おじさんと交通婦警の目の届かないところまで移動し、強引に中山路を渡ってしまいました。
中山路は車が多く、しかも猛スピードで走っている危険な道路である。
このような人の指導もたいへんではあろうが、根気良くやるしかないのである。

今回の大連訪問で気が付いたことのなかに、交通安全タスキを掛けた一般市民風のおじさんたちが、交通警官に混じって、駅前とか広場とかの交通量・人通りの多い道路や交差点に立って、交通指導を 行っていることがあります。

 

今日は久しぶりに中山路を通り、人民広場でゆっくりしました。
16:00〜17:00 広場ではこれまた、曇天にもかかわらず、
本当にいつもの通り、凧が揚っています。

17:05風が出てきました。17:10やっと揚がりました。
30分のチャレンジ本当にお疲れ様でした。
私以外にも、この凧揚げを見ている人がたくさんいます。
思わず拍手歓声してしまいました。

 
おじさんが2人凧を持ってやってきた。一人はツル、一人は金魚です。
風が弱いので凧もなかなか揚がりません。 風は北西方向(写真左前方)に吹いている。
ツルを持った人は広場の斜め左端から何回かトライし、17:00頃成功した。
しかし、オレンジ色の金魚を持った人は凧そのものも大きいかして、何度トライしても揚がらない。 広場の一番風下から一番風上まで100m以上あります。ここを何回も走ってトライします。たいへんです。
 
17:10、突然どこからか大きな歌声が流れてきました。キョロキョロしていると、広場の噴水が一斉に上がった。

 

親子連れのかわいい彼女に記念写真を撮ってもらいました。

広場の端で人民広場全体の写真を撮りました。雨が降りそうなので人影もまばらです。
歌声は宮殿風の建物の両側に設置されている、巨大なスピーカーから聞こえてきます。

 

広場の端にも例の「交通安全のおじさん」が立っていました。
こっそり、後から写真撮りました。すみませんm(_)m
おじさんの左前方には、八頭身の交通婦警が、通行人となにやら話しています。
もうひとり交通警官がいます。いったいどこにいるのでしょうか??

 

大連訪問での新しい発見その5>交通安全おじさん大活躍

大連も主要幹線道路は完璧に信号機が設置された。
道路も整備されつつあり、交通事情は著しく改善されている。
しかし、走行する自動車はその上をいく、増え方をしている。
安全運転、安全通行の啓蒙活動は極めて重要である。

 

再び、中山路を西に向かって歩く。
奥林匹克広場までの道路沿いにあった、
市民開放を告げる、病院の巨大な宣伝看板。

奥林匹克広場前の中山路沿いに、
巨大な娯楽センター「サンバワールド」が出来ている。

 

 

ウオルマート東口の一画がとうとう、壊された。
労働公園のテレビ塔や野外動物園の山が見える。

交通整理のお巡りさんは違法駐停車の取締りで大忙しです。

 

警官のいる中央部三角地は、半年前までは赤レンガの雑居ビルが建っていた。

 

中山公園の中央広場(孫文像のあるところ)では若者が建子をたっていた。ただ、上半身裸はいただけません。
また、木陰ではいつも通り、大勢の人がトランプや将棋などのゲームをやっている。

 

例によって、中山公園の真ん中を突っ切り、
長興街を真っ直ぐ下ると、五四広場である。
ここでも新しい発見をしました。
聖金広場の前にいよいよ新しいビルが建設されます。

本体ビルが出来る前に、早々とKFCが店開きしている。
いやはや恐れいりました(*_*;

 

聖金広場の消防署前では俄かバスケットコートが作られ、ワンゴール試合をやっている。

 

興工街交差点から解放路交差点までの西安路周辺は急速に副都心化している。
建設の槌音が鳴り響き、そこにいるだけで活気付いてきます。

 
日が落ちて間もなく、雨が降ってきました。
こんなに雨が続くのは、やはり異常というべきでしょうか?
濡れた路面に灯りが照り返され、なかなかの雰囲気でした。
そろそろ夕食会の時間です。
いつもおいしくいただいている「昌隆」のシャブシャブですが、
 お店の外観をとくと見たことはありませんでした。
 このビルにはサウナ、カラオケ、焼肉店もあります。

 
さあー!(^O^)久しぶりに集まりました。終了間際の日中合作食事会です。
仕事も忙しそうです。日本語のわかる中国人の新規採用面接官もやっているようです。
楽しい時間を過ごさせていただき心から感謝します。高い航空料金を払ってやってきた甲斐があります。

 
みなさん明るく、輝いています。きっと素晴らしい人生がやってくるでしょう(^O^)

 

久しぶりに楊さんとツーショットしました。
ちょっと緊張しました。が、気取らない、
普段着の楊さんがとても素敵です。

参考に昌隆の清算書を初公開します。
5人で約300元、1人約60元(約850円)

 

昌隆の後、お茶でもということで、喫茶店に入った。
昌隆の目の前に、新装開店した評判の軽食喫茶「アミチ珈琲店」です。

 
明日、8月6日土曜日夜は、楊さんの彼氏、劉君がおいしい四川料理を食べさせてくれるようです。
日中は駅裏の韓国服装城で髪飾りを買う予定です。

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2005年8月6日土曜日>大連散策&ショッピングと夕食会
 
今日も小雨が降っています。
午後は楊さんと彼氏とで、ショッピングをした後、劉君お薦めの「四川料理」をご馳走になります。
日本に帰ってからの、食生活の不満は辛い食べ物が少ないことです。

辛いといっても、醤油やワサビの辛さではなく、唐辛子のそれです(^O^)
劉君は「辛い食べ物は大丈夫ですか?」と聞いてきたが、私は「大好物です。 それが大連に来る最大の目的です」と答えた。とても楽しみです。

午前中は特に予定はありません。
が、メル友の1人が音楽に堪能で、今、ある倶楽部に参加して、楽しんでいるようです。
メル友と私との出会いはまさにこの部分で、私のホームページを見て問合せのメールがきたのでした。
その音楽倶楽部は「大連国際音楽倶楽部」です(年1回成果発表のコンサートを開催しています)

倶楽部の練習場が南山地区の「大連植物園」近くの「大連市中山区少年宮」という。
どんなところか見たいものです。 そこで、午前中小雨降る中を、歩いて行って来ました。

また、メル友は今日、旧ヒルトンホテルで新人発掘のための会社説明会をアシストするという。
この説明会会場は、私のホテルに近いので、お昼ごはんは一緒に食べることを昨夜、約束した。

今日もなにかと忙しくなりそうです。が、楽しい一日になることだけは間違いありません(^O^)

 

それでは、最初のプログラム、「大連市中山区少年宮」を探します。

8時にホテルを出発。

延安路から七七街を通って、南山地区に向かう。
五五路を北上し、「?海街」との交差点を左折する。
しばらく進むと、植物園の石銘板が見える。この辺りから異臭が鼻をつく。

路肩は歩道に野菜や果物などの残飯がうず高く積まれている。
異臭の中ずっと進むと、匂いの種類が変わってきた。
生臭いのである。 路上や歩道に魚の破片や鱗が散らかっている。
どうやら、この辺りは残飯処理者の住宅街のようだ。
ただ、彼らの名誉のために言っておきますが、
散らかったまま放置はせず、掃除はしていた。

 
周辺をずっと歩いたが、この辺りは住宅街であり、それ(少年宮)らしき建物は見当たらない。困りました。
 再び五五路の交差点に戻り、ここ五五路を登ってみることにしました。
この写真は三八広場方向です。

 

坂を上り、グルッと右に曲がると「大連植物園」の標示と入口があり、植物園の全貌が見下ろせる。

 

植物園を見下ろして、さて五五路の上を見ると、もう建物の影がない。
正面を見ると、急坂の右手に、らしき建物がある。案の定ここでした。

 

中を拝見しました。ロビーには人工樹木がアチコチに生い茂っていました(これって中国式?)
片隅のテーブルでは親子連れが何やら打合せしていました。

 
メル友と約束した昼食の時間が来ました。メニューは昨夜合意した、ピリカラ肯徳基です。
メル友は朝から勝利橋先の長江路沿いホテル(元ヒルトンホテル>中国名:希楽頓)です。
現在、ヒルトンは撤退し、中国資本のホテル(名前を忘れた)になっている。

ホテルまで歩いて行きました。
新装成った天津街ショッピングモール(まだ全部完成していません)を抜ける近道があります。
ホテルで待ち合わせ、一緒に天津街の肯徳基まで引き返した。
いつ食べてもNo.3のチキンバーグはおいしいです。結局、馳走になってしまいました。

店の1階は満員のため、私は待っている間、2階で席を確保します。店内はこんな感じです。
目の前では女の子2人が刺繍の編み物をやっていました。
何も注文しておらず、編み物をするためにここに来たようです。
店も特別に苦情を言わないようで、2人は涼しいところで楽しく遊んでいました。

昼食後、せっかくだから、私の泊まっているホテル「大連飯店」を紹介しました。
「 中山広場のすぐ近くにこんなに古いホテルがあるとは!!」 と、感嘆しきりでした。
私にも次の予定があるので、今日は優秀な人材がたくさん確保できるよう激励して、 メル友とはここで別れました。

楊さんとは、15時に勝利広場で待ち合わせることにしました。
1年ぶりに逢った劉君は、企業戦士の顔に変わり、たくましく見えた。

最初の行き先は駅裏の「韓国服装城」です。ここで、かんざしなどの髪飾りを買います。
劉君はここに来るのは初めてのようです。が、このような雑貨品には興味ないみたいです。
髪飾りも似たような店がたくさんあって、どこで買うか惑うばかりです。

安いものは2元からあります。
一般的には15元くらいで、中級品は50元前後、高級品は100元前後、ブランド品は100元以上となっている。 私はひとつの店で、全種類を適当に選択して買いました。

この服装城はそのままの値段でも既に安くなっています。だから、みんな買いに来るのです。
ただ、店の名前(韓国服装城)が示すように、商品は韓国製が多いようです。
髪飾りなども、製造は中国ですが、デザインは「韓国」と標示されているものが多い。

合計で600元くらいになりました。負けてほしいと、私は500元を提示しました。
店の女将は基本的に安くしているから、これ以上値引きは出来ないという。
私は頑強に500元に固執し、交渉したが、どうしても聞き入れない。

そこで私は、「それでは他の店で買う」といって、店を出ようとした。
事実、このような店はここ服装城にはいっぱいある。
すると、女将は「しょうがないね!」といって、あきらめた様子で500元を認めた。
交渉成立です。粘った甲斐がありました\(^o^)/

髪飾りはこんなものです。安いものから順番にご覧ください。もし、欲しい人があれば、お安くしときます。
なお、キラキラ輝いている石は水晶で、輝いていないのはただのガラスです。

 

 
 
 

     
 
 

もうひとつ買い物があります。それは、日本へのお土産です。旬のものが良い、と、昨晩いろいろ考えました。 街を歩いていると、あちこちに「中秋節」の看板が出始めました。これです(^O^)

本場の「月餅」を買っていこう(^O^)
楊さんに、どこが良いか尋ねました。それではと、「大連商城」にいきました。

ここの惣菜売り場に、いろいろな種類の月餅がうず高く積まれていました。
値札には500g13.8元と書いてある。やすーーーい!!
「500gで何個ある?」と店員に質問すると、約5個という。
ということは、1個2.76元。日本円で、すなわち38円である。
通常、贈り物としての月餅は絢爛豪華な化粧箱に入っており、中身の月餅より容器のほうが高いのです。

大きさは直径約10cmです。
この月餅は、中国人が普通に食べる、家庭用です。これがいい(^O^)。
庶民の味の月餅を是非、日本人に食べさせたい。
1世帯500g(5個)を10世帯分、買いました。

5個づつ、パックに入れてほしいと頼んだが、パックがないという。
きらびやかな化粧箱はいらないので、簡単なパックで良いと言ったら、奥のほうから持ってきました。 卵パックのような透明な薄い容器です。 これで良い!!

あんこの中身が5種類あったので、ちょうど1個ずつを5個1パックにしてもらった。
全部で50個を10のパックに詰める間、他のお客さんはいったい何事だ!なんて後で珍しそうに眺めていた。 10パック作り終わって、1個余りました。実際は50個ではなく、51個あったのです。 量り売りですからこんなこともあります。

1個を食べてみましたが、甘さ控えめ、油控えめのとてもスマートな味に仕上がっていた。
すばらしいーーーー\(^o^)/

これならきっとみんなも喜んでくれるはずです。
費用も安く済みました。1個38円、5個190円ですからぜんぶで1900円です。
日本で買ったらいったいいくらくらいでしょうか??

ただし、航空券が6万円ですから、月餅1個当りの運賃は1200円となります。
月餅1個38円と合わせて、1238円が今回のお土産月餅1個の原価となります。
5個入りパックですから、1軒当り6190円がお土産の原価となります。

たかーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!
みなさん心して召し上がれ(^O^)

夕方になりました。食事の時間です。
ホテルに戻って、買い物品を置いて、3人でタクシーに乗り、四川料理の店に出かけました。 店は駅前から長江路を西に進み、黄河路との三叉路を黄河路に入って、すぐのところにありました。 いままで、何度もこの路は通りましたが、こんなところに四川料理のおいしい店があるとは気が付きませんでした。店の名前は後で聞きました>巴国布衣

店に入って、気がつきました。カメラを忘れたことを!
これは私にとって重大なミスでした。私はここへ来るのは初めてです。
ですからいつもなら、店の雰囲気、料理の内容、この店のサービスなどなど、を写真に撮ります。 しかし、今回はそれが出来なかった。残念!!

なぜか満員でした。よほどおいしいのであろうか?大いに期待しました。
(満員の理由は別にありました。後ほど説明します)

料理は大好きな激辛メニューでした。
ほとんど劉君が選定しました。が、私もひとつ希望しました。
それは、骨付きの鶏肉を激辛の唐辛子と香辛料で焼いたものです。
この料理は私の大好物ですから、どこへ行っても注文します。
店によっては菜単に載ってない事もありますが、注文すれば必ず作ってくれます。

この店にもなかったので、作ってくれるかどうか確認したら、作れると言いました。
つまり、この料理はほとんどの中国人が好むもので、いつでも、どこでも、だれでも食べられる、ごくごく当たり前の献立のようです。 現物はちょっと油っぽい感じで、ベタベタしていた。 おいしいのはカラッと仕上がった、パリパリ感のあるものです。
ここのは今一でした。残念!!

辛い四川料理はさっぱりした中国ビールにぴったり合います。
劉君はあまり酒は飲めないはずであったが、今日はかなり飲んでいた。
しばらくの間に飲めるようになったようです(^O^)

料理は7種類くらい注文しましたが、カメラを忘れたので写真を撮ることが出来ず、どんなものかお見せできません。残念!!
次の機会には必ず、この店にいって写真撮ります。ご期待ください!!

8時頃、満員の店内がザワザワとざわめいてきた。
劉君の説明ではショーが始まるという。
現れました。黒装束にお面をつけた京劇風演舞者が1人、店の中央部にある2階への階段途中の踊り場に立って、舞い始めました。 演舞者はお面と衣装で、男か女か解りません。ただ、踊りの激しさから女ではないように思えました。

お客さんがドッと周りに集まってきます。携帯やカメラで写真を撮ります。
カメラのない私は、ほぞを噛む思いでした。次回大連に行った時は、写真とってきます。
これまた、おたのしみに(^O^)

明日は8:10発の飛行機で帰国しますので、9時頃、お開きにしたいと劉君にお願いした。 料理はまだ少し残っているが、もう食べれない。
持って帰るわけにも行かない。残念だが置いていくしかない。
劉君は沈陽出身ですから、料理を残すことは苦にならない。

中国北方では、お客さんをもてなす時、料理の皿が空っぽになることが「恥ずかしいこと」という食文化がある。 ですから、お客さんがおいしいおいしいと言って、全部食べてしまったら、同じ料理を同じ量だけ、再び食卓に上げるのである。

結局、いつの場合でも、全部を食べきれず、半分くらいは残ってしまいます。
ものずごくもったいないことです。が、これが中国北方の文化なのです。
ただ、この習慣もいずれは見直されるはずです。

農産物の生産事情にもよるが、食料も石油同様、無尽蔵ではないからです。
残ったものはゴミになるだけです。 食べ物を大切にするという考え方はとても重要です。新しい文化を創ってほしいものです。

今日は劉君のおごりでした。 おいしい四川料理を腹いっぱい食べました。
ごちそうさまでした。次回は私がご馳走します。

楊さんと劉君の2人は順調に行けば、多分、来年は目出度く、ゴールインするでしょう。
この時は、万難を排してお祝いに駆けつけたいと思います。
ご連絡を楽しみに待っております(^O^)

3人は歩いて駅方面に向かう。楊さんたちは途中で中山路のバス停に向かう。
私はそのまま直進して天津街経由でホテルに帰る。
2人は仲良く手をつないで歩いていった。 2人とも既に30を越えている。が、中国の人たちは結構、恥ずかしくもなく手をつなぐものです。
愛情表現はかなりストレートなのである。
日本人?いや失礼!、私にはまねはできません(^O^)

明日は8:10発の飛行機です。荷物の整理もしなくてはならないので、早めにホテルに帰った。
ガラガラのスーツケースであったが、月餅の大量購入ではみ出すほどになってしまった。困った!!

アレコレ配置を変えながら深夜までジグソーパズルは続いた。
最終的にはなんとかねじ込んでしまった。太好了!

明日は日曜日ですが、楊さんが空港まで付き合ってくれます。ありがとう!

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2005年8月7日日曜日>帰国

 
朝、かなり早く起きてしまった。 6時にテレビをつけたら、CCTV1でおかしな?番組をやっていた。
それは、UFO出現の特集番組でした。

詳しくは解りませんが、黒龍江省の山林で、青年が望遠鏡で未確認飛行物体「UFO]を見たということで調査したところ、第三類接触(第三種接近遭遇)した人は20人以上にものぼっている。
というようなことを、専門家のコメントを交えて、キャスターが真剣に報道していた。

     

 
6時半にチェックアウトした。領収書をくれないので、請求すると、フロントの男性が手書きしてくれた。
最近は、ほとんどプリント領収書ですが、ここにはまだそのような設備がないようです。
今時にしては貴重なものです。ご披露しましょう(^レ^;
 
3日で780元ですから1日260元でした。チェックインした時のフロント嬢が負けてくれたようです。
謝!謝!m(_)m
 

ところで、領収書の枠内最下欄「合計金額(大写)」を見てください。数字が中国語で書かれています。

 
日本にも漢字の数字はあります>零、壱、弐、参、四、五、六、七、八、九、拾、百、千、萬
中国の漢字数字(大写)と日本の漢字数字を比較してみます。
 
チェックアウトして、まもなく楊さんが来てくれた。 お休みのところたいへん申し訳ありませんでした。
楊さんが乗ってきたタクシーで空港へ。
 
空港で朝食を食べるつもりでいたが、搭乗手続きには大勢の人が並んでいた。
このため、お茶さえも飲む時間が無くなった。 楊さんには朝ごはんも食べてもらえなかった。
まことに申し訳ありませんでした。
 
搭乗ロビーも国際線らしく一新しました。
 
これで広州、大連の1週間が無事、終わりました。
皆さんたいへんお世話になりました。
公私共に、充実した毎日を過ごされることを祈念して、お別れいたします。
 
明年見!(^O^)/〜〜〜

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