廣 鹿 島

2002年8月16日〜17日
Guang3 lu4 dao3

2002年9月5日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!

大連リポート102で8月の初めに上海方面に出張したと、言いました。
ハルビンの次は8月1日から4日までの、上海ー無錫をリポートする予定でしたが、実はここにはトラブル再発のため、急遽、21日から24日(土)まで再訪しました。
従って、これを2回分まとめて、後ほどリポートすることにします。

さて、大連リポート111は、仕事でほとんど休みのなかった私の、ささやかな盆休みを報告します。
16日(金)午後から1泊の小旅行に行きました。会社の技術部の慰安旅行です。

大連市は昨年、団体で旅遊し、そこで喧嘩などの争議が起こった場合、その責任を団体の管理監督者に求めたため、会社は慰安旅行を禁止しました。 代わりに一人あたり一律100元支給されました。
中国では喧嘩は日常茶飯事です。血の気の多い人が多いのでしょう。
路上で黒山の人だかりが出来ていたら、喧嘩か交通事故です。

今年も市政府の方針は同じです。が、技術部だけは会社の了解の下、実施しました。
比較的、理性的な人が多いからです。
製造部はだめです。酒を飲むと暴れる人間が必ず出てくるからです。

さて、16日金曜日は午前中で仕事を終わり、近くの島へ、小旅行に出かけました。
正午頃、マイクロバス2台が会社にやってきました。
家族、友人、親戚、恋人などなどが続々と、会社にやってきました。

午後1時、総勢約40人はバスに乗り込み、一路、金州の渡船場に出発です。
ここから、黄海の小島「廣鹿島」へ渡るのです。

大連からの道のり

舟で約1時間のこの島には、多くの人たちが最後の夏を楽しんでいました。
若い人たちは海水浴、釣り、ビーチバレーと、はしゃいでいましたが、年寄りの私が、同じようにして怪我でもすれば、迷惑かけるだけです。

昨年、海王九島の3泊4日の旅行では、怪我をして、皆さんに心配かけました。
そこで、海をじっと見ていました。

食べ放題のゆでトーモロコシをさかなに、呑み放題のあったかいビールを飲みながら、久しぶりに悠々たる時間を過ごすことができました。 命の洗濯ができて、とても幸せなひとときでした。

 

会社に全員集合

中国人はとてもトランプ好きです。
バスに乗ると早速ゲームです

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開発区あたり>左に見える高架は市内から金石灘へ行く快速鉄道 金州の渡船場に到着

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舟に乗り込みます 次の船を待つ人々
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出航です>ドラもテープも蛍の光もありません 船上
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目的の島まで、約1時間かかります。海も見飽きたところで、再びトランプに興じる。
そうこうしている間に、廣鹿島へいよいよ到着です。
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正面に見える2階建ての建物が私たちの宿舎だそうです。
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名前は「龍海度假村」です。「度假村」du4 jia4 cun1とは休暇村、保養地、リゾート地のことです。
パンフレットには次のような宣伝文句が書かれていました。

「我知道一个很美的地方、它是茫茫海上的一个小島、青山、緑水、藍天、白砂・・・・・・・・・
有心人小心翼翼地把它変成了一个像家的地方!」

<日本語訳>

わたしはたいへん美しい、あるところを知っています。
そこは、広い海の中のある小島です。
青々とした山、おいしい水、青い空、白い砂浜・・・・・・
そこは我が家のようにくつろげる場所です。

 
我先にと、下船します。
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海岸線です。
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宿舎の2階ベランダから周りをみます。
裏の畑。 海方向
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記念写真 海岸を歩き、いつものように珍しい貝殻や石を拾います。
毒々しい鬼ヒトデが真夏の海岸で異臭を放っていました。
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夕餉の支度が出来ました。荒っぽくゆでた「ホタテ」、「アサリ」、「モガニ」、「巻貝」などがとても美味しい。
食べても食べても、いくらでもドンドン出てきます。 冷えてはいないが、生暖かいビールを飲みながら、
海の幸に舌鼓を打てば、これほどの幸せはありません。
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食事の前、みんなが水浴びしている間、私は砂浜に座って、約1時間ほど夕日を眺めることが出来ました。
これほどノンビリと夕日を見たのは生まれて初めてです。悠々たる日没をじっくりご鑑賞ください。
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一句浮かびました。

「黄海の夕日に遊ぶ泳ぎ人」

「泳ぎ疲れ夕日楽しむ黄海の浜」

夜中はホール(我々の寝室の下)で、カラオケとディスコがある。
私はディスコで少し踊り、早め(9時半頃)に寝た。
明日は早く起きて、朝日を写真に撮りたいのです。

みんなはトランプに興じている。
下のディスコで、ドチャスカバチャスカやっているので、うるさくてとても寝られたものではない。

ではでは。再見!(^O^)/〜〜
From Dalian With Love

2002年9月15日、こんにちは!お父さんです!元気だかね!
続いて、黄海の小島「廣鹿島」旅遊記です。

昨日は早く寝たので、目覚めは誰よりも早かった。 夜明けはまだ早い。
薄暗い外に出て、まずトイレに行きました。 昨年行った「海王九島」より少し悪いが、水洗でした。
しかし、水洗の水圧が低いので流れません。外の洗面器に水を入れて、ザッーと流します(^レ^;

天気は最高でした。
朝日が黄海の水平線をゆっくりと昇ります。朝食までゆっくりと海岸でくつろぎました。
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2日目も昨日と同じように水浴び、ビーチバレー、海岸散策です。
蔦で作った、特性ビーチパラソルの下でくつろぐ宋慧敏と王鴻雁

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向こうではビーチバレーやってます。 裏には大きな黒い犬と、少し小さい茶色い犬がいました。
最初は怖くて誰も手が出せません。
主人が、おとなしい犬だから問題ないと言うと、みんな頭をなでていた。
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王鴻雁と海岸線を散歩しました。きれいな砂浜がありました。
写真を撮っていたら、王さんが言いました。 「奥さんにメッセージを砂に書きましょう」と。
私は照れくさいので、王さんの名前から一字「雁」をとって、 「雁さんありがとう」と書いて写真を撮りました。
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王さんはどうしても私に奥さん向けのメッセージをといいます。
私はあきらめて、書き始めました。 最初は砂地に字を掘り込んだだけでしたが、少し趣向を凝らして、この溝に貝殻を敷き詰めました。 いかがでしょうか?出来栄えは(^O^)
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ではでは。再見!(^O^)/〜〜
From Dalian With Love

私の夏休みリポートの最後です。

朝食は中国の常識と、海の幸が一杯でした。
おかゆに漬物、とじた卵と白魚の煮付け、昨夜の余りものカレイの干物をから揚げしたもの、などなど。

今まで、食事の写真を一枚も撮りませんでした。
これがお昼のメニューです。食べきれません。
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ここにちょっと珍しいエビがありました。食卓の中央部にあるものです。
名前は「gou1 lou2 xia1ゴウロウシア」といいます。
日本語がないので、漢字で書けないのです。

良く似た文字で説明します。「佝gou1 楼lou2 虹xia1」
「楼」は木偏を人偏に変える。「虹」は「工」を「下」に変える。
「ゴウロウ」とは「背を丸める」と言う意味です。
もう一度、写真をよく見てください。
そう言えばこのエビ、背が丸くありませんか?

 
そろそろ、帰りの時間です。シャワーで塩気を取ります。 宋慧敏と王鴻雁は疲れています。
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さようなら廣鹿島(*_;)/〜〜〜 金州の渡船場に戻り、マイクロバスを待っている間、
かわいい猫が2匹遊んでいました。
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マンションに帰って、拾ってきた石と貝をテレビの上に展示。
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ではでは。再見!(^O^)/〜〜
From Dalian With Love

ここで採集した石は大連の濱海路で拾った石と合わせて、2004年7月帰国後、陶板を作成しました。
田島先生の指導のもと、何度も失敗を繰り返し2005年5月完成しました。
焼成で板にひび割れが出来てしまったが、ほぼ構想通り石を陶板に接着できました。

ご覧ください。題して「大連的思念」DALIAN de SINIAN

<後記>完成までの経過

2004年8月>デザイン構想

<作り方>

1、上記のデザインに配した石を、陶土を平たく伸ばした板に押し付け石の痕を付ける
2、焼くと体積が20%ほど収縮するので、あらかじめ石を少しずらして大きく痕を付ける
3、石を取り外し、デザイン盤の上に並べ直し、石の配置が間違わないようにする。
4、石の痕の付いた陶板に新聞紙を被せ、徐々に乾燥させる。
5、十分に乾燥したら、田島先生の所に持って行き、電気炉で焼成する。
6、焼き上がったら、接着剤で石を窪み(石痕)に接着する。
7、乾燥させて完成

第1回目製作品>2004年8月<破損>陶板の厚さ不足

第2回目製作品>2004年10月<破損

第3回目製作品>2004年12月<破損

第4回目製作品>2005年1月<窯で焼成中、窯の中でバラバラに破砕>原因不明(乾燥不足か?)

第5回目製作品>2005年5月<石痕をつけた時の生の陶板

結果、下方1/3辺りにひび割れはできたが、破砕することなく焼き上がる(^O^)太好了!
早速、石を強力接着剤でくっつける。が、収縮が激しく、石がくぼみに入らない。
適当な大きさの石に変更したが、それでも入らない窪みは、石を割って小さくした。

上の方に明けた二つの穴は壁掛けようであるが、重さが5Kgもあるので心配で、床に置いてある(^レ^;

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