疏 港 路

他にもまだ目的があります。中国絵画展の観覧です。
一つはロシア街の入口にある建物「芸術展覧館」で、池田大作作品展を開いているのです。
池田大作といえば、たしか？創価学会の会長と同じ名前です。
人違いかもしれませんが、興味しんしんです。

もう一つは、オリンピック広場近くの日本料理店「清水」付近にあるという「中国美術家協会」の大連展示場です。

すなわち、疏港路から勝利橋まで行き、そこから中山路を通って、マンションまでひき返して来るのです。 総距離は約１５Ｋｍでしょうか？ それでは、いつものように身軽な服装で、スタートです。

マンションを出てすぐに「お茶売りの少女」に出会いました。
天秤棒を担いで、リズミカルに歩きます。
１人のときもありますが、２人の方が多いようです。
私はまだ買ったことはありません。

城壁には飲食店、喫茶店、カラオケ店、などのテナント店がグルッと営業します。
このような建築方法は古くからの伝統的住宅「四合院」からきているものと思われます。
四隅を建物で囲い、中心に中庭を構成するものです。

警備員はすべて中国国家公安が認定した人間です。
我々のような外国人はさらに安全を確保するため、最近、各部屋に緊急連絡用の電話が付けられました。
いままでも、１階の警備室につながる内線電話はありました。
が、連絡するためには受話器をとって、通話しなければなりません。
これでは緊急の場合、役にたちません。

今回の改善は普通の電話に、特殊装置を取り付け、そこから赤色のボタンのついたスイッチをつけました。 この装置はボタンを押すだけで、直接警察に通報できます。
話をする必要がないだけ、早く危険を知らせることが出来ます。

ただ、緊急連絡用電話機とはいうが、盗聴されていないという保証がないので、プライベートな会話は携帯にしています。

話が横にそれました。元に戻します。
五一広場のロータリーを高架道路に沿って北上すると、直ぐに巨大な立体高架が現れる。
これが、「香炉礁立体高架」です。
左方向は大連飛行場、上（北）は遼寧省の首都沈陽市への高速道路「沈大高速」、右方向は大連港に沿って大連駅から中心的繁華街に続く。 つまり、ここは大連の玄関にあたります。

香炉礁立体高架の付近で鉄道工事をやっています。そして、遠くに駅のような建物が見えます。