害虫闘争記

キャベツ ダイコン はくさい にんじん ほうれん草 いちご

キャベツ

2008年>キャベツの苗作りで害虫の洗礼を受ける。「虫食い穴」とはよく言ったものだ(^レ^;
まだ4葉になったばかりの幼いキャベツの葉を食い散らかして、葉のアチコチが穴だらけだ!
葉の表には誰もいない。裏を見ると、体長3〜5mmくらいの青い虫がノソノソ歩いている。
また、 黄色の粒粒が葉の裏にビッシリ付着している。奥さんが「モンシロチョウの卵かも知れない?」という。
昨日は異常なかった。初体験のポット苗作りだったので、手塩にかけて見てきたつもりでしたが、一晩でこの様です。

 

怒り心頭!でも、これが農業でしょうか!遅きに失した感じでしたが、慌ててネットを掛ける。
青虫をこのままにしておけば葉は全部食べられてしまう。そこで、止む無く「オルトラン」を根元に散布する。
手遅れでしたから、かなりの苗がやられました。しかし、このあと被害が止まりました。

 

半月くらいの間に、特定の株が集中的に攻撃されている。青い糞が日に焼けて褐色だ(^レ^;

     
そこで、虫を詳しく観察することにした。

佃煮になりそうでしょう(^O^)

キャベツの害虫は主なものだけで数種類のようだ(ネットで調査)
@ アオムシ(モンシロチョウの幼虫)、A コナガ、B ヨトウムシ、C ハスモンヨトウ、 D タマナギンウワバ

我が家の害虫は大体青いものが多く、ところどころに大型の灰褐色や土色の虫が中心部に鎮座している。
ただ、青い虫はどれもこれも、非常によく似ているので、形姿では区別しにくい。
また、紋様も成長とともに変化するようで、素人では判別困難である。

自分が撮った写真は自分なりに名前を付けたが、正確とはいえない。
判定が悩ましのは、幼虫が子供の頃と、青年時と、熟年時では姿形・紋様が変化するからだ。

2時間かけて55株全部点検。小さいものはその場でつぶしたが、
大き目のものは、佃煮にでもしようと(^レ^;袋に入れて持ち帰る。

拡大しよう!いやですか?でも、拡大したい(^O^)
畑から家までのわずかな間にもこ奴らはウンチするのです。
ウンチの臭いも、自分の臭いも一緒です。すべて、キャベツの匂いでした。
それにしてもです、この臭いは異常なにおいです。私の加齢臭など比ではありません。

気味が悪くなりましたか?御口直しに生きの良い虫をご覧ください(^レ^;

大半がタマナギンウワバですが、中央部分に1匹短い毛で覆われたのがアオムシ、
茶色がかった虫がヨトウムシ、灰色がかった虫がハスモンヨトウでしょうか??

   

タマナギンウワバ

アオムシ

アオムシは短い黄白色の体毛で覆われているので、この虫は青虫ではない。
尺取り虫のように歩くので多分、タマナギンウワバだと思う。

 

 

晩秋の日差しを浴びて、心地良さそうに朝食中。葉脈を残して、きれいに食べ尽くす。

     
 
 

地面と接触している葉の裏や土の上には、ヨトウムシ(夜盗虫)の3態が見られた。
貴重な写真です(^O^)左から若齢幼虫、青年幼虫、成熟幼虫。
触れると、取敢えず、みんな死んだふりをします(^レ^;

株の中心部に深く侵入しており、一つの芯に5,6匹潜んでいる株もあり、箸で摘むのも大変でした。
中にはこんなに大きなものも潜んでいる。

別の視点で見ると、
オーム貝のようでもあります(^レ^;

ハスモンヨトウ

 

これではたまりません!そこで、オルトラン水和剤を買い、1000倍希釈して散布

ヨトウムシ(夜盗虫)メモ
ばあさんは昔からこの虫のことを「ヤシャコラ」と呼ぶ。
多分、漢字で書くと「夜叉子等」ではないかと思う。
夜中に土中から、モゾモゾ出てきて、大切に育てている、野菜を食いつくす。
この虫は形も醜悪であるが、やることが極悪非道である。
捕っても捕ってもきりがないほど湧いてくる悪魔のような虫に、ウラミ骨髄なのである。

夜叉は「形貌醜怪で猛悪なインドの鬼神」。
広辞苑によれば、夜叉は天竜八部衆の一つで、仏法を守護する八部の異類のこと。
天竜八部衆は「竜神八部」とも言い、次も八部である。
@ 天、A 竜、B 夜叉、C 乾闥婆(けんだっぱ)、D 阿修羅、E 伽楼羅(かるら)、
F 緊那羅(きんなら)、G 摩睺羅伽(まごらが)

     

2009年は秋蒔きキャベツの巻き始め時期(10月初め)と収穫時期(3月初め)まで徹底的にナメクジにやられた。

   

巻き始め時期>ツガイで中心部を食べている

収穫時期>
こんな感じで外側に大きな食害あり

 

鳥が突ついた様な痕跡なので、てっきり鳥だと思いネットを張ったが効果がなかった。
中心部から大量のナメクジを発見し、食害の犯人がナメクジであると解った。

     
名前のわからない虫たち
@ 葉の表側に卵らしきものが産みつけてある。

A 透き通るような緑に黒い斑点が鮮やかである。

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大 根

アオムシはどこにでも居る。
アオムシは若齢から成熟齢までずっと青色で、
しかも、短い黄白色の体毛で覆われているため解りやすい。

糞は文字通り、青い。

いまいましいのは、根切り虫だ!
葉っぱや根をバッサリ切られる。
株周辺の土を掘り返すと、
必ず潜んでいる

 

葉っぱの上に置いてやると、クルクルッと丸くなり、死んだ振りする?が、しばらくするとモゾモゾ動き出す。

 

真黒な虫を発見>ネットで調べるとナノクロムシという。

漢字で書くと「菜の黒虫」、文字通りで愛想がない(^O^)
それにしても、この青と黒のコントラストは何だろう!
あえて、目立つような色を選択したメリットは何か?

この虫には先祖において何があったのだろうか?ただ、触るとコロッと落下し、地面で動かなくなる。
死んだ振りすることも、生き延びるためのDNAなのであろう!それにしても不気味な表皮ではある。

 

名前のわからない虫たち

@ 幼虫とその抜けガラと、成虫の死骸 根切り虫を探していたら、生きた成虫がモソモソ出てきた。
 

A 色鮮やかな幼虫

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白 菜

白菜を点検して、捕らえた虫たち

頭部のやや後方に、
一対の黒紋がある!
ひょっとしてこれが
ハスモンヨトウ

結球部深くに入り込んでいた。
引きずり出して踏みつぶしてやった。

 
名前のわからない虫たち

@  球芯辺りの虫を探し、箸で摘んでいるとき、見たこともない幼虫が潜んでいた。
蜘蛛のように、葉と葉を糸で結び合わせ、ネバネバの液体の中に隠れていた。

 

A 毛 虫>「身の毛もよだつ」とはこのことです。

 

B 毛 虫

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にんじん

タマナギンウワバ ヨトウムシかハスモンヨトウか
判別できない
 
 
キアゲハの幼虫が大量発生糞は真っ黒だ!写真をクリックすると拡大します) 突くと、怒って黄色い角を出す。

 

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ほうれん草

収穫したほうれん草の中から、青虫などの害虫のほか、
ほうれん草畑で大量に飛び回り、卵を産みつけていたと
思われる2cmほどの蛾が1匹、室内を飛んでいる。
捕まえて、写真を撮る。なんという名前であろうか?
早速ネットで調査>シロオビノメイガです。
知らないのは私ぐらいで、ほうれん草の害虫としては
余りにも有名な蛾のようです(^レ^;

ほうれん草はこんな具合に
穴だらけでした。でも、
歯ざわりシャキシャキ、
味はまろやかで
とても美味しかった(^O^)


ネット入手写真
     

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いちご

いちごにも根切り虫がいるようだ!枝がポッキリ折れている。
マルチの隙間から手で探ったところ発見!即死刑執行!

 

名前のわからない虫たち

葉を裏返すと、初めて見る半透明の虫を発見。
   

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